2017年10月19日木曜日

阪神タイガース2017年シーズンの感想

今日は阪神タイガース2017年シーズン
の感想を述べたいと思います。

一言で言うと「よくがんばった」と思います。
投手陣で言うと、秋山、桑原、ドリスが
予想以上にがんばり、打者では中谷が20本の
本塁打を放ちました。貯金17は立派です。
その反面気になるのはベンチの采配です。
「育成しながら勝つ」と金本監督は言いますが
若手育成がされているかどうか疑問です。

確かに前任の和田監督の時よりは、積極的に
若手を起用して、起用しなかった巨人と
対照的な結果になったのは事実です。
しかしホームラン20本打った中谷を
クライマックスシリーズではほとんど試合に
出させませんでした。
一番気になるのは、選手の状態を把握できて
いたかどうかです。

秋山、桑原の好調でチームは勝てたわけですが
8月以降桑原、9月以降秋山は不調です。
特に桑原は球速が150キロでるかでないかで
明確にその日の調子がすぐにわかります。
9月好調だった俊介も、シーズン終わり頃から
消極的になり不調に陥ったにもかかわらず
クライマックスシリーズは徹底して
トップバッターに送り出していました。
もちろん貢献した選手を調子が悪いから
出すなとは言いませんが、出し方を考えても
よかったと思います。
というか、個々の選手の好不調をベンチが
把握できていたのでしょうか?

逆に調子が悪くないのに出さなかった藤浪に
対しても疑問です。藤浪投手はすっぽ抜けて
右打者にぶつけるケースがよくあります。
過去に広島の黒田に恫喝されて以来、
ぶつけると急に委縮して打たれ始めます。
すっぽ抜けを修正するのが解決策ですが
シーズン中にできないとわかった時点で
1軍と2軍の間を行ったり来たりするのではなく
1軍において対策を講じるべきでした。
たとえば先発させて右打者にぶつけたら
降板させるのです。

藤浪のような大器を育成できないのに
普通の選手を育成させることは無理です。
去年調子のよかった高山、原口も結局は
1軍コーチが無能であったため、不調になると
1軍での育成が無理ということで2軍送りです。
来季はコーチ陣にメスを入れ、1軍のベンチでも
育成できる環境をつくってほしいものです。

あとひとつ疑問は捕手です。
梅野は今季リードも送球も「守り」という
面では成長を遂げ、打力は低調でしたが、優勝した
広島戦ではよく打っていました。ところが
坂本が怪我から復帰すると坂本が正捕手となり
梅野の出番が減るにつれ、広島戦の対戦成績も
悪くなっていきます。
確かに長いシーズン捕手は複数いることが理想です。
日本一になった1985年も木戸と嶋田という
ふたりの捕手が活躍しました。しかし、明かに
梅野のほうが守備力は上なのに、坂本に拘る
ベンチの考えはわかりません。

来季は正直不安です。
投手では大黒柱のメッセンジャーが来年37歳になり
能見はもうダメそう、岩田、藤川、高橋も年齢的に
どうかわからないですし、秋山・岩貞・桑原は
投げてみないとわかりません。ドラフト1位で投手を
獲らなかったツケがそろそろでそうな気がします。
打者は福留のフル出場が見込めない中、4番不在で
来シーズンを迎えることは必至で、メジャークラスの
外国人野手を獲得する能力が球団にない以上、期待は
もてないことを知っています。
来シーズンこそ結果がでるだろう。
そんな期待はしないに限ります。ベンチスタッフを
入れ替えて、来年こそは先発投手陣と4番打者を
育ててほしいものです。

2017年10月18日水曜日

プロ野球クライマックスステージについて

昨日横浜に敗れたことにより、
私の応援する阪神タイガースは今年の
公式戦をすべて終了しました。
今シーズンの感想は明日呟くとして
今回はクライマックスステージについて
呟きます。

