2015年10月13日火曜日

ダブル選の結果を知らないひとたち

11月22日投開票の大阪府知事・大阪市長の
ダブル選を前に、「大阪維新の会」が昨日、
ダブル選のマニフェスト発表後、初の
街頭演説を大阪市内で行い、相変わらずの
橋下節を披露したようです。

大阪府知事・大阪市長選は橋下市長が
問題発言をしたり、党内のスキャンダルが
でない限り勝てる選挙で自身も引退すると
言っているわけですから、あまり前にでる必用は
ないと思います。

大阪市特別区設置住民投票の頃申したとおり
住民投票で賛成を反対が上回ったのは、
特別区設置に関してであって、大阪都構想や
大阪維新の会に対してではないのです。

未だにマスコミなどメディアもそこに焦点を
あてません。
投票の年齢層だけに焦点をあてたので、
勘違いした自民の柳本氏が敬老パス有料の
軽減などを提言し、住民投票の高年齢層の支持を
次の選挙にも見込んでいますが、有権者が
無関心で投票率が低くならない限り次の選挙は
「大阪維新の会」が圧勝し、ふたたび国政に影響を
あたえることになると思います。

つまり大阪維新の会は橋下市長が過激な演説を
するよりいかに住民投票の時のような投票率に
近づけるかが課題なのです。

2015年10月12日月曜日

阪神タイガースの来シーズン

さきほどクライマックスシリーズ第3戦、巨人に敗れ
今シーズンの阪神タイガース全日程が終了しました。

外国人打者が不調だったと言う人もいますが、若手
選手がここ数年育っていないのがチーム力を低下
させていることに間違いはありません。
しかし他のチームも調子が悪かったため、10月半ば
まで応援できたことはファンとして幸運でした。

さて、阪神タイガースの来シーズン監督に広島と
阪神で活躍した金本知憲氏が有力視されています。
金本氏は現役時代「アニキ」という愛称でファンに
愛され、2005年には40本塁打を放つなど、今の
打線からは想像がつかない猛打を奮っていました。
今日も6回に岩田・梅野のバッテリーミスで失点する
場面がありましたが、勝負に厳しい金本氏が監督に
なれば、そのような場面も少なくなると思います。

人柄も実績も申し分ないのですが、金本氏の実況
中継での解説を聴いていると、監督として大丈夫
なのか疑問です。
最大のポイントは野球を見ていないところです。
打撃に関してスローVTRを見ると上手く解説するの
ですが、「金本さん、今の打撃に関してどうでしょう?」
と聞かれるとたいてい明確に答えません。
同世代の矢野燿大氏や下柳剛氏が観察力に長て、
独自の考えを持っているのに対して、金本氏は
いまひとつ何を考えているのか見えません。
極端に言うと川藤幸三氏のような感じです。

金本氏の次に有力視されている岡田彰布氏も
同様です。
松村邦洋のものまねネタにもなっていますが、
具体的な名称を言わず「あれや」「これや」という
ので、岡田監督時に現役選手だった赤星憲弘は
「何が言いたかったのかわからないことが多く
苦労した」ともらしています。

私が理想に考えていた梨田昌隆氏は楽天監督に
就任してしまいました。
怒られるかもしれませんが、金本氏や岡田氏が
監督になるのであれば、今年2軍の面倒を見ていた
掛布雅之氏が監督になったほうがよいのではないか
と思います。

2015年10月11日日曜日

南海電鉄の発展性

最近、関西の鉄道網の可能性に関していろいろと
申してまいりました。そんな中、ひとつだけ可能性
がイマイチ見えないのが、南海電鉄です。

南海電鉄は大阪市街「なんば」から、関西空港、
和歌山市街地、高野山へアクセスしています。
一見すると、現在の外国人旅行客の激増で、
大幅利益アップとなっていてもおかしくないのですが
何故か微増で、営業利益は微減傾向のようです。
その原因は日本における大阪の地位の低さに
あります。

