2015年5月7日木曜日

大阪都構想住民投票の問題点

5月17日の大阪都構想の
賛否についての住民投票まで
あと10日となりました。

2ちゃんねるなど身近なネットでも
賛成派と反対派が戦っています。
主な争点とし賛成派は
「二重行政の無駄をなくす。
反対派は根拠のないことを言って
不安を煽っている。」
反対派は「都構想は大阪市の
サービス低下を招き、維新は市民を
騙している。」と言った感じです。

そして私のスタンスは
「二重行政をなくす維新の考え方、
都構想も賛成ですが住民投票では反対」
という今までの主張に揺るぎはありません。

二重行政が無駄を生んだのは
コスモタワーとゲートタワーに
象徴されるとおり事実であり
今後景気回復が大阪の中小企業まで
潤った場合、税収が増え
今のままではまた無駄遣いと
なることが確実です。
維新の言う通り、大阪府と大阪市が
ひとつになるしか道はないと思います。

問題はその先です。
大阪市を特別行政区五つに分割する
ということは確かに大阪市の縮小です。
ひとつが五つに増えることで
コストはかかりますし、大阪市という
巨大な政令指定都市でなくなると
歳出も削減されるのではと懸念し
ここを反対派は攻撃しているのです。

反対派である自民、公明、共産などは
大阪市議会のこれまでの議席配分が
大阪市解体により利害が発生する等
既得権益についての問題が
反対の裏側にあることは明らかです。
いろいろな反対理由を並べても
これを考えると説得力がありません。

ここは維新の説明を信用したとして、
どうして住民投票は大阪府内各市でなく
大阪市だけなのでしょうか?
大阪市以外は賛成を前提とし
大阪市に反対の要素があるから
ということなのでしょうか?

私が懸念するのは橋下市長の暴走です。
何度も述べるとおり今回の区割りで
「北区」は大阪駅、新大阪駅を含めて
あからさまに特別区最強となります。
この中には橋下市長出身の東淀川区も
含まれます。
歴史的、地理的にみれば淀川以北を
淀川区でまとめるのが自然なのに
このような区割りになったのは
維新にも何らかの企みがあることは
明らかです。

これまで多くの票を得て
知事、市長に就いた橋下市長の発言に
「私が民意を得てるわけですから
民主主義の原則にのっとって・・・」
と強引な手段でこれまでも問題に
なったように、賛成多数を得ると
「我が国は法治国家ですから
粛々とすすめていきます。」と
投票後に大阪市民に不利益を
背負わせることもあり得ることは
橋下市長の人柄に詳しい人ほど
理解できると思います。
逆にいうと、だからこそ政治を
スピーディーに動かしていることも
事実です。

で、住民投票の問題点は
大阪市以外の地域でも各市ごとに
投票を実施すべきであると
いう点です。
加えて、橋下市長の暴言、暴走に
ストップをかけられる人材が
松井知事も含め、いなかったことです。
仮に反対多数となった場合
橋下氏が市長を辞任する可能性
があります。そんな無責任を
止められない維新は
橋下氏が暴走した場合も
止めることができません。

最後に今回の住民投票は
恐らく投票率6割を越えます。
今まで政治に無関心だった人も
関心をもってきたということです。

2015年5月6日水曜日

大阪港の風景③ 貨物線廃線跡(後編)

姿を消した大阪臨港線の跡を
浪速駅から先へ追いかけます。

しかし私の追い方が悪いからか
あまりそれらしきは見つかりません。


















大阪港駅へ向かうルートで私の記憶では
左側の橋のたもとの右側突起部分から
鉄橋がかかっていました。貨車が通る時だけ
通行可能なシステムだったと思います。


















今では港を臨む公園になっています。
左が港大橋、右側の高層ビルは
南港コスモタワーです。
















この公園と北側のレンガ倉庫海側付近に
大阪港駅がありました。
(当時は地下鉄大阪港駅はありませんでした)

















その先は現在の海遊館あたりまで続きます。

大阪臨港線の終点があったエリア
















このルートとは別に大阪東港へ続く
ルートがあります。
線路はないのですが、このような
細長いマンションが線路跡に
つくられたことを物語ります。

































跡形もなくと思っていたら、まだ大阪臨港線の
線路柵が一部残っていました。


















































阪神高速の橋脚と地下鉄の橋脚の間を

大阪臨港線跡 港晴5丁目
















踏切でくぐり右カーブした先が大阪東港でした。


















(このあたりが大阪東港駅?)

