2017年5月24日水曜日

川崎橋

























アニメの聖地ともされる歩行車専用吊り橋「川崎橋」
で写真を撮ってきました。

























橋のたもとから市内を望めばOMMビルがそびえ
鉄橋の下を水上バスがくぐり鉄橋は京阪電車が走り
静かな中にも活気を感じる不思議な場所です。





























2017年5月23日火曜日

「地下鉄・なにわ筋線」構想が原因で大阪維新の会はダメになっていく

まず言っておきますが、私は大阪維新の会を
指示する者のひとりです。
橋下徹氏が大阪市長を辞職した後も、逆に
これで維新が勢力を拡大し、いずれは国政に
影響を与える政党となり、その頃には
「真実の大阪都構想」が実現するものと
思っていました。
しかし、ここにきて焦げ臭くなってきています。

そのひとつが「地下鉄・なにわ筋線」構想です。
橋下氏がリニアで関空~大阪市内所要時間10分で
結ぶ構想を描いていました。これが現実的ではないが
訪日旅行者急増でアクセスの改善が必用ということで
「地下鉄・なにわ筋線」構想が急浮上している
わけですが、これはここで何度も説明している
とおり失敗します。

関空のアクセスが多少便利になったところで
所要時間は30分以上、乗降などしているうちに
新大阪と関空は実質1時間近くかかります。
新線がよくとも既存路線でスピードアップが
できないためです。

たとえば難波で乗り換えて新大阪までの
アクセスだと、難波でいくらかの経済効果が
現れているはずですが、これが減少します。
外国人旅行も日程次第で今後心斎橋・道頓堀
は行程カットとなる可能性があります。
南海とJRは維新の会が線路を作ってくれるのなら
と乗り気満々ですが、おそらくお金は出しません。
つまり大阪の税金で新線を作りながら
大阪の経済効果をマイナスにしてしまう
「なにわ筋線マジック」です。
不便だからこそ経済効果が生まれているわけで
本気でアクセスを考えるなら、それこそリニアを
つくるべきと思います。
またなにわ筋線が地下鉄のライバルになるなどと
わけのわからない報道もありますが、単体は
絶対に巨額の赤字を残します。
京阪中之島駅でなにわ筋線に乗り換えて
新大阪、梅田、なんばへ行く人の流れが
どう考えても私に浮かびません。
西本町駅も1日1万人以上利用される
でしょうか?

万博は何度も言う通りテーマが悪いので
フランスはもちろんロシアにも負けるかも
しれません。
「最初から負けることは考えていません」
と松井知事は言いますが、万博がポシャった
場合のIR構想も考えておかないと、IRが
コケた場合は維新の会どころか大阪自体もダメに
なっちゃいます。

2017年5月22日月曜日

神戸アニメストリートから見る「神戸市の甘さ」

神戸アニメストリートが来月で閉鎖という
ニュースを見ました。
神戸市が業者に丸投げして、阪神大震災後
復興したものの需要のない商業施設に
若者を呼び込もうと企画した施設ですが
委託をうけた業者が参加するアニメ企業への
不払いなどがあり、撤退が相次ぎすでに
閉鎖状態となっています。

徳島県がおこなっているアニメイベント
「マチアソビ」は地元も巻き込んで、経済効果も
生んでいますが、神戸の場合は、地元も冷ややかで
阪神・淡路大震災復興基金から投入された約6000万円
が泡となりました。

なぜこうなったのでしょうか?
ひとつ言えることは、「役所がハコモノをつくって
事業をおこなったら失敗する」ということです。
特に「アニメ」はソフト産業です。
一朝一夕で拠点的なものはつくれません。
まずは制作会社を誘致してものづくりの拠点をつくり、
コミケのような同人誌や同人ゲームをつくるアマチュアを
呼び寄せるところから少しずつはじめるべきでした。
せめて、場所を鉄人28号のモニュメントの横の
新長田勤労市民センターにしておくべきで、
ハコをつくって「さぁどうぞ」で、成功するのなら
どこの自治体もやっているはずです。

2017年5月21日日曜日

「テロ等準備罪」法案が衆議院法務委員会通過

「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を
新設する法案は、19日、衆議院法務委員会で、
野党側が抗議する中採決が行われ、与党と日本維新の会の
賛成多数で修正のうえ、可決されました。
これについて今朝の番組でダウンタウンの松本人志氏は
「正直言うといいんじゃないかと思ってるんですけどね。
えん罪も多少あるかもしれないけれど、未然に防ぐことの
プラスの方が僕は多い気もするし、だんだんふるいにかける
網目の大きさも変わってくるんじゃないですか」
と法案を指示しました。