関西空港からのアクセスはなんばまでの南海
よりも梅田、新大阪、京都へのJRに流れます。
京都で観光したり、名古屋、東京方面に乗換
できるため、多くの人はなんばで降りるメリットが
ありません。
メリットをつくるためには関空まで飛行機を利用した
人が大阪を目的地としなければなりません。
今のところ南海電鉄が新しい路線をつくったところ
でJRやリムジンバスには対抗できないと思います。
もし突破口があるとすれば、天下茶屋や新今宮の
駅前に格安の大規模宿泊施設をつくって関空利用
のお客様をホテル利用のために鉄道を利用
させるくらいしか浮かびません。

残念なのはなんばから高野山への特急の需要の
なさです。
車両編成を少なくして1時間に1本程度でも運行
できれば利便性が増すのですが、1日5本程度
では気軽に利用できません。
高野山は世界遺産ではありますが、立地も悪く
人が少ないからよい面もあるので、解決策は
思い浮かびません。

もちろん何年も前から南海グループも中国人を
中心とした外国人旅行客の集客にあの手この手
と企画実施しているようですが、中国人旅行社
サイドに押されて功を奏していないのが実情です。
いったいぜんたいどうすればいいのやら・・・。

2015年10月10日土曜日

大阪にふたつめの巨大サッカースタジアム計画

ガンバ大阪の新スタジアムが本日竣工
しました。
それとは別に最近新しいスタジアム計画が
同じ大阪で始動していることをご存知
でしょうか?

サッカーJリーグのセレッソ大阪が本拠地
キンチョウスタジアムの大規模改修を実施し、
収容人数を4万人規模にすると発表しました。
総工費は約50億円。工費の一部を募金で
まかなう計画で、今年度中にも寄付金の
募集を始めるそうです。

セレッソ大阪の玉田稔社長は「国際試合を
できる基準を目標にしている。サポーターや
地域の人々の意見を反映し、おらが街の
スタジアムを目指したい」としていますが、
再来年に着工し2019年の完成を目指して
いることから、まだ決まらない2020年東京
オリンピック誘致が目的であることは明白です。


ガンバのスタジアムは郊外にあるため、
モノレールの駅はあるもののアクセスは不便
です。
キンチョウスタジアムも市街地からは少し
はずれますが、JR阪和線鶴ヶ丘駅のそばで
ガンバよりは場所的に有利です。




























ガンバ大阪はサッカーJリーグのトップJ1で
常に上位に位置し、実力人気ともにあります。
新しいスタジアムの前評判も高く、低迷する
プロ野球の阪神やオリックスも警戒しています。
しかしセレッソは現在J2言わば2部リーグの
チームで日本代表の山口選手くらいしか
誰もが知るタレントはいません。

4万人規模のスタジアム改修よりも、新しい
タレントをつくることが必用だと思います。

2015年10月9日金曜日

毎年期待をしながら受賞しないノーベル賞候補

毎年期待をしながら受賞しないノーベル賞候補と
言えば、文学賞候補の村上春樹氏と平和賞候補
の憲法第9条といったところてしょうか?

しかしこのふたつには雲泥の差があります。

村上春樹氏は「ノルウェイの森」などの著作で
圧倒的な実力と売り上げを残した日本文学史上
最高の文学者で今や世界的にも有名です。
毎年受賞を逃しているのは、ノーベル賞選考委員
が、まだ何か凄い作品を発表するのではという
期待ではないかと感じています。

いっぽうで「日本国憲法第9条」を平和賞候補と
日本のメディアはとりあげられてはいますが、
世界的、客観的にみて恥ずかしい限りです。
現在中東での紛争で傷つく人や、逃れるため
国を後にする難民の方々を思うと、「憲法9条
が平和」なんて真顔で言う日本人が情けなくて
しかたありません。

たとえば学校のクラスで「僕は喧嘩をしません」
と宣言したから喧嘩に巻き込まれないことは
ありません。むしろ抵抗しないのをいいことに
クラスでそんなことを言えば、虐めの対象に
なってしまいます。
憲法9条を全否定するわけではありません。
ただ戦争放棄するから平和ですというのは
間違いだというだけのことです。

