東京で大半の国税を拠出して
日本全体で活用する私の考えは
強引に聞こえるかもしれません。
もし地方の方で20年以上にわたり
東京に行っていない人がいらっしゃれば
一度お越しいただければ納得いただけると
思います。
1988年の国鉄民営化までは
全体の収入から経営をしていたため
東京も大阪も走る電車は同じでした。
しかし民営化後は各地区のJRにより
収支が異なったため、少しずつ格差が生じ
ここ10年くらいで
はっきりわかるようになりました。
名古屋駅も高層化して、
電車もきれいになっていますが
JR東海の収入源は
東京、名古屋、京都、大阪間の
東海道新幹線によるもので、
東京繁栄のおこぼれを
いただいているにすぎません。
恐らく車輛編成、ダイヤが首都圏と
対抗できるのは、
大阪の地下鉄御堂筋線くらいでしょう。
建築も昭和末期から東京都心部は
高層ビルで溢れだしましました。
京阪神や名古屋でも高層化はしていますが
横浜、埼玉、千葉といったような
東京近郊都市のレベルです。
ここまで加速した都市です。
法人税が倍になろうが3倍になろうが
地方に移転するよりは
支払うことを選択します。
国がいかに地方移転を勧めても
企業にとっては明らかな「都落ち」で
国民からの信頼も失いかねないからです。
所得税増額も3割増し、5割増しくらいは
都民には納得してもらえるはずです。
所得税も軽減税率とか言わず
デフレ脱却に失敗した際は
首都圏のみ先に10%を導入したら
安倍総理の公約も守られ
国民も納得することでしょう。
問題は古くから地元に根付いている
中小の工場や地域に必須の企業です。
冷たいようですが、東京の繁栄により
何とか保たれているところは
消えるか地方に移るかとして
絞られていくのが自然です。
しかし
ある程度の保護は不要ではありません。
そのあたりの線引きと運用を
どうしていくかが
政治の腕の見せ所でしょう。
2015年1月28日水曜日
2015年1月27日火曜日
残念ながらアベノミクスは失敗
今日から国会が始まりました。
予想通りの質問と予想通りの回答。
野党も次の選挙に思いがはせて
税金の無駄遣い会議となりそうです。
維新の党が主張する
国会議員、公務員の報酬カット
共産党の主張する
政党助成金の廃止は
早急に導入すべきです。
安倍総理は歴代首相の中でも
私が最も尊敬する人物ではありますが
これらの野党の声を取り入れても
このままでは、残念ながらアベノミクスは
失敗に終わります。
どうして断言できるのかと言うと
「第3の矢」が的に当たらないからです。
というか、的がどこかがわからないのです。
大手企業ですら将来に不安を抱え
設備投資に躊躇する中、2年以内で
隅々までの成長は無理です。
地方創生で石破大臣が言っていることが
よくわからないことに象徴されるように
政府がマクロ単位で遠くの細かいところまで
どうこうはできないのです。
政府がすべきことは、
大きな改革を断行することで、
後は、企業や地方に任せるべきで
「地方創生大臣」自体が誤りの一歩なのです。
以前から私が申しているとおり
まずは、首都圏(東京から私鉄が網羅する範囲)
に所在する法人に対して極端な増税を科し
税収が10兆円になるよう調整する代わりに
その他の法人税を撤廃します。
補助金や税金優遇のような中途半端な措置より
確実に地方に活気がでます。
同様に、首都圏に住む(特に23区内と周辺)人からの
所得税を増税、高額所得者や資産家にはさらに増税し
税収を20兆円にします。
ここから支出する公共事業は
地方に新幹線を引いたりするのではなく
現在のインフラを更新していくことに使います。
インフラだけではなく、空家を整理し、
古い住宅を新しいものに建て替えていきます。
そうすることにより、都市部でも空地ができ
公園や緑地の面積も増えていきます。
今の状況で地方に新幹線を引いても
首都圏に地方が吸い取られる
ストロー現象が生じるだけです。
もちろん農協改革も必用です。
しかし、これらの大胆な政策を行わないと
慢性的な病理に対する特効薬にはなりません。
是非ともご決断をお願いします。
予想通りの質問と予想通りの回答。
野党も次の選挙に思いがはせて
税金の無駄遣い会議となりそうです。
維新の党が主張する