ここから先の倉庫の風景は
また改めてご紹介します。

2015年5月5日火曜日

機動新世紀ガンダムX

こどもの日ということで、ドラえもんとか
ポケモンの話でもしたいところですが
今日はガンダムについてです。
それも「機動戦士ガンダム」ではなく
「機動新世紀ガンダムX」でいきましょう。

ガンダムは人が地球から溢れて
衛星軌道にスペースコロニーをつくり
希望を抱いて地球から移住した人が
地球に帰りたくなり、争う世界が舞台です。
戦闘機ではなくロボットが主戦力なのは
「ミノフスキー粒子」がレーダーを
無効化させるからです。
そして宇宙で命がけの戦いをする
人の中から、何らかのトリガーにより
宇宙に対応した人間という概念の
「ニュータイプ」が発生します。

「ガンダムX」は「機動戦士ガンダム」と
別世界ですが、同じ世界観で
スペースコロニーと地球上の戦後の
復興するところから始まります。
主人公のガロードが戦艦フリーデンの
少女ティファと出会い、ティファの
不思議な力からガンダムXを発見し
搭乗することになります。
戦後の荒野と化した地球をフリーデンは
ニュータイプを保護するため奔走しますが、
その裏で実は新しい軍が組織され
ふたたび戦争を巻き起こそうとしていました。

ガロードとティファのふたりから
戦艦フリーデンの活動へ
戦艦フリーデンから地球規模へ
そして地球から宇宙に出て
最後のステージは月面基地DOMEへと
まるでズームアップからどんどん
ワイドにするストーリー展開は
「魔法少女まどか☆マギカ」に次ぐ作品、
1年もののアニメ(全39話)としては
最高の作品だと思います。

もうゴールデンウィークも終盤ですが
まだご覧になってない方は
ぜひお勧めの一品です。

2015年5月4日月曜日

大阪港の風景② 貨物線廃線跡(前編)

大阪環状線の大正駅から弁天町へ向かう
途中に分岐点がありそこから大阪臨港線と
呼ばれる貨物専用路線が昔ありました。

大阪臨港線













福崎にある「浪速駅」から分岐して
大阪東港駅、大阪港駅へすべて非電化
単線で貨物専用として運行していましたが
1984年に浪速駅から先が廃止され
2006年には浪速駅も廃止となります。

大阪臨港線廃線跡撮影図






















今まだ残るその面影を2回に分けてご紹介いたします。
今回は大阪環状線分岐から浪速駅にかけてです。

大阪臨港線跡 南市岡
















南市岡の高架跡には「無線切替」の看板が残り
市岡の踏切跡にはレールが残っていました。

大阪臨港線跡 市岡








立体交差跡
















この写真は道路が半地下になっていて
高さ1.5メートルほどの低いガード
でしたが、道は平らになりガードは
消えています。

立体交差跡道路
















下の写真も線路はなくなっていますが、
昔レールがあったことが伺えます。

福崎から大阪環状線方面を臨む
















福栄橋という橋の横の鉄橋は
未だに残っていました。

福栄橋から鉄橋を臨む
















残存する大阪臨港線
















浪速駅はなくなりそのあとできた
市バスの車庫すらもうないのですが
なぜか看板は健在です。

浪速駅の案内看板

















2015年5月3日日曜日

憲法改正について

長い間触れられなかった
パンドラの箱ともいえる
憲法改正についてのお話です。

憲法記念日を前にNHKが
おこなった世論調査で
興味のある回答がありました。
憲法9条改正に賛成する理由に
「自衛隊を含めた軍事力を放棄する
ことを明確にすべきだから」という回答が
4.3%あったということです。

国会では自民党を中心として
憲法改正を推進する中
共産党などは平和憲法を守れと
改正阻止を叫んでいます。
この回答は改正することで
平和憲法に変えようという
政治よりも積極的な意見です。

9条云々は別にして
アメリカ人が作った憲法だからか
時代が変わったからか
今の日本国憲法は文章自体も
何なのかよくわからない点もあり
改正は絶対必要だと思います。
しかし、日本にデリケートな
一部の国家は、施行後一度も
改正していない憲法が改正されると
間違いなく雑音を放つことは
確実です。

まずは9条は触らないことを約束し
96条を改正します。
ハードルを低くしたうえで
文章を校正するつもりで
一部分でも変えてみては
いかがでしょうか?
それによって海外ではなく
日本国民ひとりひとりが
関心を高めることが重要です。

