昨日、阪神タイガースのバース選手
について呟きましたが、
阪神について、いろいろ振り返ってみて
見えてくるのは長期展望ができていない
ことです。
野村監督の最下位の3年間と
星野監督の4位と1位の年は
それなりのチーム作りが垣間見えますが
総じて目の前の試合をこなすことに
精一杯の球団なのです。
1983年バース、木戸捕手加入
1984年中西、池田、仲田、川原4投手加入、
1985年嶋田兄弟、和田豊が加入し
既存戦力の掛布、真弓、岡田が初めて
3人一緒にフルシーズン戦うことができ、
トレードで加入したベテランの弘田、長崎も
仕事をして1985年日本一になります。
2003年は金本がFAで3番に座り
下柳、伊良部のベテラン投手をとり
ウィリアムス投手も加入し
野村監督に鍛えられた赤星、今岡、濱中、
矢野と井川投手の活躍で優勝します。
2005年も野村、星野監督の時代に
入団した藤川投手や久保田、桟原投手の
活躍で中継ぎ抑え投手が活躍し優勝します。
過去3度の優勝は一朝一夕にできた
ものではなく、それまでの補強選手が
活躍して成就できたものです。
活躍した選手も人間なので
高齢や故障などでいつかは
活躍できなくなります。
もちろん勝負ですしファンのために
「勝利」することが一番重要です。
しかしそれに備えて、次のステージを
考えることも重要です。
過去にも常に阪神タイガースは
ここが上手くできないために
常勝球団とはなりえませんでした。
特に現在の和田監督は
まったくこの能力がないように思えます。
明らかに不振であるマートン選手を
いかに再生させるか、それに代わる
選手を育てるかの姿勢が和田監督から
まったく感じられません。
現場がこのような状態では
今なんとかなっても近いうちに
最下位争いに陥るのは確実です。
こんな時こそ球団フロントは
今の体制を維持して選手が集中できる
環境を保ちつつ、バックアップする
努力をするべきではないでしょうか?
2015年4月18日土曜日
2015年4月17日金曜日
ランディ・バース来日
1985年、プロ野球において
阪神タイガースが球団創設50周年で
初の日本一になった年です。
4月17日は当時のクリーンナップ
バース、掛布、岡田が巨人の槙原投手から
バックスクリーンへ3者連続本塁打を
放ってから30周年です。
それに合わせて、アメリカから
当時の3番打者バース選手が
来日しました。
「神様バース様とかいうけど3番打者だから
たいしたことないんじゃないか」と
思うかもしれませんが
日本一になった年は打率3割5分、
打点134、本塁打は54本で三冠王になり
翌年は打率3割8分9厘でイチローすら
越えられない日本記録で史上初の
2年連続3冠王に輝いています。
当時甲子園球場はラッキーゾーンといって
両翼の深いところのスタンド前にフェンスを作り
ホームランが出やすくなっていました。
もちろん、それを考慮するとホームラン
54本は少し過大評価かもしれませんが
バースのホームランの特徴は
ライトスタンド中段へライナーを突き刺すか
レフトアルプススタンドの一番外野側最前列に
浜風に乗せ大飛球で放り込むかであり
ラッキーゾーンへの記憶はあまりありません。
打率を見てヒットを量産していたことは
バースを知らない人も想像がつくと思いますが
バースは打撃戦の試合よりも
投手戦のほうが活躍した印象があります。
今でいうと福留選手がデフォルメされた
感じです。
当時は1番打者の真弓と3番打者のバースが
空気を読まずめちゃめちゃに打っていたので
最近の阪神からは想像できませんが、連続して
点をとれず敗れることがありませんでした。
私が最後に観戦した日本シリーズ第3戦も
敗れはしましたが、バースはホームランを放ち
雰囲気は悪くなりませんでした。
バースの弱点は守備という人もいましたが
そんなにチョンボをした記憶もありません。
逆に相手チームが送りバントする場面では
テレビ中継で投手と打者のアングルに
入り込むくらいのダッシュをして
それがプレッシャーとなり送りバントを