国会議員、公務員の報酬カット
共産党の主張する
政党助成金の廃止は
早急に導入すべきです。
安倍総理は歴代首相の中でも
私が最も尊敬する人物ではありますが
これらの野党の声を取り入れても
このままでは、残念ながらアベノミクスは
失敗に終わります。
どうして断言できるのかと言うと
「第3の矢」が的に当たらないからです。
というか、的がどこかがわからないのです。
大手企業ですら将来に不安を抱え
設備投資に躊躇する中、2年以内で
隅々までの成長は無理です。
地方創生で石破大臣が言っていることが
よくわからないことに象徴されるように
政府がマクロ単位で遠くの細かいところまで
どうこうはできないのです。
政府がすべきことは、
大きな改革を断行することで、
後は、企業や地方に任せるべきで
「地方創生大臣」自体が誤りの一歩なのです。
以前から私が申しているとおり
まずは、首都圏(東京から私鉄が網羅する範囲)
に所在する法人に対して極端な増税を科し
税収が10兆円になるよう調整する代わりに
その他の法人税を撤廃します。
補助金や税金優遇のような中途半端な措置より
確実に地方に活気がでます。
同様に、首都圏に住む(特に23区内と周辺)人からの
所得税を増税、高額所得者や資産家にはさらに増税し
税収を20兆円にします。
ここから支出する公共事業は
地方に新幹線を引いたりするのではなく
現在のインフラを更新していくことに使います。
インフラだけではなく、空家を整理し、
古い住宅を新しいものに建て替えていきます。
そうすることにより、都市部でも空地ができ
公園や緑地の面積も増えていきます。
今の状況で地方に新幹線を引いても
首都圏に地方が吸い取られる
ストロー現象が生じるだけです。
もちろん農協改革も必用です。
しかし、これらの大胆な政策を行わないと
慢性的な病理に対する特効薬にはなりません。
是非ともご決断をお願いします。
2015年1月26日月曜日
安倍総理とイスラム教の今後
イスラム国による日本人人質事件において
湯川氏の遺体の一部らしき写真を持った
後藤氏の画像がアップされました。
イスラム国こ後藤氏とヨルダンの死刑囚との
捕虜交換を要求しております。
安倍総理の中東訪問のタイミングで
身代金要求を受け、
対策としてヨルダンに中山副大臣を
配すると、ヨルダンに拘束される
捕虜の開放要求を受けています。
完全に日本の行動が裏目にでております。
まず、安倍総理が中東訪問の際
2億ドルの人道支援を表明したことは
国際社会の中の平和国家日本として
決して間違いではないと思います。
ここで、身代金要求をしたのは
イスラム国の都合によるものです。
「裏目」とはこの先の行動です。
イスラム国は国家でもなければ
これまでのテログループとも違います。
拘束された時点で殺害されたという
覚悟を持たねばなりません。
しかし、国家としては世論などもありますので
解放へのアクションは必要です。
失敗はヨルダンに本部を置いたことです。
日本が2億ドル拠出は人道支援のためと
声明を出した場所がイスラエルという
アメリカ合衆国の支援国というのも
よろしくはなかったのですが
対策本部がイスラム国の敵地ヨルダンと
いうのは、説明して理解を求める姿勢では
ありません。
トルコやイラクに本部をおけない事情も
あるのでしょうが、ここは曖昧にしておくべき
だったと思います。
処刑映像を出さず、非公式的な静止画で
ネットリリースしたところからもわかるように
イスラム国は焦っています。
記者や被害者家族や諸団体から
政府に圧力がかかるので
何等かの声明をだす必要もあるのでしょうが
ここから先は、アクションを起こさないことが
アクションを起こすことであるという
選択肢もあることを認識いただきたいものです。
これ以上墓穴を掘ることは
あらゆる手段を使い、自民党を攻撃して
党の存在感をアピールしたいと考える
民主党の餌食になることは間違いありません。
今後の国会運営に影響します。
イスラム国が強制的にイスラム教徒を増やすことに
迷惑と思いながらもほくそ笑んでいるのか
イスラム教徒がイスラム国に大きな抗議行動を
起こさないことも危惧します。
日本国内のイスラム教徒個人個人は
「あれはイスラム教の教えに反する」という一方