プロ野球解説者や記者は2試合目に
強雨の中、強引に試合をした結果
ぬかるんだグランドが横浜に有利な
結果になったと報じているところも
ありますが、私は「運も実力」なので
阪神タイガースは負けるべくして負けた
と思っています。
そもそもクライマックスシリーズは
2005年阪神タイガースが日本シリーズで
ロッテと戦う際、クライマックスシリーズで
直前まで試合をしていて勝ち抜いた勢いに
当時クライマックスシリーズがなく試合から
遠ざかっていた阪神タイガースが一方的に
敗北したことを機にセリーグにも導入された
経緯があります。
評論家などからは、「日程がタイトだから
強雨でも決行せねばならない。それなら、
日程を緩めるべき」という意見がありますが
そうするとクライマックスシリーズを
導入した意味がなくなります。

元阪神タイガースの広澤克己氏は
クライマックスシリーズに反対しています。
メジャーリーグのように球団数が多く
同一リーグでも西地区、中地区、東地区と
区分されているアメリカと同じシステムは
日本にそぐわないと言うのです。
この意見にまったく賛成というわけで
ありませんが、日程を緩めるくらいなら
私もクライマックスシリーズは廃止すべきと
考えます。
その代わり日本シリーズまでに試合間隔が
開くことを防ぐために、最終戦を
日本シリーズ前の週末にするのです。
例えば10月28日土曜日日本シリーズが
始まるのであれば、最終戦は10月20日
金曜日から22日日曜日までの3連戦に
固定するのです。
それまでの日程が早く終了した場合、
間隔が開きますが、これがベストではないか
と思います。

2017年10月17日火曜日

選挙の投票率をあげる方法

今回の衆議院選挙では、投票率は下がるが
自民党は議席を減らすと予想しています。
野党に勢いがあれば投票率は上がるのですが
それでも投票率は下がる傾向にあります。
どうすれば投票率は上がるのか・・・
私には名案があります。

源泉徴収で保険料控除のお金が戻ってくるように
投票した人は、翌年申告すれば、税金がかえって
くるようにするのです。つまり選挙に行かない
人は納税して、600億円以上かかると言われる
選挙費用に充てるのです。「選挙税」です。

18歳以上が投票するのに対して、「選挙税」は
所得がある人が対象なので、不公平感はあるかも
しれませんが、必ず投票率はあがるはずです。
よく、「ネットで投票できるようになれば」と
言う人がいますが、技術的に可能になっても
これはやめたほうがよいと思います。
投票所の雰囲気とポスターが貼ってあることにより
適当な一票にならず、間違えて投票することも
避けられます。

2017年10月16日月曜日

中央防波堤埋立地は誰のものか

東京の「中央防波堤埋立地」の帰属をめぐり、東京都が
提示した江東区86%、大田区14%の調停案について、
江東区側が歓迎する一方で、大田区側は反発しています。
帰属をめぐっては、埋め立てが1973年に始まって以来、
江東区と大田区の双方が帰属を主張していました。





















この問題については、埋立をするための車両が
江東区から入っていたからということと、
江東区から近いことから、江東区が妥当と
私は思います。
昔、海苔の養殖をこのあたりでやっていたから
大田区のものになるようであれば、中国や韓国が
対馬や沖縄を自分の領土だと主張しかねません。
ただし、大阪の臨海部もそうですが、災害に備え
江東区とのアクセスは海底トンネル以外に、橋梁を
一つ作ってアクセスを増やすべきです。

しかし、こうした争いにも税金は投入され、
無駄な時間は費やされます。
そもそも埋め立てる前に考えることだと
思うのですが・・・。

2017年10月15日日曜日

今期注目アニメ「いぬやしき」

1 クジラの子らは砂上に歌う
2 DYNAMIC CHORD
3 王様ゲーム The Animation
4 少女終末旅行
5 いぬやしき
5 このはな綺譚
7 ブレンド・S
7 宝石の国
9 十二大戦
9 魔法使いの嫁

これは、10月にはじまったばかりの
新作アニメ人気投票のベスト10です。
まだ始まったばかりで、本当の評価は
これからだと思います。
この中で私のおすすめは「いぬやしき」
です。

冴えない中年オヤジが余命3ヶ月を
宣告されて落ちこんでいると、異星人が
事故でオヤジを殺してしまいます。
異星人は地球との干渉を避けたかったため
殺した親父を最新技術でサイボーグとして
再生します。
何が起こったのかわからない親父も
自分がサイボーグだと気づきます。
公園で若者に集団リンチを受けている
浮浪者をサイボーグの力で退治して
助けるというのが1話のあらすじです。