今の日本国憲法はアメリカがつくったものです。
そもそも、それを知らない日本人もたくさんいます。
ノーベル賞候補とか言う前に、まずは国民全員
が憲法のことを知ることが大切です。

2015年10月8日木曜日

広島カープBクラスの原因

昨夜、マツダスタジアムでの広島対中日は3対0で
広島が敗れました。
その結果0.5ゲーム差で4位となりプレーオフ進出
を逃しました。

9月12日甲子園での阪神対広島でフェンスオーバー
した打球を審判がホームランと判定しなかったため
その試合が引分けになりました。もしホームランと
判定していれば結果的に決勝点となり、昨夜の結果
に関係なく、10月4日の勝利をもって広島は3位を
確定させていたため、ふたたび「世紀の大誤審」
とネットで騒がれています。

しかし昨年の広島カープを思い出してください。
9月26日巨人が優勝を決めた後、2位広島はホーム
マツダスタジアムでの6試合のみを残しておりました。
最終戦は優勝を決めて調整中の巨人は宮国が
初勝利を目指して先発、、勝てば2位負ければ3位の
広島はエース前田健太が先発しました。
この試合4対1で敗れた広島はまさかの3位転落で
シーズンを終えました。
最後のホーム6試合は2勝4敗という結果でした。

つまり広島は「ここで勝たないといけない」という試合
に弱いのです。
それは昨夜の中日戦を見ていれば納得いただけると
思います。特に昨夜は打者がカチコチに固まってました。
もし、9月12日の阪神戦で広島の田中の打球が
ホームランと判定されて勝っていた場合、10月4日の
甲子園の試合は昨夜のような状態に陥り負けていた
と思います。

今年ペナントレースが始まる前は、広島カープを
優勝予想する評論家が多数いました。事実先発投手は
12球団トップクラスです。打者も思い切ったスイングを
する選手が多く、足もからめて潜在能力は半端ない
ことは間違いありません。
しかしどんな状況でも同じようにプレーできるように
ならなければ、選手に能力はあっても優勝できない
ことは明白です。

2015年10月7日水曜日

安倍政権失速の予感

正直なところ、安倍総理を支持するわけではない
のですが、安倍首相以外に任せられる政治家は
存在しません。
しかしさきほど発表された第3次安倍内閣には
「安倍政権失速の予感」を感じざるを得ません。

最近安倍政権で問題となっているのは2点です。
東京オリンピックのスタジアムとエンブレムの件
と、安保法制強行採決です。
後者に関しては、野党が主たる責任ですが、
オリンピックに関しては責任の所在が有耶無耶
のまま下村文科省大臣は退く公算で、代わって
入閣する馳文科省大臣をなぜ選んだのかが
よくわかりません。

馳浩文科省大臣は元プロレスラーでアントニオ
猪木議員率いる新日本プロレス在籍時、テレビ
の生放送で突然切れたため空気が悪くなり
番組もその後なくなってしまいました。
内容は次の通りです。

司会 控室では、やっぱり、あの……
    血なんかはすぐに止まるものなんですか?
    選手っていうのは……?
馳浩 つまんない話聞くなよ!
司会 あっ…
馳浩 止まるわけないだろ!
司会 止まらないですよねぇ? そうなんです……















若気の至りとかもう30年近く昔のことだからなど
擁護するのもわかりますが、なぜこのタイミング
で入閣なのか?ということです。

今回オリンピックの諸問題は東京オリンピック
パラリンピック競技大会組織委員会会長である
森喜朗元首相が一言謝罪して今後のことを
ビシッと言えるリーダーシップがあれば、こんな
問題になってなかったという声もあります。
それが言えなかったため、安倍首相がスタジアム
計画を白紙すると表明するのに至ったため
国民が一層疑惑の目を向けるに至ります。
そして馳浩氏を政界に導いたのは森喜朗氏
です。

もちろん馳浩文科省大臣以外にも前回同様
女性中心に今後いろいろと問題が浮上してくる
でしょう。
内閣組閣時に脆さが垣間見えた内閣は民主党
政権発足以来です。