イギリスのイスラム教指導者は
日本の2億ドル拠出は戦闘参加ではないが
戦闘支援していると発信しています。
実際、大阪の生活保護費を受給している人の一部が
費用を生活費に充てず、パチンコや競馬の
ギャンブルに充てているという事実もあり
何にでも姿を変えるのが「お金」ですから
イスラム教指導者の言うことも一理ありますが
ここはまず残虐な行為に「NO」を突きつけるべきです。
国連の常任理事国におけるイスラム教徒は
高い割合ではありません。
「まさか」と思うかもしれませんが
国連軍がイスラム教徒撲滅に動く可能性は
ゼロではありません。
各地のイスラム教指導者は、
真面目なイスラム教徒に被害が及ばぬよう
イスラム国を非難する大規模な行動を起こすべきです。
湯川氏の遺体の一部らしき写真を持った
後藤氏の画像がアップされました。
イスラム国こ後藤氏とヨルダンの死刑囚との
捕虜交換を要求しております。
安倍総理の中東訪問のタイミングで
身代金要求を受け、
対策としてヨルダンに中山副大臣を
配すると、ヨルダンに拘束される
捕虜の開放要求を受けています。
完全に日本の行動が裏目にでております。
まず、安倍総理が中東訪問の際
2億ドルの人道支援を表明したことは
国際社会の中の平和国家日本として
決して間違いではないと思います。
ここで、身代金要求をしたのは
イスラム国の都合によるものです。
「裏目」とはこの先の行動です。
イスラム国は国家でもなければ
これまでのテログループとも違います。
拘束された時点で殺害されたという
覚悟を持たねばなりません。
しかし、国家としては世論などもありますので
解放へのアクションは必要です。
失敗はヨルダンに本部を置いたことです。
日本が2億ドル拠出は人道支援のためと
声明を出した場所がイスラエルという
アメリカ合衆国の支援国というのも
よろしくはなかったのですが
対策本部がイスラム国の敵地ヨルダンと
いうのは、説明して理解を求める姿勢では
ありません。
トルコやイラクに本部をおけない事情も
あるのでしょうが、ここは曖昧にしておくべき
だったと思います。
処刑映像を出さず、非公式的な静止画で
ネットリリースしたところからもわかるように
イスラム国は焦っています。
記者や被害者家族や諸団体から
政府に圧力がかかるので
何等かの声明をだす必要もあるのでしょうが
ここから先は、アクションを起こさないことが
アクションを起こすことであるという
選択肢もあることを認識いただきたいものです。
これ以上墓穴を掘ることは
あらゆる手段を使い、自民党を攻撃して
党の存在感をアピールしたいと考える
民主党の餌食になることは間違いありません。
今後の国会運営に影響します。
イスラム国が強制的にイスラム教徒を増やすことに
迷惑と思いながらもほくそ笑んでいるのか
イスラム教徒がイスラム国に大きな抗議行動を
起こさないことも危惧します。
日本国内のイスラム教徒個人個人は
「あれはイスラム教の教えに反する」という一方
イギリスのイスラム教指導者は
日本の2億ドル拠出は戦闘参加ではないが
戦闘支援していると発信しています。
実際、大阪の生活保護費を受給している人の一部が
費用を生活費に充てず、パチンコや競馬の
ギャンブルに充てているという事実もあり
何にでも姿を変えるのが「お金」ですから
イスラム教指導者の言うことも一理ありますが
ここはまず残虐な行為に「NO」を突きつけるべきです。
国連の常任理事国におけるイスラム教徒は
高い割合ではありません。
「まさか」と思うかもしれませんが
国連軍がイスラム教徒撲滅に動く可能性は
ゼロではありません。
各地のイスラム教指導者は、
真面目なイスラム教徒に被害が及ばぬよう
イスラム国を非難する大規模な行動を起こすべきです。
2015年1月25日日曜日
孤高の横綱
横綱白鵬が大鵬の持つ優勝回数を
塗り替える33回目の優勝を達成し
本日初場所が終わりました。
平成に入ってからの大相撲は
日本人のスポーツ趣向の多様化から
レベル低下が否めません。
その影響もあり外国人力士が台頭します。
昭和では大鵬と柏戸、北の湖と輪島など
日本人力士同志で優勝を競っていましたが
若貴時代とよばれるようになった頃は
