2017年8月18日金曜日

観光列車「あめつち」は成功するか?





















JR西日本は、鳥取県・島根県と協力
して山陰線の鳥取―出雲市駅間で
来年7月から、観光列車「あめつち」
を運行すると発表しました。
定員59人で、土日・祝日を中心に、
同区間を1日1往復することを予定し、
料金は片道4500円程度の予定です。

詳しい情報はまだありませんが、
全席テーブル席ということは、地元の
グルメを楽しむ列車と思われます。
ただ気になるのは所要時間です。
3時間は長すぎます。
この区間「特急まつかぜ」の所要時間
は、約2時間です。
食事や飲み物を楽しむとしても
3時間は少し退屈でしょうし、たとえば
京都や広島を観光した外国人を
取り込むにも、鳥取や出雲市まで
来るのに時間がかかりますから、
1時間の差はバカになりません。
どのようなコンセプトで、この企画が
成功するのかどうか、今後の動向が
楽しみです。

さて列車と言えば明日から京阪電車が
有料車両「プレミアムカー」を導入
します。この企画私は成功すると
見込んでますが、こちらの反応も
楽しみです。


2017年8月17日木曜日

システムは変わるがルールはそのままのプロ野球

ここ数日、NPB(日本野球機構)の
ホームページの「公示」というところを
見ていて不思議に思うことがあります。

「公示」とはプロ野球各球団の事情で
1軍選手を2軍へ、2軍選手を1軍へ
異動することを伝えるところなのですが
1軍に登録できる選手の人数は最大で
28名です。
この28名のうちベンチ入りできる選手
は25名で、3名はその日登板しない
先発投手が当てられます。

昔の記憶なので間違っているかも
しれませんが、40年前も1軍選手は
今と同じ28名だった気がします。
しかし40年前と今ではプロ野球の
投手起用法は変化して違っています。

昔は先発ローテーションはなく、
阪急と阪神で監督をつとめた藤本定義氏
がその元となる起用法をし、1975年
広島のルーツ監督が3人の投手を順番に
先発させることで確立したと言われて
います。
その後、中4日~5日で先発をしては
休むローテーションが定着しますが
ロッテの村田兆治投手がひじの故障
明けに毎週日曜日登板して、好成績を
あげたことから、週1回登板の
「中6日」が現在に至っています。
つまりこの時点で40年前から比べて
先発投手の人数は二人増えています。

野茂投手がメジャーリーグに行き
アメリカでは先発投手が100球
投げると交代するという知識が
プロ野球ファンに根付き、日本の
プロ野球も100球越えると
先発投手が交代する風潮になります。
また、昔はリリーフ投手は2回、3回
投げることがよくありましたが、
現在は1回が常識です。
つまり、昔と比べるとリリーフ投手の
負担がかなり増えているのです。

このように投手の人数が昔より
単純に4~5人多く必要なのに
選手枠がずっと28人というのは
正直よくわかりません。
ニュースでも取り上げられない
のが不思議です。
メジャーは100球で交代する
かわりに先発投手は中4日で登板
しています。
日本も中4日とはいいませんが、
現在月曜日だけの移動日を木曜日も
移動日として、日程を緩めてシーズン
の期間を長くするなどの措置を講じる
必用があると思います。

2017年8月16日水曜日

関西の鉄道輸送人員減少について

「関西の駅 郊外の人口減進む」
このタイトルにつられネットニュースを
見てみれば、

関西の「流行る駅」「流行らない駅」 
激化するJR×私鉄バトルの行方〈週刊朝日〉

というタイトルの記事にリンク
されていました。
要は、首都一極集中の影響で
パナソニックなどの大企業が
東京へシフトすることにより
宝塚、高槻、樟葉など郊外の
駅乗降人口が減少していると
いう内容でした。

しかし資料をよく読むと
地下鉄御堂筋線は梅田から難波まで
すべて減少になっており、
首都一極集中の影響は郊外だけで
なく、関西全体の問題なのです。

これからのJR西日本、関西私鉄各社は
減少する歯止め策を考えるのも結構ですが
「コストのかからない駅」づくりが
重要です。
そのためにはホーム柵を全駅に設置し
電車をワンマン運転で運行させ
(すでに東京メトロでは実施済)
駅員などの人員削減が第一です。
もちろんリストラするのではなく、
定年を見込み少しずつで構いません。
JRや私鉄では今も既存の路線に
新駅を開業していますが、利用の
少ない駅は統合することも検討して
いくべきです。

日本の景気回復には首都一極集中を
やめるべきなのですが、絶対に
そうならないわけですから、
景気後回しでも、関西の企業は
コストについてシビアに
ならざるを得ません。


