2016年12月26日月曜日

2016年ベストソングは2015年「おかえり」

2014年のベストソングを「齧りかけの林檎」
2015年アニソン1位を「blue moment」とご紹介しました。
今さらですが、実は2015年のベストソングは
Mr.Childrenの「幻聴」でした。私の中でアニソンを越えられる
ミュージシャンはミスチルか小田和正氏という感じに
なってきました。

で、2016年のベストソングです。2016年のアニソン1位は
「LoSe±CoNtRoL」七転福音(CV.福沙奈恵)、クラリオン(CV.沼倉愛美)
です。しかしトータルでのベストソングの1位は
「おかえり」(小岩井ことり,村川梨衣,佐倉綾音,阿澄佳奈)です。
これもアニソンですが、昨年放送「のんのんびより・りぴーと」の
エンディングテーマでした。アニメと連動した素朴なメロディで
その時には曲自体に魅力を感じていませんでした。
ところが今年になってある日ネットでたまたま聴いて
その曲の素晴らしさを知って今年一番聴いた曲となりました。
小岩井ことり,村川梨衣,佐倉綾音,阿澄佳奈といったアニメの声優が
歌っているからアニソンに聴こえますが、槇原敬之なんかが歌うと
きっと一般にも名曲に聞こえるはずです。
アニソン1位「LoSe±CoNtRoL」と同じくZAQが作った曲で
今後のZAQの曲にも期待大です。

「おかえり」には及ばなかったものの今年は1980年前後の
ポップスにはまりました。昔よく聴いたビリー・ジョエルなどは別として
当時ラジオから聴く程度だった曲をダウンロードして聴いて、特に
感動したのが「I've Never Been To Me」 (Charlene)です。
久々にNHK「みんなのうた」から「僕はここで生きていく」(クリス・ハート)
にも感動して、しばらく歴代の「みんなのうた」を試聴してDLも
何曲かしました。
来年はどんな音楽と巡り会えるか楽しみです。

2016年12月25日日曜日

大阪環状線の実情




























山手線が国鉄車両から3世代目の新型車両を投入していますが
大阪環状線が半世紀ぶりにようやく新型車両を投入しました。
しかしながらその車両は1両4ドアから3ドア車となり、通勤通学
に相応しくないイメージとなっています。
しかし実は新型車両が導入されることと関係なく、大阪市が
首都圏から大きく引き離されていることがわかる目安があります。
それは「大阪環状線」のダイヤです。

上の時刻表は大阪駅からUSJへ向かい2駅目にある
「野田駅」本日の時刻表です。
「野田駅」は地下鉄千日前線「玉川駅」と駅名は違いますが
乗換駅となっていますが、昼間はなんと15分に1本という
寂しいダイヤです。朝夕も多く走っているように見えますが
2本に1本はUSJ方面へ行く電車なので、弁天町、天王寺へは
やはり15分毎となっています。
一見、和歌山・関西空港へ行く関空快速や奈良へ行く大和路快速が
大阪環状線を通るので、大阪環状線は賑わっているように見えますが
これが実情です。
そして、今後は首都圏一極集中によりもっと過疎化するはずです。

2016年12月24日土曜日

日本郵便の戦略の甘さ

日本郵便は23日、物販を本格導入する郵便局を来年、
現在の5倍の310局に増やす方針を明らかにした。
コンビニエンスストアなどで使われる陳列棚を設置。
独自開発した切手やはがきなどを並べるほか、
観光地の郵便局であれば訪日外国人向け商品を充実させるなど、
立地によって品ぞろえを変える。
局内での物販の成長余地は大きいとみており、
収益の柱の一つに育てたい考えだ。


今日とりあげるネットの話題はこちらです。
日本郵便は格差社会を産み出した小泉内閣の政策で
官から民へと民営化された組織です。
昨年上場したものの株価は低迷しています。
電話、ネットの相次ぐ登場で需要がどんどん減る中、
打開策として物販事業で巻き返しを図りたい意図は
わかります。