2015年5月2日土曜日

大阪港の風景① 朝潮橋駅周辺

昨夜某番組で私の生まれ住む
大阪市港区が紹介されたのを機に
今日からしばらくは港区の画像を
お届けします。

まず第一回は地下鉄朝潮橋駅です。
地下鉄朝潮橋駅
















朝潮橋は昔ここを南北に流れていた川にかかっていた
橋の名前が由来です。港区の住所には存在しない
名称です。
地下鉄中央線は昭和37年大阪港から弁天町間
の間で地下鉄なのに全線高架線路で開通しました。
地下鉄開業前の市電の車庫の跡地に
高さ5階建てほどの車両工場をつくり
大阪港から朝潮橋へ左カーブかるカーブの入口で
分岐する引き込み線が存在しておりました。
上の写真の左側が朝潮橋駅
右側の高層マンションの場所に車両工場が存在し
中央線は谷町線、千日前線ともつながっているため
それらの車両が入る風景も見られました。
八幡屋公園



天保山ジャンクション下の地下鉄中央線
八幡屋公園は駅の北側を大阪国際見本市会場
西側を交通公園という自転車を車感覚で
走れるアトラクション的な公園でした。
1985年見本市会場が大阪南港に移転し
交通公園を大阪市立体育館、見本市会場跡に
八幡屋公園と大阪プールを作りました。
















中央線の朝潮橋駅と大阪港駅の中間の高架上に
阪神高速の天保山ジャンクションがあります。

昭和43年頃から工事をはじめ、もともと建っていた
ビルや住宅を壊して、今の形に作りました。
大きな鉄球をビルにぶつけて破壊する様は
今でも私の記憶に焼き付いています。

出口のループには小中学校の友達も多く
住んでいました。1989年開通の大阪港線
完成のため1983年頃までには
みんなどこかへ引っ越してしまったようです。

なお、大阪港出口の高架が地下鉄をまたぐ
さらに下には大阪臨港線の踏切がありました。
大阪港出口の下を走るよう進み
大阪港出口横の大阪東港駅が終点です。
踏切は4車線をふさぐためバー式ではなく
ロープが降りるタイプで、1日3便走る
ディーゼルカーと貨車が走る貨物路線でした。

この貨物路線は福崎にあった「浪速駅」から
の分岐線です。「浪速駅」からは天保山に
向かう貨物路線もありました。

このつづきは
明日別の話題を挟むため5月4日に
お伝えいたします。

2015年5月1日金曜日

今春放送開始のテレビアニメ

4月が終わり今日から5月。
ということで、4月放送開始のテレビアニメ
についてです。

今春放送開始の新作テレビアニメ投票
を実施していますが、実施から現在まで
「響け!ユーフォニアム」と
「プラスティック・メモリーズ」の2作品が
1位、2位を独走しています。

しかし私個人は「響け!ユーフォニアム」
は好きではありません。
京都アニメーション制作作品はたいてい
大好きで期待してみておりましたが、
3話で吹奏楽部の顧問の先生が
「私の時間を無駄にするな」と部員に
言う場面が残念で以降見ていません。
先生の厳しい指導を表現したかったの
でしょうが、指導者がこの台詞かと思うと
この先物語が盛り上がっても感動する
ことはできないので視聴を中止しました。

「プラスティック・メモリーズ」は
人間と見た目おなじのアンドロイドが
人と暮らす未来アニメです。
主人公は寿命の近づいたアンドロイドを
オーナーから回収する仕事をしていて
相棒のアンドロイドの女の子が実は
間もなく寿命になるというストーリーです。
この先の展開で良作にも駄作にもなりますが
人間は事故死などの特異な死を除いて
少しずつ弱体化して死んでいきますが
アンドロイドは普段の様子のまま
ユーザーと永遠の別れをせねばなりません。
以前「AIBO」修理の件を取り上げましたが
この作品は「永久の別れ」について
考えさせられる作品です。

投票サイトでは人気が今ひとつですが
私がハマってしまっているのは
「えとたま」です。
もともとネットでEDテーマ「blue moment」
を聞き「誰も誰かの特別になれる」などの
歌詞に魅かれて3話から見始めたばかり
ですが、あまり難しく考えずみられる
ところがいいです。
最近考えさせられる作品や
テーマ性のある作品が多い中
バカバカしくない程度に心癒してくれる
作品こそが面白いアニメなのかもしれません。