2017年12月26日火曜日

勝利に雛形はない

某コラムで阪神タイガースに関する
ものがありました。
金本監督になって2年間、いろいろな
若手野手が台頭しましたが、メンバーが
固定されない・・・特にセンターライン
(捕手、2塁手、遊撃手、センター)が
固定されないことを危惧し、来年は
メンバーを固定して欲しいという
内容でした。

確かにこれは正論です。しかし、
「メンバーが固定されないから優勝できない」
と言い切れるでしょうか?
私は「優勝は結果」だと思っています。
メンバーが固定されなくとも、来年の今頃
「レギュラーなき優勝」でした、と
ニュースで持ち上げられているかも
しれません。
勝利に、優勝に雛形はないと思います。

それよりも先発投手の安定が重要です。
今年の広島戦で、阪神は初回に1.8失点
しています。試合開始直後で2点の
ビハインドでは、いくら中継ぎ投手陣が
有能でも不利に決まっています。
メッセンジャーも来年37歳になります。
秋山も来年どうかは投げてみないと
わかりません。
まずは安定した先発ローテーションを
構築することが急務です。

2017年12月25日月曜日

高須クリニックの高須院長

高須クリニックの高須院長って
損しているような気がします。

派手で、CM以外でもテレビに出演し、
おもしろくて・・・
「金持ってて調子乗りのおっちゃん」
と最近まで思っていました。
そう思っている人が大半だと思います。
しかし、「そこまで言って委員会」
(読売テレビ)での発言を見て
イメージが一新しました。

パネリスト8名を医師でかためた
「医療特集」では誰よりも高須院長の
発言は多く、鋭いものでした。
何より感心したのは、専門分野の
美容整形の話題よりも、内科的、外科的な
最新の学会発表も把握しているのです。
医者のスキルの高さは「最新知識の量」
と考える私から見ると、完全に名医の
レベルです。
また、高須院長は自身の体を使って
「治験」をしているそうで、
「とてもじゃないけど患者に使えない」
と思うような失敗も多数しているとのことで、
もしかすると我が国五本の指に入る
レベルかも知れません。

本人はあたりまえと思ってるのかも
しれませんが、テレビに多数出演している
のですから、バラエティでもよいので
高須院長が医療を語る番組があっても
いいのではないでしょうか?

2017年12月24日日曜日

いつかのメリークリスマス

クリスマスと縁の遠い私ですが
B’zの「いつかのメリークリスマス」が
ラジオから流れているのを聞いて
今日はこの曲について語ります。

バブル景気が終了した1992年12月
「FRIENDS」というミニアルバムに
収録されたこの曲は、普通のヒット曲と
異なり、時が経つにつれて人気が増し、
1998年B’z最高のセールスを記録した
ベストアルバムに収録されて以来は
実質的にB’zを代表する曲と言っても
過言ではありません。

なぜ、これほどヒットしたのか?
「B‘zのバラードの中でもメロディと
歌詞のバランスが良い曲」と作曲した
B‘zの松本氏がコメントするとおり、
まるでひとつの物語のような歌詞と
アコースティックギターが奏でる
前奏や間奏は美さえ感じます。
でも、私にはそれ以外に2点、感じる
ところがあります。

ひとつはバブル崩壊後の音楽シーンです。
この頃は70年代フォークソングと
80年代ニューミュージックが成熟し、
セールス的にもヒットすればCDが
100万枚以上売れる、言わば
「J-POPのピーク」と言える時期
でした。「いつかのメリークリスマス」の
切ないコード進行も、この時代だからこそ
できたのではないかと思います。

もうひとつは「サビ」です。
1990年から93年のB’zのメロディーは
ギタリストが作曲したと思えないほど
カラフルなメロディーが多く、
「いつかのメリークリスマス」のサビの
メロディーは特に優れています。
このサビは老若男女、どこの国でも
受け入れられるメロディーラインなのです。
これは、たまたまの結果かもしれませんが
事実です。
もし信用できなければ、老人か外国人に
「いつかのメリークリスマス」のサビと
他のB‘zのヒット曲のサビと聴いてもらって
判定してもらえばわかります。

