2014年12月18日木曜日

法人税は撤廃、地方創生税を導入。

地方移転の支援として、移転企業に対し
法人税減税が検討されています。

私なら減税ではなく免除します。
そもそも法人税は二重課税の問題があるため
名称を地方創生税に変え、東京都とその周辺
(具体的には小田原以東の神奈川県、熊谷以南の埼玉県
つくば、成田以西の茨城県、木更津より東京側の千葉県)
に営業所、支店、工場を保有する企業にのみ課税いただきます。
本社を保有する場合は2倍、東京23区内と横浜等指定都市は
その2倍、新宿、渋谷、品川、丸の内等都心部はさらに倍の
税金を徴収して、それに該当しない法人は非課税にします。
結果的に東京圏で全国の法人税を賄ってもらうのです。

トヨタ自動車なんかは大歓迎する反面
多数の大企業と東京都などの自治体は大反対と思います。
しかし強引にでもメスを入れないと、絶対に解決しません。
地方分権といいながら、霞が関に庁舎ビルを建てていく
国このを見ていると、バカにでもわかります。

また、税金を免れ安い人件費を求め海外移転した企業も
海外の人件費が上昇する中、国内の地方に帰って来るかも
しれません。そうなると現在のアベノミクスのような経済対策も
感冒薬ではなく特効薬となることでしょう。

現在、国内ではインターネットの普及と、交通網の整備で
東京に拠点がなくても、地元密着企業でなければ
経営に問題もないはずです。
これにより、交通や通信も繁栄していきます。
そもそもネットやゲーム等のIT企業が本社を東京に置く
意味が私にはわかりません。

海外の企業は「東京」ブランドにこだわるため
日本の拠点を東京に置く必要があります。
海外企業にもこの税金の対象とし、外貨も獲得します。
それにより日本を敬遠する企業がでても
それはそれで構わないと思います。
ソウルにでも、上海にでも行っていただきましょう。

地方創生の「特区」も悪くはないですが、
すばらしい結果がでないのは、
今までの政治を見ていると想像できます。
やるなら、法人税撤廃と地方創生税の導入。
これで石破大臣が険しい顔をしなくても
問題は解決します。


2014年12月17日水曜日

大雪の中の交通(後編)

皆様お住まいのところでは、雪のほうは大丈夫でしょうか?
大阪では風が強いものの晴れていたのですが、
空がどんよりとして参りました。

さて、前回は飛行機の結構情報についてでしたが
今回は鉄道についてです。

ここ数日、雪の影響で停電が起こり、
電車が立ち往生するケースが増えてきております。

今までは非電化区間であったところが、
電化されてきている証明でもあります。

しかし単線区間や雪の多い区間は
電化されても、電車をけん引できる機関車を
車両工場ごとに保有すべきです。

来年春で日本最長区間を走る寝台客車
「トワイライトエキスプレス」が姿を消すそうです。
北海道新幹線の函館乗入による架線の電圧変更が
第一の要因のようですが、私は反対です。

もちろん、スピードだけでない、鉄道旅行の魅力もありますが、
ひとつの線路にひとつの種類の車両だけを運行させることは
万一の時に非常に危険なことかもしれません。
できれば、電圧や車輪の幅の違う機関車も
通過できるようにしていただきたいと思います。

JR、特に地方路線に関しては、営業面だけでなく
災害発生時の緊急輸送手段のひとつであることを
肝に銘じていただきたいと思います。

2014年12月16日火曜日

大雪の中の交通(前編)

明日からの大寒波で
特に北海道は、すぐ前が見えないほどの大雪になるらしいです。

昨年12月、新千歳14時頃の便で関西空港へ向かうところ
大雪の影響で欠航したことを思い出します。

ネットで購入したチケットだったためか、
出発予定時間の約1時間後、
私のメールに航空会社から欠航の連絡が入りました。

ところが、搭乗口にいる航空会社(の関連会社)の社員は
自分たちが案内する予定の便が欠航になったことを
まったくわかっていないのです。
私に来たメールの画面を見せても信じてもらえません。

搭乗予定の人々はいつになっても搭乗案内をしないので
何人かが彼女たちに詰め寄っていましたが、
わかっていない人々に聞いても無意味なのです。

私はどうしてもその日のうちに大阪に帰らなければならず
必死に空港内を走り回り、19時の伊丹行の手配ができ帰れたのですが、
結果的にその日の午後離陸したのは、その便と羽田行の2便でしたので、
おそらく他の人は全員札幌に足止めを食らったに違いありません。