失敗させるシーンが数多く思い出されます。
で、なぜバースは3番だったのか。
それはバースが希望したと言われています。
「4番掛布、5番岡田と強打者が続くため
投手は逃げることができない。
だから、必ず自分と勝負してくる。」
それを計算して敢えてストライクでくる
確率の高い打順である3番を欲したのです。
1985年はこの協力クリーンナップが
3人とも敬遠されてもなんとかなるように
元首位打者の長崎選手を6番に据え
日本一をとる試合で功を奏することに
なります。
昨年、阪神タイガースは助っ人の力で
日本シリーズを制したと言われていますが
マートンとゴメスを合わせても
バースのレベルには達しません。
逆に投手力が充実した今
バースのような打者がいると
常勝球団になれるのですが。。。
阪神タイガースが球団創設50周年で
初の日本一になった年です。
4月17日は当時のクリーンナップ
バース、掛布、岡田が巨人の槙原投手から
バックスクリーンへ3者連続本塁打を
放ってから30周年です。
それに合わせて、アメリカから
当時の3番打者バース選手が
来日しました。
「神様バース様とかいうけど3番打者だから
たいしたことないんじゃないか」と
思うかもしれませんが
日本一になった年は打率3割5分、
打点134、本塁打は54本で三冠王になり
翌年は打率3割8分9厘でイチローすら
越えられない日本記録で史上初の
2年連続3冠王に輝いています。
当時甲子園球場はラッキーゾーンといって
両翼の深いところのスタンド前にフェンスを作り
ホームランが出やすくなっていました。
もちろん、それを考慮するとホームラン
54本は少し過大評価かもしれませんが
バースのホームランの特徴は
ライトスタンド中段へライナーを突き刺すか
レフトアルプススタンドの一番外野側最前列に
浜風に乗せ大飛球で放り込むかであり
ラッキーゾーンへの記憶はあまりありません。
打率を見てヒットを量産していたことは
バースを知らない人も想像がつくと思いますが
バースは打撃戦の試合よりも
投手戦のほうが活躍した印象があります。
今でいうと福留選手がデフォルメされた
感じです。
当時は1番打者の真弓と3番打者のバースが
空気を読まずめちゃめちゃに打っていたので
最近の阪神からは想像できませんが、連続して
点をとれず敗れることがありませんでした。
私が最後に観戦した日本シリーズ第3戦も
敗れはしましたが、バースはホームランを放ち
雰囲気は悪くなりませんでした。
バースの弱点は守備という人もいましたが
そんなにチョンボをした記憶もありません。
逆に相手チームが送りバントする場面では
テレビ中継で投手と打者のアングルに
入り込むくらいのダッシュをして
それがプレッシャーとなり送りバントを
失敗させるシーンが数多く思い出されます。
で、なぜバースは3番だったのか。
それはバースが希望したと言われています。
「4番掛布、5番岡田と強打者が続くため
投手は逃げることができない。
だから、必ず自分と勝負してくる。」
それを計算して敢えてストライクでくる
確率の高い打順である3番を欲したのです。
1985年はこの協力クリーンナップが
3人とも敬遠されてもなんとかなるように
元首位打者の長崎選手を6番に据え
日本一をとる試合で功を奏することに
なります。
昨年、阪神タイガースは助っ人の力で
日本シリーズを制したと言われていますが
マートンとゴメスを合わせても
バースのレベルには達しません。
逆に投手力が充実した今
バースのような打者がいると
常勝球団になれるのですが。。。
2015年4月16日木曜日
放課後のプレアデスに見る日本の自動車メーカーの未来
現在世界一の自動車販売を誇るTOYOTAは
常に新しい自動車のスタイルを追い求め、
1997年のハイブリッド自動車「プリウス」
発売を機に現在の地位を築きます。
そのTOYOTAが筆頭株主となり
人気スポーツカー「86」を開発した「富士重工」が
2011年に「新世紀エヴァンゲリオン」を制作した