なんか今日久々にラジオから流れた
この曲で、鳥肌が立ってしまいました。

2017年12月23日土曜日

私の考える大阪市の区割り

本日、大阪市港区で総合区についての
説明会がありました。
しかし、特別区の区割り同様、
総合区の区割りにも、同意できる
ものはありません。

以前4区の特別区に分割する案を
ここで述べましたが、今日は
6区に分割する案を披露させて
いただきます。

1 「淀川区」
東淀川区・淀川区・西淀川区を統合

2 「北区」
此花区・福島区・北区を統合

3 「南区」
港区・大正区・西区・中央区を統合

4 「浪速(なみはや)区」
住之江区・西成区・浪速区・住吉区を統合

5 「緑区」
都島区・城東区・東成区・旭区・鶴見区を統合

6 「阿倍野区」
天王寺区・阿倍野区・生野区・東住吉区・平野区を統合



2017年12月22日金曜日

致命的な遅れ

日本郵便を傘下に置く日本郵政の
長門正貢社長は昨日記者会見し、
東京と大阪で今月、約1万3500個の
荷物の配達が最大半日遅れたことを
明らかにしました。
「致命的な遅れはない」と強調し、
配達員の確保もできているとのことです。

このニュース、明らかにおかしいです。
宅配便の基本は夕方から夜にかけて
収集した荷物を深夜に長距離移動させて
早朝に配達最寄りのセンターへ振り分ける
繰り返しです。
深夜は渋滞がないので、所要時間に
差がでず、燃費もいいので、こうなります。
具体的には大阪から東京へ送る場合、
大阪の最寄りの荷物を受付するセンターに
夕方までに届けると、深夜に東京へ移動し、
翌朝には東京の送付先のそばのセンターに
荷物は到着します。
だとすると本日「翌日午前指定」とした
荷物を送って半日遅れると、翌日の
午後に最寄りのセンターに荷物は到着し
「致命的な遅れ」となります。
日本郵政の場合、ホームページでは
北海道、沖縄の遅れに関しては
予告していますが、それ以外については
しるされていません。

いずれにしても、他社の値上げに乗り遅れ
荷物が「ゆうパック」に集中していることは
明らかで、それに対して体制を構築して
いなかったことも事実です。
元お役所ならではの体質かもしれません。

2017年12月21日木曜日

日本航空3億8000万円損失の件

日本航空3億8000万円損失の件、
あまり大きなニュースにならないようです。
JR東海のリニア工事不正受注は
耳にタコができるほど聞いていますが
この差が何なのかよくわかりません。

ゼネコンの談合による不正受注に関して、
「悪いコト」と取り上げられますが
現場作業員の担い手不足からの
人件費高騰から考えると、工事費用が
安くならなくとも、適性範囲なら
問題ないのではないでしょうか?
また「大成建設」が静岡県・長野県の
山間部をまとめて受注していましたが、
異なる業者がいろいろと請け負うよりも
大手がまとめて工事したほうが、効率や
コストの面からもよいと思います。

むしろ、日本航空が詐欺被害で4億近い
被害を受けている方が問題です。
航空機1機の「40分の1」の金額で
たいした問題ではないと考えているので
しょうか?
しかし、この損失分、機体更新が遅れたり
価格設定が厳しくなったりで、必ず
利用者に影響します。
私は過去に海外企業と取引する際、
毎月請求書をメールで送信して、
アメリカの企業から円立てて振込して
もらっていましたが、メールアドレスや
振込口座は年1回の契約交渉で来日する
アメリカのバイヤーと直接確認しました。
メールひとつで数億もの金額を振込む
ことに、まったく理解できません。

ま、もっと理解できないのは、この件を
掘り下げない「メディア」なのですが・・・

2017年12月20日水曜日

危機管理

今日は大相撲の「危機管理」委員会が
調査した結果を踏まえ、理事会が
日馬富士暴力事件に関する処分を
発表する報道がありました。

で、「危機管理」って何でしょう?
端的に言うと、企業・団体・組織
などが、突然直面した危機に対応する
判断です。
たとえば、和歌山県で見知らぬ男性から
スプレーをかけられた女子児童が
農作業所に助けを求め逃げ込みました。
ここで、農作業所の人がどう対応するかが
「危機管理」です。

今、「危機管理」が問われるのは
博多発東京行きの新幹線の台車に亀裂が入り
名古屋駅で運行打切りとなった案件です。
小倉駅付近から乗務員は異常に気付きますが、
JR西日本はまさか「重大インシデント」に
該当するようなものではないと思います。
それでも念のため岡山駅から保守担当を
乗車させます。この保守担当が
「点検したほうがよい」と判断しますが
そのまま運行を続行させて、今回の「事件」
になってしまいます。

最低でもJR西日本はJR東海に連絡して、
新大阪に代車をまわさせ、点検すべきでした。
確かに乗車していたお客様には迷惑を
かけますし、何もなければ、それはそれで
問題になるかもしれません。
しかし、起こってからでは遅いのです。
これこそが「危機管理」です。
そして、瞬時にこの判断が下せるか否かが
「危機管理能力」です。

・・・偉そうに言いますが
私も過去に痛い目にあってるからこそ
今回のJR西日本の件はよくわかります。