元々持っていたチケットがJクラスだったこと。
関西空港行の機体が大雪で札幌に到着しない中、
たまたま伊丹行の機体が新千歳にあり、
その時間だけ雪が止み離陸可能だった幸運もありますが
人間の案内よりメールの案内の方が正しいということは
皆様も知っていて損はないと思います。

2014年12月15日月曜日

大阪のメディアの意義

今回の衆議院選挙特番の視聴率が発表されました。
NHKは別にして、
池上彰氏のテレ東、古館伊知郎氏のテレ朝が好調だったようです。

私は青山繁晴氏、宮崎哲弥氏のコメント目的で
関テレをメインに視聴していました。
時々キー局のフジも映っていましたが
男性司会者のインタビューが上手くからまないのと
コメンテーターがNHKの深夜番組のような感じで
どっちがキー局なのかと思うくらいでした。
実際、ネットの評判もよくなかったようです。

現在もよみうりで放送中の
「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があります。
故やしきだかじん氏が司会をした政治討論番組なのですが
この番組は「日テレでは放送しない」ということが条件で放送し、
現在も関西でトップクラスの視聴率を維持しています。

「東京で放送しない」というと、こじんまりとした地味な番組に
感じるかもしれませんが、安倍晋三現首相も2度出演しましたし
11月2日の放送で飯島参与がポケットからメモを取出し
「12月14日に投開票」というスクープ発言をするなど
日本政治の最前線的な番組といっても過言ではありません。

故やしきたかじん氏は本業歌手の司会者ではあるものの
全国区の芸能人が問題を起こしてテレビの仕事をなくした時
「大阪やったら大丈夫やから、俺の番組に出演しいや。」
と大阪に招いて再生させる手腕を持ち、
大阪という都市、文化を上手く利用してテレビ番組を創ってきました。
同様に「そこまで言って委員会」も大阪というポジションを活かし
「東京で言うと問題になる発言も、大阪なら大丈夫。」
というスタンスで番組の質を高めていったのです。

話は戻りますが、
フジがつまらなくて関テレがよかったのは
レベルの高いコメンテーターが
大阪のメディアを好むからではないでしょうか?
むしろ関テレがキー局だったら、
あの面子は無理だったと思います。

大阪でできて、東京ではできないことは
まだまだあると思います。
やしきたかじん氏に代わって
大阪のメディアの意義をもう一度を問うてくれる人が
登場することを期待します。

2014年12月14日日曜日

衆議院選挙の結果と課題

本日20時
衆議院選投票が締め切られると同時に
当選確実がどんどん伝えられ、
与党過半数越えが報じられました。

アベノミクスが信任されたわけです。
というよりも、選挙活動の様子から見て、
野党がアベノミクスに対する批判を繰り返すだけで
対案がなかったため、結果として
「アベノミクスしかない。」
ということになってしまったのではないでしょうか?
つまりは皮肉にも野党が
「この道しかない。」と言ってしまったのです。

こうなってしまったからには、
安倍自民党に日本経済を復活させてもらうしかないわけですが
某選挙速報番組で自民党高市大臣に
消費税引き上げ後の経済低迷についての反省を問うたところ
大臣は「反省はしていない。」と回答しました。
立場上のコメントかもしれませんが残念です。
与党として、「勝ったから反省しない」ということのないよう
お願いしたいです。

戦後最低となった今回の選挙に限った点ではありませんが、
投票率の低さが問題になっております。
評論家の宮崎哲弥氏が言う
「風が吹いて投票率が上がるのも問題」
というのはもっともです。
民主党が大勝した時のことを思い出すと
すごく危険なことだと思います。
ただこのままではダメです。
私は住民税を増税し、
選挙に投票した人には返金するような
大胆なシステムを取り入れるべきだと思います。
つまり投票しない人は増税となります。
厳しいように聞こえるかもしれませんが
投票しないと罰金を科せられる国もあるのです。

次回の選挙までには、選挙制度も含めた
大規模な議員定数削減を断行して欲しいと思います。
そのためには、過去の事例や慣習などは脱ぎ捨てて
大胆かつ迅速にしなければなりません。
大勢力を預かった与党が、それを実行できるか否かが
あらゆる政策を進めていけるかどうかの
ポイントではないでしょうか?


2014年12月13日土曜日

JR西日本はJR東海に舐められてる

昨日、リニア中央新幹線の乗車料金について会見があったようです。
今日は、この件に関しての、名古屋・大阪間について呟きます。

リニア中央新幹線は現在の東海道新幹線のバイパスであるとともに
老朽化する東海道新幹線のリニューアルに備えるものです。
JR東海が独自資金で着工、2027年東京・名古屋間の開業を目指します。

東海道新幹線は東京・新大阪間なのに、
リニアはなぜ東京・名古屋間なのか?