「爆買い」という今や死語となった幻想にとりつかれ
訪日外国人向け商品を売りたいということですが
なんでもかんでも訪日外国人向けに売っても
売れるものではありません。
グリーティング切手「切手帳 グリーティングJAPAN」
なる4000円分の切手を8000円で売り出しましたが
売れ行きはサッパリのようで、かなりの自爆営業と
なったことがネットに書き込まれていました。
ひとことでいうと「マーケティング調査」というものを
充分に行っていないのです。

昔、中国人は電気製品などの価値の残るものには
お金をいくらでも払うが、宿泊や交通といった分野には
財布のひもが固いと呟きました。つまりなんでも
かんでも「爆買い」をしているわけではないのです。
日本人なら切手の額面はいつか使うことができ
価値のあるものですが、外国人にとってはただの紙切れ
です。まして、4000円分の切手を8000円で売った場合
いくら金箔が施してあっても日本人でも買うのを
ためらいます。
売れないものを販売するムダをまずは省くべきです。

そんなショーケースを置いてスペースをとるくらいなら
ATM機を増やすべきです。
全国に展開する郵便局のATMはコンビニと並び
わが国の出入金の主力となっていますが、郵便局は
機械の苦手な高齢者の利用が多く、使用する所要時間が
コンビニよりも断然長く、局に1台しかないところは、
田舎で人がいなくても大抵待たなくてはなりません。
また、現在手書きで書いている「ゆうパック」や「レターパック」
のラベルを画面操作で作成できる機械を導入します。
それにより、誤送による輸送時間を短縮できたり、
職員の仕事の効率化を図れるはずです。
これはすでに宅急便では実現されています。

郵便局の利点はハガキや封書が送れることよりも
全国津々浦々に存在しているところです。
その強みを生かした戦略を建てなければ
株価は低迷していくばかりです。

2016年12月23日金曜日

原発事故にかかる費用負担から見える日本を闇へと導く図式

今日は天皇誕生日なので、生前退位について呟こうかとも
思いましたが、糸魚川大火災にお見舞いのことを述べる
陛下のお気持ちからお見舞いに行きたいと思いが垣間見え
つらいところがあるので控えたいと思います。

災害といえばこういった話題がありました。
政府は12月20日、東京電力福島第1原子力発電所事故で
福島県内の帰還困難区域に設ける復興拠点について、
国が負担するとした指針を閣議決定した。
来年度予算に309億円を計上する。除染費用は原則東電に
請求していたが、方針を転換した
今日は原発事故の費用負担について呟きます。
帰還困難区域に限り、「除染」をインフラ整備などの「公共事業」
と位置づけるため、税金を投入するそうですが、それでは
東京電力が関係ないということになります。
最悪でも東京電力と半分ずつ出し合うのが筋ではないでしょうか?

もともと私は福島第一発電所の事故の後始末を、全国の
電気使用者に均等にふたんさせることには反対です。
これが、北海道電力や四国電力など需要の少ない
電力会社ならともかく、首都圏という電気代が少々高くても
不満の出ないマーケットを抱える東京電力です。
東京電力に負担させ、首都圏だけ電気代上げても
なんの問題もなかったはずです。
仮に電気代がキツいと思った企業や工場が中部電力や東北電力
管内に移転すれば、それだけで経済効果が生まれて、地方創生
にもなりました。
福島第一原発事故で被害を受けた方には申し訳ありませんが
政治にとっては千載一遇のチャンスを逃した格好です。

電力自由化で東京電力が他の電力会社の管内で電気を売るため
他の電力会社が経営を脅かされているのも事実です。
自分が起こした事故を全国民に押し付けて、地方の電力会社の
経営に不安を与えるこのサイクルは、まさに首都一極集中を加速させ、
国を闇へと導く図式を国自らが行っているということになります。

2016年12月22日木曜日

駆けつけ警護はやり過ぎ

離れた場所にいる国連や民間NGOの職員、
他国軍の兵士らが武装集団などに襲われた場合に
助けに向かう任務を「駆けつけ警護」と言います。
先月南スーダンに派遣された部隊からこの任務が
新たに付け加えられたことがニュースになっています。