貴乃花のライバルは曙、武蔵丸と言った
ハワイ出身の力士が台頭します。
そしてその後はモンゴル出身力士が
活躍を始めます。
武蔵丸が引退すると、大鵬に対する
「柏戸」や「玉の海」に匹敵する力士もいなくなり、
モンゴル出身力士の「朝青龍」が
一強時代となります。
平成18年春場所でようやく白鵬という
ライバルが登場しますが、
「またモンゴル力士か」という空気で
ファン離れは加速します。
朝青龍が不祥事でいなくなると
今度は白鵬の一強時代となり
現在に至ります。
昔から大相撲を見ている人の視線では
白鵬は確かに歴史ある大相撲の中でも
最強レベルの力士であり、横綱です。
しかし、優勝回数が多いのは、
近年力士のレベルが落ちて
「ライバルがいなくなったため」という
事情は否めません。
おそらく今場所、そのことを一番理解していたのは
当事者の白鵬自身だったと思います。
慌てる場面も何日かありましたが、
「勝つ相撲」というより「負けない相撲」を
とっていたように思います。
時代がよかったすら大鵬を越えたと
いったような文句を誰にも言わせない
相撲を取り切り全勝優勝したのです。
本当に立派なことだと思います。
常に言葉を選び、
理想の横綱を目指して精進している白鵬は、
今までの日本人横綱以上に日本人である
気がします。
精神面でも「孤高の横綱」なのです。
だから、心から申し上げます。
「横綱白鵬、おめでとうございます。」
塗り替える33回目の優勝を達成し
本日初場所が終わりました。
平成に入ってからの大相撲は
日本人のスポーツ趣向の多様化から
レベル低下が否めません。
その影響もあり外国人力士が台頭します。
昭和では大鵬と柏戸、北の湖と輪島など
日本人力士同志で優勝を競っていましたが
若貴時代とよばれるようになった頃は
貴乃花のライバルは曙、武蔵丸と言った
ハワイ出身の力士が台頭します。
そしてその後はモンゴル出身力士が
活躍を始めます。
武蔵丸が引退すると、大鵬に対する
「柏戸」や「玉の海」に匹敵する力士もいなくなり、
モンゴル出身力士の「朝青龍」が
一強時代となります。
平成18年春場所でようやく白鵬という
ライバルが登場しますが、
「またモンゴル力士か」という空気で
ファン離れは加速します。
朝青龍が不祥事でいなくなると
今度は白鵬の一強時代となり
現在に至ります。
昔から大相撲を見ている人の視線では
白鵬は確かに歴史ある大相撲の中でも
最強レベルの力士であり、横綱です。
しかし、優勝回数が多いのは、
近年力士のレベルが落ちて
「ライバルがいなくなったため」という
事情は否めません。
おそらく今場所、そのことを一番理解していたのは
当事者の白鵬自身だったと思います。
慌てる場面も何日かありましたが、
「勝つ相撲」というより「負けない相撲」を
とっていたように思います。
時代がよかったすら大鵬を越えたと
いったような文句を誰にも言わせない
相撲を取り切り全勝優勝したのです。
本当に立派なことだと思います。
常に言葉を選び、
理想の横綱を目指して精進している白鵬は、
今までの日本人横綱以上に日本人である
気がします。
精神面でも「孤高の横綱」なのです。
だから、心から申し上げます。
「横綱白鵬、おめでとうございます。」
2015年1月24日土曜日
阪神甲子園球場
来春のセンバツ高校野球出場校が
昨日決定しました。
そこで今日はその舞台である
阪神甲子園球場についてです。
私が甲子園球場で観戦したのは
昭和52年から60年にかけてです。
阪神タイガースが日本一になった
日本シリーズ第4戦以来ご無沙汰です。
表向きはスコアボードとラッキーゾーンの
有無しかかわらないですが、
実は私が観戦していた頃から
つい最近まで少しずつ改修が行われていました。
収容人員が象徴します。
私が観戦している頃は58,000人と言われていました。
その少し前は6万人と言われており
今は47,541名となっております。
これは一席あたりのスペースが
昔と今では全然違っているためです。
特に昔は銀傘の下にも長椅子の席があり
ひとりのスペースが40センチほどのため
お尻の大きくない人でも窮屈で
通勤の満員電車のようでした。
また、特に外野席は通路の整備も悪く、
外野スタンド中段くらいにある出入口は
