2016年12月9日金曜日

「ろんぐらいだぁす!」放送延期から見える一億総活躍、物価2%上昇が不可能な原因

『ろんぐらいだぁす!』、『第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズ』
など「制作スケジュールの遅れ」を理由に放送延期が相次いで
発表される異例の事態が今のアニメでおこっています。

以前にも説明しましたが、動画制作を海外委託するシステムが構築
されて以降アニメ作品は増え続け、朝や夕方では枠が足りなくなり
放送時間の主軸は深夜へと移行しました。
その後はアニメをテレビで放送すればレコード会社、ゲーム会社や
書籍関係企業が利益を生むことが確実になり1年完結の作品1本
つくるよりも3ヶ月完結の作品4本作る時代になります。
2009年の「けいおん!」のヒットでさらに業界は過熱するのですが
アニメの作り手が作品本数に追いつかないのが、ついに今期露呈
してしまったと言われているようです。

動画作業は海外に委託するものの、原画や修正など基幹部分は
日本のアニメーターが手掛けるのですが、ここにお金が落ちない
のです。しかも宮崎駿がジブリ引退後、多くのアニメーターが
路頭に迷ったように、アニメーターは決して安定した職種では
ありません。
そんなアニメーターに優良な人材ばかりがいるとは言えず
報酬が安価のため複数作品を抱えてパンクしたり、品質が雑に
なったりするため、それを管理するほうにも負荷がかかり
崩壊していくのです。
その結果が『ろんぐらいだぁす!』のように12話中2話が放送できなく
になるという最悪の結果となりました。
利益が得られる環境であるのに、報酬がないために業界が発展
できないという皮肉なお話です。

アニメ業界ではありませんが、財務大臣が筆頭株主の某企業は
人手不足にもかかわらず、アルバイトひとり増やすのも難しい
ようです。
公務員のボーナスが昨年比1.7倍だそうですが、全体的に
報酬が上がり人手不足の解消が実行されない限り、
物価上昇率2%、一億総動員など夢のまた夢です。

2016年12月8日木曜日

酒類の税負担の公平性

自民・公明両党本8日午後、政務調査会長や税制調査会長らが
会談し、来年度の税制改正大綱を正式に決定しました。

この中で今日注目するのは酒税です。
麦芽の比率などで税率が異なるビール系飲料について、
平成32年10月から、段階的にビールを減税する一方、
発泡酒と第3のビールを増税し、10年後の平成38年10月に、
税額を、350ミリリットル当たり54.25円に一本化します。
これに対しては、価格を抑えるため税率の低い麦芽飲料を開発した
ビールメーカーが可哀相だという声が相次いでいます。

お酒をあまり飲まない私としてはどうでもいいのですが
この税率統一には疑問があります。

350ミリリットル当たりワイン、チューハイ、ハイボールは現在28円、
日本酒は42円となっていて、これを35円に一本化します。
税の公平性とか簡素化とか言っていますが、それなら一律50円に
すればいいのではないでしょうか?
恐らく国は人気のあるビール系飲料とそれ以外のアルコール飲料の
税率を同じにすれば、ビール系飲料以外の企業の売上がダウンする
と判断したのかもしれません。

しかしそれこそ企業努力です。
最近は日本酒もリキュールやカクテルが開発されていますし、
人気のなかった焼酎もチューハイが誕生して一般的な飲料になりました。
ビール会社のこれまでの努力を水の泡とするよりも
ビール系以外のアルコール飲料会社に努力を促す方が
日本酒などが、今後世界市場を目指すためにはよいことでないかと
思います。
そして、それこそが酒類間の税負担の公平性を回復することになります。

2016年12月7日水曜日

流行語は流行遅れ

よく流行語大賞とかなんとかいってその年流行した
ことばをニュースなんかで取り上げられています。

「てへぺろ」は2011年女子中高生ケータイ流行語大賞で、
どっかのモデルさんが表彰されていました。
実際は声優の日笠陽子氏の持ちギャグで、2009年
同氏の出演するテレビアニメ「けいおん!」では実際に
てへぺろをする場面があります。













今年の「聖地巡礼」もしかりです。
今年8月公開された劇場映画「君の名は。」が興行収入
200億円を超えるヒットとなり、その舞台となる東京や
飛騨古川などを巡る人が増えたため、そういった行為を
表現する俗語「聖地巡礼」が流行語とされましたが、
「聖地巡礼」は10年前放送されたテレビアニメ
「涼宮ハルヒの憂鬱」放送後舞台となった西宮市を
撮影するブログから盛り上がったもので、流行語と
言われていますが懐かしいくらいです。

