2017年8月14日月曜日

京都市の観光アクセス対策

京都の市バスが訪日旅行者急増で
旅行者をさばききれず、市民の足
としての役割を果たしていないので
値上げして市民には割引すべきと
言いましたが、それでも観光アクセス
として電車の便利が悪い京都では
やはりバスは主要なアクセス手段
と言えます。

京都市バスは一部のバス停に監視
カメラを設置して、さばききれない
バス停に臨時バスを運行させる
システムを導入しています。
それでも四条通、河原町通など渋滞
の多いところで、臨時バスの対応は
心もとないところがあります。
かと言って、地下鉄路線を増設
するのは、文化財が地下に眠る
京都で簡単にはできません。

となると、渋滞を少しでもなくす
努力が必用です。
一番現実的なのは、市街地を通らず
京都市北部へ行けるバイパスの
建設です。
京都縦貫道沓掛インターから
高雄、貴船・鞍馬、大原を経て
琵琶湖大橋への自動車専用バイパス
をつくり、京都市街を通らずに
大阪から国道162号などに
逃げれるようにすることで
市街地の渋滞を緩和するのです。
地下バイパスや高速道路を新しく
整備できない事情からこれが
観光アクセス向上につながります。


2017年8月13日日曜日

お中元、暑中見舞い、残暑見舞い

あるテレビ番組で
お中元、暑中見舞い、残暑見舞い
というのは、モノを送るかはがきを
送るかの違いではないんです。
と池上彰氏が得意げに解説して
いましたが、これは間違いです。

もともとは池上彰氏の言う通り
だったのですが、今はモノかはがき
でも間違いではありません。
これは、「日本語」というものが
臨機応変に変わっているからです。

現在、お中元はモノととらえて
誤りではありません。
しかも関西ではお盆までが
お中元で、8月15日以降は
残暑見舞いとなるそうです。
しかし8月15日以降に残暑見舞い
として送る習慣はなく
7月1日からお盆までに
お世話になった人に物品を
送ることがお中元です。
一方暑中見舞いは、梅雨明けから
立秋(今年は8月6日)に送るハガキで
それ以降8月末までに送るハガキが
残暑見舞いです。

そもそも中国で7月15日が
中元だったのでしょうが、
今年のお中元は9月5日だそうです。
とにもかくにも「日本語」は
良くも悪くも流動的に変化するのが
特徴の一つと言えます。

2017年8月12日土曜日

西川貴教 すっごーい!

こんなタイトルですが、
茶化しているのではありません。

ミュージシャンであり、ヲタでもある
西川貴教氏が毎年故郷の滋賀県で
「イナズマロックフェス」という
野外ライブイベントをやっています。

「音楽を通じて地元にお返しがしたい」
という西川氏の思いから2009年に
立ち上がったこの企画は、老若男女
誰もが気軽に楽しめるよう、音楽に
興味なくても、入場料を支払わなくても
フェスを楽しめる趣向になっている
ことから、年々来場者が増え
今や滋賀県の主要行事になっています。
その企画力は、米ネバダ州ラスベガスの
観光関係者からも注目されている
ところまでは、私も知っていました。

ところが9月中旬に開催される
このイナズマロックフェスには
まだ仕掛けがあったのです。
本日、滋賀県で行われている
「イナズマフードグランプリ」です。
最近は「食の祭典」のようなイベントを
人気店が屋台で集結して首都圏や京阪神で
開催しています。
それと同様の催しなのですが、決定的に
異なる点があります。
実際に参加したお客様からアンケートをとり
投票数の多かった上位20店舗が
「イナズマロックフェス」に
参加できるのです。
もちろん単なるイベントではないので
普通の食祭とは空気が変わります。
滋賀県自体も9月だけではなく、
8月にもイベントが加わることにより
経済効果が上がります。

西川貴教氏がどこまで考えているのかは
知りませんが、彼一人の存在で
滋賀県の知名度と経済が上がっているのは
間違いない事実で
西川貴教 すっごーい!
と言うしかありません。


2017年8月11日金曜日

山の日

今日は山の日です。
しかしなぜ今日が山の日なのでしょうか?