そもそも自衛隊は軍隊ではありません。
日本を防衛するための組織です。
海外で後方支援をしたり復興に一役買っているのは
世界のリーダーグループの一角として
戦わずに行動できるギリギリのラインだと思います。
震災などの災害で自衛隊が活躍できるのも
そういった行動のため訓練されているからであり
やむをえない場合戦闘に巻き込まれる可能性は
ありますが、そこまでは私は自衛隊のあるべき姿と
思っています。

しかし、駆けつけ警護はやり過ぎです。
現に派遣されている南スーダンで国連が某国に
駆けつけ警護を要請した際、拒否られたという経緯もあり
他国の軍隊もするかしないかということを
できますと言ってする必要があるのでしょうか?
派遣された国家の復興や援助のためならば
その国家の人々に感謝されますが
理由はどうであれ、その国家の人に銃を向けるのは
日本のやり方ではありません。

自衛隊が海外で銃を撃たないと、
日本の世界での立場が弱まるのであれば、
それはそれでいいのではいいのではないでしょうか?
日本は日本自身をもっと見つめる必用があると思います。

2016年12月21日水曜日

トヨタが次世代タクシーを披露・・・えっ、次世代?















トヨタが近日発売する次世代タクシーを披露して話題を集めています。
車椅子に対応した低床車であり、スーツケースが4個収まる大きめの
ラゲッジスペースが特徴です。

・・・えっ、次世代?
メディアでは話題をよんでいますが、残念ながら、私の感想はこうです。
このタクシー車は現行のマイナーチェンジであって次世代ではありません。
次世代と言うのであれば、タクシーの概念となるボンネットや黒塗りではなく
派手なワンボックスタイプで、遠くから見ても「次世代タクシー」とわかる
デザインであってほしかったです。
ワンボックスにすることにより、客室、荷室のスペースはもっと広がっていた
でしょうし、派手なデザインにすることにより、「一般乗用車」との違いが
一目でわかれば、流しで走るタクシーを乗客がスムーズに捕まえられます。

あとひとつ、根本的なことですが電気自動車(EV)にしてほしかったです。
EVにすることで、燃費効率だけでなく、充電の必要性から、労務管理も
やりやすくなるはずです。
空港や駅で百台以上待機しているから、そこで待っていても売上が
上がらないとわかっていても、待機しているタクシードライバーは数多く
存在します。EVにすることで、長時間待機はバッテリー上がりに繋がるので
休憩時は車庫に帰って充電するため、無駄なアイドリングも防ぐことができ
環境に一層やさしくなります。

2016年12月20日火曜日

オスプレイ事故から見える「国家安全保障会議」と「遺憾である」の無意味さ

今月13日夜に名護市安部の海岸で墜落して以降、
飛行を停止していた米軍普天間飛行場所属のオスプレイが
19日午後1時58分、宜野湾市の普天間飛行場を離陸し、
飛行を再開しました。
沖縄県は翁長知事筆頭に県民から抗議の声が相次いで
います。基地移転に関しての反対運動はともかく
今回は抗議する沖縄県は当然で納得している内閣が異常です。

昨日の呟き「「遺憾である」と言うだけは、時代遅れ」は
まさに今回あてはまります。
今回の事故後、まさに安倍総理は「大変遺憾」と述べていました。
これでアメリカに舐められたようなものです。
アメリカ軍は17日朝までに壊れた操縦席の部分を回収しました。
海上保安本部は事故原因の究明のためアメリカ軍に対し任意で
機体を調べるなどの捜査協力を求めていましたが、結局相手に
されないまま飛行再開となります。
せめてアメリカ軍が検証しているところに
国家安全保障会議の代表として防衛大臣が加わるか
国家安全保障局から誰か派遣して、国家安全保障会議で
情報を共有できる環境にしてほしかったところです。
ただアメリカ軍からの説明を聞いて納得したから
菅官房長官が「理解できるものと認識」と言っていては
沖縄県民でなくても到底納得できません。

そして今回の件が発端となって最悪普天間移設が
中断されてしまうシナリオも見えてきました。
また中国などの他国から日本が言う「遺憾である」の値打ちが
下がったことも事実です。