GAINAXと提携してwebリリースしたアニメが
「放課後のプレアデス」です。
この4月からはさらに内容を深め
テレビで放映されています。
もともとは自社の製品「レガシィ」に導入する
衝突防止機構(EyeSight)のプロモーションの
ためでしたが、企画を練るうちに状況が変わり、
最終的にはメーカーイメージ的な作品ということで
今のスタイルに落ち着いたようです。
5人の少女が空を駆ける魔法の杖は
それぞれ富士重工の自動車の
エンジン音となっており
主人公の女の子はズバリ
「すばる」という名前になっております。
おそらく、大半のスバルのユーザーは
こんなアニメがあることは知らないでしょうし、
しっていても「???」だと思います。
つまり、このアニメは自動車離れする
若い世代に、別の切り口から
自動車に魅力をもってもらおうとする
取組みだと思います。
逆にアニメを嫌うメーカーもあります。
戦後「本田宗一郎」が立ち上げた
HONDAは自転車にエンジンを
つけた原動機付自転車から始まり
当初の目標である航空機販売まで
辿り着きました。
しかし本田宗一郎の意思もあり
模型、ゲーム、アニメなどで
HONDA車を扱うための許可は
自動車業界でも厳しいことで有名です。
これも未来に向けての戦略なのです。
現在日本の自動車メーカーは
売上はともかく、どのメーカーも優秀です。
「単に作ってたくさん売る」ような
メーカーは1社もなく、
常に次のステージを想像して
ニーズに合ったものを考えています。
だから、韓国、ドイツのメーカーや
アメリカや中国の新興企業が台頭しても
日本の自動車メーカーの
未来に陰りはないのです。
常に新しい自動車のスタイルを追い求め、
1997年のハイブリッド自動車「プリウス」
発売を機に現在の地位を築きます。
そのTOYOTAが筆頭株主となり
人気スポーツカー「86」を開発した「富士重工」が
2011年に「新世紀エヴァンゲリオン」を制作した
GAINAXと提携してwebリリースしたアニメが
「放課後のプレアデス」です。
放課後のプレアデス |
この4月からはさらに内容を深め
テレビで放映されています。
もともとは自社の製品「レガシィ」に導入する
衝突防止機構(EyeSight)のプロモーションの
ためでしたが、企画を練るうちに状況が変わり、
最終的にはメーカーイメージ的な作品ということで
今のスタイルに落ち着いたようです。
5人の少女が空を駆ける魔法の杖は
それぞれ富士重工の自動車の
エンジン音となっており
主人公の女の子はズバリ
「すばる」という名前になっております。
おそらく、大半のスバルのユーザーは
こんなアニメがあることは知らないでしょうし、
しっていても「???」だと思います。
つまり、このアニメは自動車離れする
若い世代に、別の切り口から
自動車に魅力をもってもらおうとする
取組みだと思います。
逆にアニメを嫌うメーカーもあります。
戦後「本田宗一郎」が立ち上げた
HONDAは自転車にエンジンを
つけた原動機付自転車から始まり
当初の目標である航空機販売まで
辿り着きました。
しかし本田宗一郎の意思もあり
模型、ゲーム、アニメなどで
HONDA車を扱うための許可は
自動車業界でも厳しいことで有名です。
これも未来に向けての戦略なのです。
現在日本の自動車メーカーは
売上はともかく、どのメーカーも優秀です。
「単に作ってたくさん売る」ような
メーカーは1社もなく、
常に次のステージを想像して
ニーズに合ったものを考えています。
だから、韓国、ドイツのメーカーや
アメリカや中国の新興企業が台頭しても
日本の自動車メーカーの
未来に陰りはないのです。
2015年4月15日水曜日
原子力規制委員会の田中委員長
昨日、福井地裁が「高浜原発の
耐震基準の甘さ」を指摘し
関西電力に対して原発再稼働差止めの
仮処分を命じました。
原子力規制委員会の田中委員長は
福井地裁が事実誤認が多いと会見した際
記者から、それを社会にもっと丁寧に
説明すべきではとの質問に