直接外に出られなかったと記憶しているので
万一火災でもあれば大参事になりかねない
つくりであったと思います。
近年グループシートなども設けて
ファンサービスに努めています。
銀傘と呼ばれる屋根を支える柱も改良され
一部客席から邪魔にならなくなっております。
実際阪神タイガース人気から
狭いままで収容人員を減らさなくてもいいものを
このように努力する姿勢は
日本で一番のスタジアムとしての自負がある
からだと思います。
スタンド最前列が低いため
一塁ベンチ裏あたりから見ると
三塁がピッチャーマウンドに
隠れて見えませんがが、
それはそれで「らしく」ていいと思います。
そんな中、ひとつだけ希望があります。
それはフィールドの広さです。
昔、後楽園球場は両翼に90メートルと
表示していたのに
実際は80メートルそこそこだったので
表示が消えたというエピソードがありました。
王貞治選手が
ホームランの世界記録を樹立した時も
メジャーリーグがさほど称賛しなかったのは
球場が狭かったからです。
この後できた横浜や所沢の球場は
両翼94メートルと一回り広くなり、
甲子園もラッキーゾーンが撤去されました。
現在甲子園球場の両翼は
95メートルと言われておりますが
日本規格は99メートルのため
外野席の一部とアルプススタンドを改良し
両翼100メートルを実現してほしいと思います。
ポール際のファールグランドが
変則なフィールドになりますが、
外野席とアルプス席の隙間を埋めると、
収容人員自体もあまり変わらないと
思います。
阪神甲子園球場は日本を代表する
ベースボールパークです。
ぜひスタンドだけではなく
フィールドも改良をお願いします。
昨日決定しました。
そこで今日はその舞台である
阪神甲子園球場についてです。
私が甲子園球場で観戦したのは
昭和52年から60年にかけてです。
阪神タイガースが日本一になった
日本シリーズ第4戦以来ご無沙汰です。
表向きはスコアボードとラッキーゾーンの
有無しかかわらないですが、
実は私が観戦していた頃から
つい最近まで少しずつ改修が行われていました。
収容人員が象徴します。
私が観戦している頃は58,000人と言われていました。
その少し前は6万人と言われており
今は47,541名となっております。
これは一席あたりのスペースが
昔と今では全然違っているためです。
特に昔は銀傘の下にも長椅子の席があり
ひとりのスペースが40センチほどのため
お尻の大きくない人でも窮屈で
通勤の満員電車のようでした。
また、特に外野席は通路の整備も悪く、
外野スタンド中段くらいにある出入口は
直接外に出られなかったと記憶しているので
万一火災でもあれば大参事になりかねない
つくりであったと思います。
近年グループシートなども設けて
ファンサービスに努めています。
銀傘と呼ばれる屋根を支える柱も改良され
一部客席から邪魔にならなくなっております。
実際阪神タイガース人気から
狭いままで収容人員を減らさなくてもいいものを
このように努力する姿勢は
日本で一番のスタジアムとしての自負がある
からだと思います。
スタンド最前列が低いため
一塁ベンチ裏あたりから見ると
三塁がピッチャーマウンドに
隠れて見えませんがが、
それはそれで「らしく」ていいと思います。
そんな中、ひとつだけ希望があります。
それはフィールドの広さです。
昔、後楽園球場は両翼に90メートルと
表示していたのに
実際は80メートルそこそこだったので
表示が消えたというエピソードがありました。
王貞治選手が
ホームランの世界記録を樹立した時も
メジャーリーグがさほど称賛しなかったのは
球場が狭かったからです。
この後できた横浜や所沢の球場は
両翼94メートルと一回り広くなり、
甲子園もラッキーゾーンが撤去されました。
現在甲子園球場の両翼は
95メートルと言われておりますが
日本規格は99メートルのため
外野席の一部とアルプススタンドを改良し
両翼100メートルを実現してほしいと思います。
ポール際のファールグランドが
変則なフィールドになりますが、
外野席とアルプス席の隙間を埋めると、
収容人員自体もあまり変わらないと
思います。
阪神甲子園球場は日本を代表する
ベースボールパークです。