中高年の冴えないオヤジが主人公だから
なのか、今のところ人気はありません。
漫画としてヒットした作品のアニメ化で
オリジナルアニメでないことから
「けものフレンズ」のようなブレークは
ないかもしれませんが、注目の作品です。


2017年10月14日土曜日

ユネスコ、崩壊か

米政府は、ユネスコが「反イスラエル」で
偏向していると批判し、イスラエルとともに
12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)
を脱退すると発表しました。
米国のユネスコ分担金未払い分は5億ドル
と言われています。
事実関係の不確かさなどが指摘されている
「南京大虐殺」の文書を一方的に記憶遺産に
登録して、ユネスコは日本をめぐっても
政治的に偏った決定をしている経緯があります。
その際、日本政府は反発し、一時ユネスコへの
分担金支払いを保留していました。その後、
日本は分担金を支払いましたが、またしても
事実関係が明かではない慰安婦問題の資料を
登録しようとしています。

これまでにも呟きましたが、ノーベル賞の
審査員が緻密に調査しているのに対し
ユネスコの世界遺産を選定する審査員は
アホ集団です。いい大人を集めなくても
幼稚園児でもいいくらいです。
まずは、もっと審査できる人間を並べてから
会議でも審査でもするべきです。
アメリカが脱退した今、同盟国である
日本も脱退への扉が開かれました。
アメリカ、日本はユネスコに分担金を
多く支払うツートップで2か国で1/3近く
にのぼります。だからといって贔屓しろと
言いませんが、それらの国に喧嘩を売っては
ユネスコという組織を自爆させているような
ものです。

以前も言いましたが、ユネスコが体質を
変えない限り崩壊します。
世界遺産登録を目前にした大阪としては
残念ですが、仕方ありません。
ユネスコがよく寄付を募っていますが
あれもやめておいたほうがよいですね。
ダメな組織に寄付しても本当に有効に
使われているか疑問です。

2017年10月13日金曜日

小池政党の支持が衰退する理由

私の予想に反し、自民党圧勝とメディアは
どこも口裏をあわせたように報じてます。
その理由は希望の党が票を獲れそうにない
ところにあるようです。
衆議院解散時点では大いに盛り上がり、
だからこそ民進党の多くも希望の党へ
流れたわけなのですが、今となっては
「どうしてこうなった?」状態です。
いろいろメディアの言うことを聞いてると
理由はふたつです。

ひとつは、「立憲民主党」への支持が
予想より大きかったことです。
希望の党の小池氏は安倍総理を信任
したくない人の受け皿として、希望の党を
立ち上げました。つまり保守的な政治は
支持するが、安倍政権に不満を持つ有権者が
多いと思ったのです。
しかし現実の有権者は保守二大政党より
保守か革新かを望んでいたようで、
右と左の民進党、圧倒的左の共産党ではない
ほどよい左を求めていたのでしょう。
これはフォロワー数があっという間に
自民党を抜きトップになったことからも
うかがえます。
これにより希望の党、共産党の支持者は
立憲民主党へと流れていっているのです。

もうひとつは希望の党小池党首の態度です。
「選別」「排除」の話ではありません。
首班指名をしなかったことでもありません。
安倍総理に「おともだち内閣」と
言っているのに、小池党首自身が
「おともだち選挙」をしているところです。
今回の選挙では自民党石破氏や野田氏の
立候補する選挙区に希望の党は候補を
立てていません。また愛知県で大村知事が
推薦する無所属議員に対し、同じ選挙区に
自分にゆかりのある自民党議員が立候補
しているため、推薦しなかったため
大村知事が希望の党との連携をやめる
事態になっています。
「おともだち内閣」と批判しながら
「おともだち選挙」をする小池党首が
もし政権をとっても、政治は変わらない、
それならば外交に長けた安倍首相続投の
ほうがマシというわけです。

希望の党はもともと選挙に勝つという
ことは考えてないにしても、大敗は
計算外のはずです。
都民ファーストの会の運営こそが
ブラックボックスだと、先日二人の
都議会議員が都民ファーストの会から
離れて話題になりました。
小池党首が立候補しないことは
理解しますし、支持しますが、
党の方針や運営をもっと国民に
わかりやすくすべきです。
でないと、希望の会が政権を握ると
どうよくなるのかが、見えません。