「限界もあるが努力したい」と述べました。
昨日も述べましたが、今回の福井地裁は
国がすすめた委員会による審査の否定です。
自分のやってきた仕事に
プライドをもっているのであれば
田中委員長はもっと断定的に
自信を持って発言すべきです。
もちろん安全に絶対はありません。
いかに事故の確率を減らすかこそが
一般に言われる「安全」です。
もし莫大なお金と、貴重な時間を
いい加減な思いで費やしていたので
あれば、絶対に許されることでは
ありません。
しかし、そうでないのであれば
福井地裁を訴えるくらいの
毅然とした態度をとるべきです。
耐震基準の甘さ」を指摘し
関西電力に対して原発再稼働差止めの
仮処分を命じました。
原子力規制委員会の田中委員長は
福井地裁が事実誤認が多いと会見した際
記者から、それを社会にもっと丁寧に
説明すべきではとの質問に
「限界もあるが努力したい」と述べました。
昨日も述べましたが、今回の福井地裁は
国がすすめた委員会による審査の否定です。
自分のやってきた仕事に
プライドをもっているのであれば
田中委員長はもっと断定的に
自信を持って発言すべきです。
もちろん安全に絶対はありません。
いかに事故の確率を減らすかこそが
一般に言われる「安全」です。
もし莫大なお金と、貴重な時間を
いい加減な思いで費やしていたので
あれば、絶対に許されることでは
ありません。
しかし、そうでないのであれば
福井地裁を訴えるくらいの
毅然とした態度をとるべきです。
2015年4月14日火曜日
高浜原発再稼働を認めなかった福井地裁判決の意味
本日福井地裁で高浜原発再稼働を
認めない決定を下し、仮処分で
ただちに高浜原発は運転できなく
なりました。
これに対し菅官房長官は
「再稼働を進める方針に変わりはない」
と言っていますが、沖縄の基地問題に
照らし合わせると、法治国家である
我が国においては、粛々と仮処分に
従うしかありません。
で、この判決の意味することは
国が定めた「原子力規制委員会」の
審査は、「無意味」ということです。
この「無意味」のために
国は時間と金を費やし
関西電力は時間と金を費やし
金は税金となって国民が負担し
関西の電気料金となって
利用者が負担しているのです。
諫早湾の件もそうですが
司法と政治のゴタゴタで
損害を被るのは結局国民です。
今年にはいってこれだけ裁判で
税金が無駄に使われているわけですから
すべての税金から収入を得ている人は
国民の痛みを知っていただくためにも
一般企業の最低賃金で
賄っていただきたいものです。
認めない決定を下し、仮処分で
ただちに高浜原発は運転できなく
なりました。
これに対し菅官房長官は
「再稼働を進める方針に変わりはない」
と言っていますが、沖縄の基地問題に
照らし合わせると、法治国家である
我が国においては、粛々と仮処分に
従うしかありません。
で、この判決の意味することは
国が定めた「原子力規制委員会」の
審査は、「無意味」ということです。
この「無意味」のために
国は時間と金を費やし
関西電力は時間と金を費やし
金は税金となって国民が負担し
関西の電気料金となって
利用者が負担しているのです。
諫早湾の件もそうですが
司法と政治のゴタゴタで
損害を被るのは結局国民です。
今年にはいってこれだけ裁判で
税金が無駄に使われているわけですから
すべての税金から収入を得ている人は
国民の痛みを知っていただくためにも
一般企業の最低賃金で
賄っていただきたいものです。
2015年4月13日月曜日
名将「星野仙一」
昨夜NHKのスポーツ番組で久しぶりに
元気そうな星野仙一氏をみました。
(以降敬称を略させていただきます)
阪神ファンの私は2002年からの2年間の
星野監督の指導が未だに影響していると思い
尊敬する人物のひとりです。
巨人対ヤクルトでのヤクルトの投手起用について
「監督がだめかなぁと不安な気持ちで送り出した
のを送り出された投手も感じて負の連鎖が
生じて四球を連発させましたね」と言う趣旨の
発言をしていました。