ぜひスタンドだけではなく
フィールドも改良をお願いします。
2015年1月23日金曜日
特定秘密保護法のジレンマ
日本人ジャーナリストがイスラム国に拘束され
本日を期限として日本国に対して
身代金を要求される事態に陥っております。
特定秘密保護法の対象となる情報が
日本政府に溢れている状態かとは思います。
しかし、欧米からすれば、「えっ?」という
ような微小の情報量です。
特定秘密保護法の成立、公布、施行にあたり
マスコミや左翼を中心として猛反対されました。
しかし今回のイスラム国の件に関して
「特定秘密保護」もされず、情報に乏しい
我が国のこれまでが、ジャーナリストの行動を
欧米とくらべ弱いものにさせていたという
事実を明らかにしています。
つまり、アメリカ人ジャーナリストは
アメリカ合衆国というバックボーンがあるので
思い切った行動がとれますが、
日本の場合にはそれがないので、
ジャーナリストも慎重に、ゆっくりとした
行動にならざるを得ないのです。
イスラム国はテロ組織ではなく
世界から認められる「国家」となるべく
「日本国」と交渉をしようとしているわけで
決して、安倍総理の日本語を聞き違えて
敵意を持っているという問題ではありません。
現に湯川氏を拘束後、裁判にかけるという
情報があったように、有無を言わさぬ殺人ではなく
裁こうとしたスタンスはあるのです。
表向きだけで、実際は裏で努力しているのかも
しれませんが、今マスコミが伝える
日本政府の動きは明らかにズレています。
拘束された日に私は「殺害された」と
断定しましたが、ひとつだけ望みはあります。
それは、安倍総理が何で2億ドル拠出したと
いうことではなく、日本はイスラム国を
攻撃していないということです。
しかし、2人の命はイスラム国が握っているわけで
日本政府が何をしようと、この先は
イスラム国のさじ加減であることに
変わりはありません。
しかし、待ってください。
このイスラム国の行動・・・
後藤氏と湯川氏の立場って
なんとなく、韓国に拘束された
産経新聞元支局長ぽくないですか?
武力行使や虐殺をしていないだけで
スタンスは、韓国もイスラム国も変わらないってことでしょうか?
2015年1月22日木曜日
住民投票
橋下大阪市長と松井大阪府知事が推進する
大阪都構想はいよいよ5月の住民投票へ
ステージをすすめます。
大阪の自民党は依然反対しているものの
安倍総理、菅官房長官は
民意に問うて、その結果を尊重したいと
住民投票に理解を示しています。
「住民投票」と言えば、今から10年以上前
滋賀県のとある町長が住民投票により
リコールされ、町長が地位を失った
ということがありました。
詳細を簡単に言うと、
「新しい校舎を建てたので
古い校舎は潰します。」
という町長に住民が猛反対して
町長がリコールされたのです。
旧校舎に建築物としての価値があることが
反対理由になっていました。
1937年卒業生の丸紅役員が私費で
建築したその校舎は「白亜の殿堂」と
謳われ、階段の手すりは童話「兎と亀」を
テーマとしたブロンズが施され
美しいつくりとなっています。
町には特色もなく
地域住民はこの旧校舎を保存して
町のシンボルにしようとしたのです。
リコール後もごたごたの末、
新校舎は2004年に完成し、
児童は現在ここで学んでいます。
2007年町長と住民は和解して、
旧校舎も耐震工事を経て健在です。
アニメファンならご存知と思います。
2009年から放映されたテレビアニメ
「けいおん!」の舞台のモデルとなった
滋賀県豊郷町立豊郷小学校の話です。
「けいおん!」のヒットにより
全国の、いいえ海外からも
「アニメの聖地巡礼」として
多くの観光客が訪れ、最近では
大手旅行会社からも地域の名所として
とりあげられるほどになりました。
政治の目論見とは違う道筋を経て
結果に辿り着いたのです。
政治がよかれと思ってしたことも
単なるエゴに過ぎない場合もあります。
橋下市長、松井知事はそのことを肝に銘じ
大阪都構想の住民投票に臨み
結果がどうであれ、投げ出すことなく
問題と対峙していただきたいと思います。
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