2013年山の日制定議員連盟が開いた総会にて、
お盆休みと連続させやすい利点があるとして
お盆前の8月12日を祝日とする案が採用され
ましたが8月12日は1985年の日本航空墜落
事故と同日で、墜落した場所も山という事から、
最終的に8月11日を山の日とすることが決定
しました。

つまり特に何のゆかりもなく、決められた
祝日なのです。
一般に今日から16日くらいがお盆休みと
いうところも多く、この祝日があるから
登山する機会が増えるというものでも
ありません。
お盆は帰省してお墓参りするよりも
登山に行きたいと思う登山愛好家はともかく
登山に興味がある人が登山するための
祝日にはならない日取りです。

それでもこの日を祝日にしたのは、
日本山岳会など登山愛好家の一票が
欲しかった政治家の思惑としか
考えようがありません。

2017年8月10日木曜日

トヨタとマツダが資本提携 電気自動車を共同開発へ

トヨタとマツダが資本提携
電気自動車を共同開発へ

少し前こんなニュースがでて
驚いた人がいるかもしれません。
ライバル会社が手を組んでまで
電気自動車を開発する理由は
今後、欧州の排ガス規制が
きびしくなっていくからです。
特にイギリス、フランスは
2040年にはガソリン車と
ディーゼル車の国内での販売を
禁止する方針を打ち出しています。
実質、電気自動車しか販売が
できなくなるのです。

日本では今のところそのような
予定がないので、ニュースに
なりませんが、海外での売り上げが
生命線の自動車業界にとっては
自動車が販売できなくなるかも
しれない大問題なのです。
電気自動車自体、中国の町工場
でも大量につくられているもので
いかに燃費よく、急速に充電が
できるかが課題です。
よりよいものを早く開発するには
共同開発が最適なのです。

20年前シャープが2000年に
すべてのテレビ販売を液晶テレビ
にすると言ったとき、誰もが
耳を疑いましたが、今やテレビは
すべて液晶になっています。
電気自動車なんてと思っていても
20年後にはあたりまえに
なっているかもしれません。

2017年8月9日水曜日

なぜメディアは国税庁佐川長官を追い詰めないのか?

国税庁佐川長官が「諸般の事情」で
就任会見をしないそうです。
これは異例の事態です。

なぜ記者会見しないのか?
3月15日衆院財務金融委員会で、
「価格を提示したことも、先方から
いくらで買いたいと希望があったこと
もない」と佐川氏は答弁しましたが、
池田国有財産統括官は森友学園の
籠池理事長に
「理事長がおっしゃる0円に近い金額まで、
できるだけ努力する作業をやっています。
1億3000万円を下回る金額にはなりません」
返答している音声をマスコミが入手し
国税庁佐川長官が虚偽答弁をしていた公算が
強くなってきたからです。

それについてメディアが騒いでいますが
それはメディアの責任でもあります。
記者会見にはふたとおりあります。
ひとつは今回のように定例で開く会見で、
「開く記者会見」です。
もうひとつはマスコミの追及が激しいため
開かないと日常に支障をきたすため
やむを得ず開く「開かされる記者会見」
です。
つまり、佐川長官が逃げているのではなく
メディアが佐川長官を追い詰めないから
記者会見は行われないのです。
連日国税庁の玄関に大量の記者を配置し
佐川長官の自宅にも記者を終日配置すれば
追い詰められて開かなくては事が済まなく
なってしまいます。
なぜ追い詰めないのでしょうか?

森友学園籠池夫妻が逮捕され、
検察が有能ならば、次に国税局を
捜査し関係者が逮捕されるはずです。
しかし「忖度」で検察が機能しなく
なる可能性もあり得ます。
そうならないためにも、
真実を真実として
明らかにするためにも
メディアの意地を見せてほしいものです。

2017年8月8日火曜日

富士山の入山料

富士山の入山料が任意だと
いうことを先日テレビで見て
驚きました。

富士山が世界遺産に登録された時、
今後登山者の増加に伴って、環境が
キープできないことを懸念された
ことから、入山料を徴収することに
なるところまでは知っていました。
しかし、ひとり1,000円を
任意徴収として、実質半数くらい
しか徴収できていないことは
知りませんでした。
しかも、自治体がおこなっている
とのことです。

世界遺産登録を決めているのは
国であります。
登録されたらそれで終わりと
いうのでは無責任です。
特に富士山の場合はユネスコから
釘を刺されていたにも関わらず
です。
ここは環境省の出先機関が管理し
入山料を義務化させるべきです。
それによって、清掃、警備の
スタッフを増強していかないと
世界遺産登録取り消しも
あり得ます。