ヤクルトの監督に対して失礼な発言なので
普通の解説者が絶対口にしないようなことを
スバリと言うのは流石の「星野節」です。
実際、昨日阪神広島戦において1回裏
無死2塁のチャンスに不振の2番打者
大和選手が送りバントを失敗しチャンスを
逃す場面がありました。
これも阪神和田監督が大和選手を
信頼せずに起用した現れかと思います。
ある新聞記事に阪神星野監督が
当時阪神の1番打者赤星選手に対して
の指導についてのエピソードが書かれて
いました。
赤星選手が盗塁をする機会があったのに
走らなかったことに対し、その回の攻撃が
終わり、残塁した赤星選手がベンチに帰ると
「こら、赤星。なんで走らんのじゃ!」と
大声で怒鳴ったそうです。
次の試合、赤星選手が全力疾走していたため
通常なら三塁ストップする状況をホームイン
しました。試合は金本選手の本塁打で勝ち、
試合後星野監督が記者に囲まれ
「金本選手のホームラン、よかったですね」
と記者から言われると
「お前ら何を見てたんじゃ、今日の試合は
赤星が全力疾走で得点したところが
ポイントだろうが!赤星は最高やったね」
と記者に一喝し、赤星をほめました。
記者たちはそれを記事にして、
金本選手の見出しの横に「赤星好走塁」
という文字が並びます。
つまり、選手を叱るのは、叱る理由の
直後に直接叱り、選手を褒める時は
マスコミを通じてコメントするのが
星野監督のスタイルというのです。
星野監督が怒鳴ることにより
怒られた本人だけでなくチーム全体が
「こうしては、いけないんだ。」と思い
翌朝のスポーツ紙を見て
「監督はこういう姿勢を重要視してるんだ」
と認識し、「星野流」は浸透します。
星野といえば熱血、激怒、その影響で
高血圧というイメージですが
怒るのには意味があるのです。
昨日の阪神対広島の試合に戻ります。
結果は鳥谷選手の逆転本塁打で
4対3で阪神が勝ちます。
もちろん殊勲者は鳥谷選手ですが
私は2回裏、藤井選手がレフトフライで
2塁へタッチアップした走塁が大きかった
と思います。そのあとの西岡選手の打球が
3塁ベースに当たる幸運も、あの走塁
がないと点にはならず、結果的に
その1点が差になって勝ったのです。
もちろん和田監督の試合後の発言は
それには触れず、大局についてのみです。
部下を信頼する、信頼できるよう
部下の指導を的確におこなう。
これはプロ野球の監督だけに限らず
社会全体において管理者に
求められることです。
叱られた部下が何故叱られたか
理解できないような指導では
絶対に進化はありません。
また「叱る」「褒める」を同様に
行う管理者は部下から信頼されません。
手段に個性はあっても
適格に叱り、適格に褒める
これがチームを強くするのです。
元気そうな星野仙一氏をみました。
(以降敬称を略させていただきます)
阪神ファンの私は2002年からの2年間の
星野監督の指導が未だに影響していると思い
尊敬する人物のひとりです。
巨人対ヤクルトでのヤクルトの投手起用について
「監督がだめかなぁと不安な気持ちで送り出した
のを送り出された投手も感じて負の連鎖が
生じて四球を連発させましたね」と言う趣旨の
発言をしていました。
ヤクルトの監督に対して失礼な発言なので
普通の解説者が絶対口にしないようなことを
スバリと言うのは流石の「星野節」です。
実際、昨日阪神広島戦において1回裏
無死2塁のチャンスに不振の2番打者
大和選手が送りバントを失敗しチャンスを
逃す場面がありました。
これも阪神和田監督が大和選手を
信頼せずに起用した現れかと思います。
ある新聞記事に阪神星野監督が
当時阪神の1番打者赤星選手に対して
の指導についてのエピソードが書かれて
いました。
赤星選手が盗塁をする機会があったのに
走らなかったことに対し、その回の攻撃が
終わり、残塁した赤星選手がベンチに帰ると
「こら、赤星。なんで走らんのじゃ!」と
大声で怒鳴ったそうです。
次の試合、赤星選手が全力疾走していたため
通常なら三塁ストップする状況をホームイン