「爆買い」も同じころからすでに始まっており
ニュースでとりあげられるのが遅かっただけです。
「流行語は流行遅れ」といっても間違いではないのです。

2016年12月6日火曜日

2016年秋道頓堀付近の画像













今日は道頓堀付近の画像のご紹介です。













湊町を望みます。奥の橋の「大黒橋」は立て直す前は
古風で立派でしたが改築後は見ていないので
後日レポートしてみます。













御堂筋北側右側円筒のがアクロスタワーで
白い大きなのがクロスホテルです。













ここまではこの「道頓堀橋」から撮影しています。













西側を望めばお馴染みの風景で、よくグリコの看板を
自撮りしているのを見かける「戎橋」が見えます。













実際は戎橋から撮影するより、川辺に降りた方が
グリコ看板は綺麗に撮影できます。





































はり重や金龍といった有名な看板の間に
開店前でしたが、気になる店を見つけましたので
貼っておきますね。

2016年12月5日月曜日

なんば付近の銀杏並木レポート2016






































今日はなんば駅から御堂筋の銀杏並木のレポートです。


























と、その前になんばマルイ前の日本橋へ向かう道が
先日実験的に歩行者天国になりました。







































実は大阪難波駅からマルイ前までの御堂筋東側側道は
すでに自転車専用道路となり自動車は走れなくなっています。































































大阪難波駅から道頓堀にかけての銀杏並木ですが
紅葉してだいぶ落葉しているにもかかわらず
まだ紅葉していない部分もあり、あまり色鮮やかでは
ありません。もう少しするともっときれいになるかも
ですが、すでに落葉しているため例年よりきれいで
ないものと思われます。

2016年12月4日日曜日

プリウスの思い出

次に車を買うのならハイブリッドかEVをと考えている
私ではありますが、過去に嫌な思い出があります。
その思い出を思い出させた大きな事故が昨日夕方
福岡県でありました。

タクシーが病院1階のラウンジに突っ込み室内の柱に
ぶつかって止まるまでに10人が巻き込まれ、うち3名が
死亡する大事故です。
報道によると「ブレーキを踏んだが、止まらなかった。
ギアを変えてエンジンブレーキをかけようとしたが減速せず、
病院に突っ込んでしまった」と運転手は供述しているそうです。

















画像からタクシーはプリウスだったようです。

4年ほど前、混雑した自動車専用道路でプリウスを運転中、
下り坂になったのでアクセルを緩めると逆にアクセルを
ベタ踏みしたような凄いエンジン音がしました。急加速とは
言えないものの確実に加速したため危険を感じた私は
ギアをニュートラルにして必死でポンピングブレーキをかけ
側道に待避しましたが、待避するあたりから正常に戻り
その後そのような症状は現れませんでした。
自動車整備に出しても原因不明です。
最近の電車はエネルギー効率をよくするため、減速すると
そのエネルギーで発電する仕組みになっており、プリウスなど
ハイブリッド車はこの技術が取り入れられているため、
動力装置はコンピューター制御となっているため、
コンピューターの気まぐれということで納得していました。

今回の事故はアクセルとブレーキの踏み間違えなのか
私のような現象に見舞われニュートラルにせずローシフトに
したため逆に加速してしまったのかはまだわかっていません。
コンピューター制御されている便利なものほど、
コンピューターが制御できなくなった時の危機管理を
私たちは求められていると言えます。

2016年12月3日土曜日

3月のライオン

1位 3月のライオン (252)
2位 終末のイゼッタ (243)
3位 ユーリ!!! on ICE (238)
4位 ドリフターズ (196)
4位 舟を編む (196)
これは「あにめのめ」でおこなっている10月~12月期の
新作アニメ投票先週末時点での上位5作品です。
(()内はのべ投票数)
今回は現時点1位の「3月のライオン」についてです。

3月のライオンは羽海野チカが2007年から連載している
漫画のアニメ化で、現在NHK総合テレビで放映中です。
NHKということで知名度があり現在1位かもしれませんが
私は正直好きにはなれません。
それは主人公がいかにも不幸そうに物語が進行している
からです。

主人公・桐山は、幼いころに交通事故で両親と妹を失い、
孤児となり父の友人である棋士に内弟子として引き取られ、
15歳で将棋のプロ棋士になります。本作は高校に入学し
単身東京で生活をするところから始まります。
確かに幼くして家族を失うことも引き取られた家での確執も
不幸なことです。しかし彼は稀な才能で将棋の世界で躍進し
若くして自立できる収入を手にしています。
しかもライバルであり友人の二階堂君や明るい川本三姉妹に
支えられて生きています。
この環境が不幸で悲しいものなのでしょうか?

主人公は一貫して口をへの字にして悲しそうな表情を
していますが、本当に不幸な人間から見ると腹ただしくて
しかたない絵柄です。
唯一の救いは川本三姉妹で、主人公になった気分で
癒される為に現在も視聴していますが、なぜこの作品に
人気があるのかは本当に疑問です。