確かに正論ですし、世界的に見て必要な法案だと思います。
しかし、今回の法案は詳細が煮詰まっていないザル法で
下手すると賛成する松本人志氏もあらぬことで、
「テロ等準備罪」で逮捕されても不思議ではありません。

この原因のひとつが、ご存知「民進党の蓮舫代表」です。
民進党は存在感をアップさせるため蓮舫氏を代表に据えた
のでしょうが、このままだと支持率が共産党を下回る日も
遠くありません。
どうせ最後は数の差で通ってしまうわけですから、もっと
「中途半端な法案」を煮詰める役に徹してほしいものです。

JRにもプレミアム車両導入を

以前ご紹介した「京阪特急プレミアムカー」の
メディアへのお披露目があり、実際の映像が
紹介されていました。
南海電車の「特急サザン」のように特急車両の
一部を有料指定席車両として京阪特急に連結
するもので、高齢化社会訪日旅行者の増加を
考えると需要は絶対にあると思います。

前にも言いましたが、このような有料車両を
連結して、もっと需要あるのはJR東海道本線の
「新快速」です。
マリンライナーに採用している2階建て車両で
1階を指定席、2階を3列グリーン席として
車輛連結部に荷物スペースとトイレを設けます。
可能であれば、京都~神戸区間の新快速ダイヤを
増便してそこに充てると回転率もよくなります。


2017年5月19日金曜日

新陳代謝の進まない大阪

よくここで、大阪の都市計画について批判させて
いただいています。
東京と違い税収があがらないため、赤字財政が
蔓延してそれどころでないのはわかります。
そんな中、今日は具体的にその一例をご紹介
させていただきます。

大阪ドームからなみはや大橋へ続く「尻無川」は
昭和の高度成長期を支える貨物港のひとつでした。
その後貨物拠点は南港、北港へと移動していますが、
今でも安治川、木津川とともに工場や倉庫が
多数存在します。













そこに大きな工場があり工場から道路を跨いで
尻無川までクレーンが伸びていました。
工場で作った鋼材を次々にトラックに搭載して
います。昔はもう少し小さい鋼材を川まで
クレーンでだして船に搭載していたのが、
鋼材が大きくなりクレーンをグレードアップ
したものの、川幅が小さいので、船が大きく
できず、陸上輸送の経費と時間が削減された
ことから、こうなったのでしょうか?
どう見てもこの工場、尻無川沿いでなく、
南港や北港の広いところに存在すべき
ミスマッチな感が否めません。

尻無川沿いは港区も大正区も住宅が増え
工場に大きなトラックが入る環境ではありません。
私の知るある会社は港区拠点だったものが
拡張に港区では対応できず、尼崎市の臨海地区に
分社、将来は本社を移す計画もあります。
そうなれば大阪の税収はますます減ります。

計画というソフトがままならないのに、
ゴミ処理問題から臨海地区の埋立が一方的に
進んではいけません。
埋立て新しい土地を作ったなら、そこへ
工場が移転し良いように対策を講じるべき
です。

2017年5月18日木曜日

自動車販売の在り方が変わる日

旭化成は昨日、自社の樹脂材料などを採用した電気自動車の
コンセプトカー「AKXY(アクシー)」を公開した。
AKXYにはポリフェニレンエーテル樹脂、ナイロン66繊維など
27品目に及ぶ旭化成の技術、素材を詰め込み
軽量、高強度を強みに置き換えを狙う野心もうかがえる。
自動車メーカーに食い込むには、コンセプトやデザインなど
開発の初期段階から設計陣に入り込むことが不可欠で
部品メーカーを飛び越えた自動車大手とのパートナーシップ作りは
旭化成の最大の課題といえる。













日本経済新聞に「旭化成が電気自動車」とあり
驚いた人もいるかもしれませんが、中国では
町の鉄工所が電気自動車をつくっているほど
たくさんの会社が手掛けていることからすれば
驚くことではありません。

旭化成は直接販売するのではなく、自動車メーカーに
売り込んだうえで、自社の素材を自動車で採用して
もらうのが狙いです。
現在、PanasonicやGSユアサなど
バッテリーメーカーはハイブリッドやEVなどの
車輛開発でトヨタやホンダなどと提携しており
その枠に入るための戦略なのです。

今後はもしかすると自動車販売の在り方自体が
変わるかもしれません。
たとえばネットで購入し、メンテナンスは
そのメーカーが提携している電機量販店や
ロータスグループのような自動車工場でおこなう
といった感じになると、トヨタやホンダでない
アメリカのテスラのようなEVメーカーが
たとえばSONYやPanasonicの子会社で
現れる日がくるかもしれません。