しました。試合は金本選手の本塁打で勝ち、
試合後星野監督が記者に囲まれ
「金本選手のホームラン、よかったですね」
と記者から言われると
「お前ら何を見てたんじゃ、今日の試合は
赤星が全力疾走で得点したところが
ポイントだろうが!赤星は最高やったね」
と記者に一喝し、赤星をほめました。
記者たちはそれを記事にして、
金本選手の見出しの横に「赤星好走塁」
という文字が並びます。
つまり、選手を叱るのは、叱る理由の
直後に直接叱り、選手を褒める時は
マスコミを通じてコメントするのが
星野監督のスタイルというのです。
星野監督が怒鳴ることにより
怒られた本人だけでなくチーム全体が
「こうしては、いけないんだ。」と思い
翌朝のスポーツ紙を見て
「監督はこういう姿勢を重要視してるんだ」
と認識し、「星野流」は浸透します。
星野といえば熱血、激怒、その影響で
高血圧というイメージですが
怒るのには意味があるのです。
昨日の阪神対広島の試合に戻ります。
結果は鳥谷選手の逆転本塁打で
4対3で阪神が勝ちます。
もちろん殊勲者は鳥谷選手ですが
私は2回裏、藤井選手がレフトフライで
2塁へタッチアップした走塁が大きかった
と思います。そのあとの西岡選手の打球が
3塁ベースに当たる幸運も、あの走塁
がないと点にはならず、結果的に
その1点が差になって勝ったのです。
もちろん和田監督の試合後の発言は
それには触れず、大局についてのみです。
部下を信頼する、信頼できるよう
部下の指導を的確におこなう。
これはプロ野球の監督だけに限らず
社会全体において管理者に
求められることです。
叱られた部下が何故叱られたか
理解できないような指導では
絶対に進化はありません。
また「叱る」「褒める」を同様に
行う管理者は部下から信頼されません。
手段に個性はあっても
適格に叱り、適格に褒める
これがチームを強くするのです。
2015年4月12日日曜日
山手線、大事故回避。
今朝6時過ぎ、JR東日本京浜東北線の
乗務員からの連絡で、神田駅と秋葉原駅の
間の山手線の線路内に架線を支える
鉄の柱が倒れているとの連絡があり
復旧まで9時間以上かかりました。
先日、徳島空港で着陸直前の航空機が
滑走路に車輛が残っていることに気づき
再離陸し、大事故を間一髪で防ぎましたが
今回も倒壊直後に通過したのが
山手線であれば脱線事故になっていました。
そしてこれが平日であれば
上野東京ラインが完成したからと言っても
大混乱を招いたことは必至です。
今回の事故の原因は調査中とありますが
老朽化は把握していたらしく、明日回収の
予定であったそうです。
世界で一番とはいいませんが
せめてアジアでは一番の
安全なインフラというイメージのためにも
このようなことは、事故に至らずとも
あってはてけないことです。
これから東京オリンピックが控えますが
新しい交通網の整備もいいですが
既存の交通網の点検、更新のほうが
重要ではないかと思います。
乗務員からの連絡で、神田駅と秋葉原駅の
間の山手線の線路内に架線を支える
鉄の柱が倒れているとの連絡があり
復旧まで9時間以上かかりました。
先日、徳島空港で着陸直前の航空機が
滑走路に車輛が残っていることに気づき
再離陸し、大事故を間一髪で防ぎましたが
今回も倒壊直後に通過したのが
山手線であれば脱線事故になっていました。
そしてこれが平日であれば
上野東京ラインが完成したからと言っても
大混乱を招いたことは必至です。
今回の事故の原因は調査中とありますが
老朽化は把握していたらしく、明日回収の
予定であったそうです。
世界で一番とはいいませんが
せめてアジアでは一番の
安全なインフラというイメージのためにも
このようなことは、事故に至らずとも
あってはてけないことです。
これから東京オリンピックが控えますが
新しい交通網の整備もいいですが
既存の交通網の点検、更新のほうが
重要ではないかと思います。
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