JR東海は表向き資金面、リスク回避等を挙げていますが
本社の御膝元である名古屋の底上げがねらいです。

今の計画では東京から名古屋までリニアを利用し
名古屋から新大阪を新幹線で利用させるつもりですが、
名古屋で乗り換えることにより、経済効果が見込まれます。
また、新幹線車両の性能向上で、現在の九州新幹線の乗り入れが
名古屋発になる可能性もあります。

ここ50年の人口増加は大阪府より愛知県のほうが凄まじく
あわよくば、日本第2の都市となる道も開けます。
名古屋市の都市機能が大きくなると、当然ながらJR東海は
東海道新幹線に利益を依存する形から脱出し
名古屋にも環状線等の新線をつくり、JRのトップとなることは
確定的です。

これに対して、残念なのはJR西日本です。
将来の転落防止柵対応かもしれませんが、
都市部の大量輸送路線である大阪環状線に
3ドア車の新型車両を導入すると発表しました。
これで、朝のラッシュに対応できるのか心配です。
それよりも言いたいのはなぜ名古屋・大阪間のリニア延伸に
JR西日本が名乗りを挙げないかです。

橋下知事はじめとする自治体や政界は公的資金を投入しても
大阪延伸は必用と言いますが、一企業であるJR東海は耳を貸しません。
それは当然のことです。
ただ、JR西日本が延伸を負担し、営業するとなっては話は別です。

これが名古屋市内の交通問題ならともかく
国家的なプロジェクトであることと、
国として大阪開業を重要視するスタンスから
JR東海がJR西日本の参入を拒否することは難しいと思われます。
その結果、恐らく開業後の利益や、運用の問題から
態度を変えざるを得なくなります。

JR西日本は手を挙げるだけになるかもしれませんが、
それによりJR西日本の利益になることも間違いありません。
そもそも今回のリニアはJRより近鉄が潤う構図になっていますし、
JR東海に舐められてると言っても過言ではないでしょう。

京都駅や大阪駅に観光施設を造るのもいいですが
鉄道会社の本来の役割をよく考えていただきたいと思います。



2014年12月12日金曜日

求められるテクノロジー

昨日は第2弾の悲劇について語らせていただきました。
しかしながら一発当たると、2弾3弾と続くのが世の常です。
わかりやすいのはiPhoneだと思います。
テレビもパソコンもそうです。

しかしそれは売る側の都合で、
決してユーザーが求めているものとは限りません。

昨日日本人ノーベル賞受賞の模様がニュースになっていました。
今から20年ほど前の朝のニュース番組で
「この世の中が一変するできごとになるかもしれません。」
と、青色発光ダイオードの製品化を報じていたことを思い出します。

「大げさな」と思っていたが、ニュースキャスターが
「今まで赤と緑の発光ダイオードはありましたが、
どうしても青色は製品化が難しく・・・」と言うのを聞いて
自分の無知さを知りました。

もう数年前から、オーディオ機器のレベルメーターは
針からLEDにモデルチェンジしており、
LEDはフルカラーも可能だが割高だから存在していないだけと
私は自分の中で思い込んでいたからです。
私はそのニュースではじめて
フルカラーLEDはこの世になかったことを知ったのです。

後から思うと1984年甲子園球場にお目見えした今のスコアボードも
当時は「白色ブラウン管を使用」と新聞に書いてありました。
その後カラーブラウン管を経てLEDになったのは2005年とのことです。

今までのノーベル賞は自分の生活との関係がよくわからないモノが
多かったのですが、今回の物理学賞ほどわかりやすいものはないと思います。

で、話は戻ります。
私たちが求めているもの。
たとえばそれは、新しい機能のスマホよりも、
単純に充電しなくてもいいスマホではないでしょうか?

某メーカーのパネルを使用したスマホは
従来の倍ほど電池が持つそうです。
電池が小型で大容量化されると、
電力会社も余った電力を大量に貯え、不足してくると放電して、
余計な発電をしなくて済むようになります。
そうなると原発の放射能問題も火力発電による二酸化炭素排出も
抑えることができます。

以前SONYは無駄を恐れず開発に力を入れて発展し、
無駄を無くそうとして衰退した旨の記述をしましたが
まさに同じことだと思います。
簡単にモノも利益も作ろうとするのはわかりますが、
求められるテクノロジーはそこに存在しないのです。