2017年8月15日火曜日

全国戦没者追悼式

第72回全国戦没者追悼式が
NHKで放送されていました。
正午には戦没者に対しての
黙祷がおこなわれました。
高校野球も雨天順延でなければ
選手観客全員で黙祷をしている
はずでした。
戦争で亡くなった人々に対し
黙祷するのは当たり前のことです。

しかし、政治家が戦没者を祀る
靖国神社を参拝すると、中国韓国は
発狂し、日本国民は戸惑います。
戦後72年の今、亡くなった人に
手を合わせることも自由にできない
ってどういうことなんでしょうか?
これから戦争を知る人は減っていき
手を合わせる人も少なくなるかも
しれません。
しかし、手を合わせる人を
批判する声が上がっても
手を合わせる人を理解してあげて
批判する人が間違っていることを
わかることが、戦争を知らない
我々の義務です。

2017年8月14日月曜日

京都市の観光アクセス対策

京都の市バスが訪日旅行者急増で
旅行者をさばききれず、市民の足
としての役割を果たしていないので
値上げして市民には割引すべきと
言いましたが、それでも観光アクセス
として電車の便利が悪い京都では
やはりバスは主要なアクセス手段
と言えます。

京都市バスは一部のバス停に監視
カメラを設置して、さばききれない
バス停に臨時バスを運行させる
システムを導入しています。
それでも四条通、河原町通など渋滞
の多いところで、臨時バスの対応は
心もとないところがあります。
かと言って、地下鉄路線を増設
するのは、文化財が地下に眠る
京都で簡単にはできません。

となると、渋滞を少しでもなくす
努力が必用です。
一番現実的なのは、市街地を通らず
京都市北部へ行けるバイパスの
建設です。
京都縦貫道沓掛インターから
高雄、貴船・鞍馬、大原を経て
琵琶湖大橋への自動車専用バイパス
をつくり、京都市街を通らずに
大阪から国道162号などに
逃げれるようにすることで
市街地の渋滞を緩和するのです。
地下バイパスや高速道路を新しく
整備できない事情からこれが
観光アクセス向上につながります。


2017年8月13日日曜日

お中元、暑中見舞い、残暑見舞い

あるテレビ番組で
お中元、暑中見舞い、残暑見舞い
というのは、モノを送るかはがきを
送るかの違いではないんです。
と池上彰氏が得意げに解説して
いましたが、これは間違いです。

もともとは池上彰氏の言う通り
だったのですが、今はモノかはがき
でも間違いではありません。
これは、「日本語」というものが
臨機応変に変わっているからです。

現在、お中元はモノととらえて
誤りではありません。
しかも関西ではお盆までが
お中元で、8月15日以降は
残暑見舞いとなるそうです。
しかし8月15日以降に残暑見舞い
として送る習慣はなく
7月1日からお盆までに
お世話になった人に物品を
送ることがお中元です。
一方暑中見舞いは、梅雨明けから
立秋(今年は8月6日)に送るハガキで
それ以降8月末までに送るハガキが
残暑見舞いです。

そもそも中国で7月15日が
中元だったのでしょうが、
今年のお中元は9月5日だそうです。
とにもかくにも「日本語」は
良くも悪くも流動的に変化するのが
特徴の一つと言えます。

2017年8月12日土曜日

西川貴教 すっごーい!

こんなタイトルですが、
茶化しているのではありません。

ミュージシャンであり、ヲタでもある
西川貴教氏が毎年故郷の滋賀県で
「イナズマロックフェス」という
野外ライブイベントをやっています。

「音楽を通じて地元にお返しがしたい」
という西川氏の思いから2009年に
立ち上がったこの企画は、老若男女
誰もが気軽に楽しめるよう、音楽に
興味なくても、入場料を支払わなくても
フェスを楽しめる趣向になっている
ことから、年々来場者が増え
今や滋賀県の主要行事になっています。
その企画力は、米ネバダ州ラスベガスの
観光関係者からも注目されている
ところまでは、私も知っていました。

ところが9月中旬に開催される
このイナズマロックフェスには
まだ仕掛けがあったのです。
本日、滋賀県で行われている
「イナズマフードグランプリ」です。
最近は「食の祭典」のようなイベントを
人気店が屋台で集結して首都圏や京阪神で
開催しています。
それと同様の催しなのですが、決定的に
異なる点があります。
実際に参加したお客様からアンケートをとり
投票数の多かった上位20店舗が
「イナズマロックフェス」に
参加できるのです。
もちろん単なるイベントではないので
普通の食祭とは空気が変わります。
滋賀県自体も9月だけではなく、
8月にもイベントが加わることにより
経済効果が上がります。

西川貴教氏がどこまで考えているのかは
知りませんが、彼一人の存在で
滋賀県の知名度と経済が上がっているのは
間違いない事実で
西川貴教 すっごーい!
と言うしかありません。