テレビで「泣き虫新人バスガイドという」ドキュメントを見ました。
地方から京都のバス会社に入社し失敗して何度も泣きながら
がんばるバスガイドのドキュメントを昨年していたらしく、
そのバスガイドが1年たって現在どうしているかという追跡系
ドキュメントです。
追跡系なのでまさか転職?と思いきや成長した姿を披露する
内容でした。
昨年はバスガイドの新人研修でミスして泣いていたのですが
2年目は暗記力テストトップという実力をつけて教える側として
バスガイドの新人研修バスに先生役で乗り込みます。
わざわざここで感想を述べるに至ったのは、ずっと凛として
先生役として頑張っていた泣き虫新人バスガイドが、最後の
挨拶をする場面です。
「逃げ出したくなったり、部屋でひとりで泣いてしまう子も
いると思います。でもそれは私も含め先輩たちが皆通った
道です。どんなにつらくてもがんばってください。」
励ます場面で喋っている本人が泣いてしまい、聞いてる新人
バスガイドもみんな涙しています。
仕事をはじめて3年以内で辞めてしまう新入社員は平均7割
だそうです。憧れた業界に飛び込んだものの予想以上に
辛かったというのがその理由のようです。
もちろん電通のように企業側に問題があることが第一要因です。
しかし、この泣き虫バスガイドのような先輩が自分の経験も踏まえ
新人と向き合っていくことはすごく大切なことです。
高校は何人か知っている友達も周りにいるし、同じ立場で30人
程度いっしょにいるわけですが、会社というものは、たいてい
いろんな世代のいろんな立場の人がいて、はじめて社会へ
入った人はつらい壁に当たった時、それは自分だけではないか
とか、その壁は超えられないのではないかとひとり悩んで
しまいがちです。そんな時に「がんばれる」とアドバイスしたり
「越えなくても横から回り込めばいい」とか言える人が
いるかいないかで大違いなのです。
今回のVTRはできれば会社の取締役クラスの人に見ていただき
今後の会社経営の一環として考えてほしいくらいです。