2016年7月13日水曜日

自称イスラム国が今後も絶対自爆テロをおこなえない中国

南シナ海をめぐる中国の主張や行動は
国連海洋法条約違反などとしてフィリピンが
申し立てた仲裁手続きで、
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は12日、
中国が「歴史的権利」として主張する「九段線」
について国際法上の根拠は認められないとの
裁定を公表した。

この昨日のニュースで思い出したのは
「国際環境NGOグリーンピース」はなぜ中国が
きれいか海を埋め立てているのに妨害活動を
しなかったのか?
それは本当は「国際環境NGOグリーンピース」が
実は環境保全・自然保護の団体ではないからです。
と昨年「南沙諸島埋立」で述べたことです。

それと同様に言えるのは自称イスラム国です。
彼らはイスラム国家復活を掲げながらも
イスラム国家樹立の地と関係のない欧米や
先日はバングラデシュでもテロ活動をしています。
しかし、彼らも「国際環境NGOグリーンピース」同様
北朝鮮や中国ではテロを行っていませんし
これからも絶対行いません、というよりも
行えません。

テロは脆弱な地域でいかにアピールできるかが
最大のポイントです。確かに天安門広場で自爆テロが
実行できたなら、宗教的な問題や、違った意味で
世界に恐怖を与えられメリットが大きいのですが
欧米と違い国際裁判所の判決に真っ向から、堂々と
牙をむける国家にテロをしかけた場合の報復が
怖いのです。
北朝鮮や中国であれば、シリアとその周辺を弾道弾で
すべて更地にする行動にでることもあり得ます。
メディアの発達以降、住民を巻き込む強引な攻撃は
欧米はしません。だからテロ攻撃が有効なのですが
それが通用しない国にうかうかテロ攻撃なんてできません。

逆に今後の注目は、「巨大マーケットだから」と許される
自称イスラム国も恐れる中国が国際裁判所の決定を
無視する態度に対し国際社会がどのような対応をするかです。

2016年7月12日火曜日

ポケモンGO対策を日本政府は考えているのか?

「ポケモンGO」は、任天堂とアメリカのベンチャー企業が
共同開発したゲームで、スマートフォンのカメラと位置を
把握するGPS機能を使います。スマホの画面にはカメラを
通じた実際の風景の中に、合成されたポケットモンスターが
現れ、指で捕まえていろんなキャラクターを集めたり、
ほかのユーザーと対戦したりして遊びます。
このゲームでより多くのキャラクターを集めるためには、
実際に外に出て探す必要がありますが、アメリカでは画面に
集中するあまりに道路の標識にぶつかったり、
足首をくじいたりするケースが報告されています。
アメリカの交通当局は、熱中しすぎないよう注意を
呼びかけています。
「ポケモンGO」は、日本でも今月中に配信される予定だと
いうことです。

NHKニュースでポケモンGOに関するこのようなニュースが
ありました。ゲームに疎い私は初めて知り、まさにリリース前の
CMのようです。
そもそも家庭用ゲームに固執しスマホアプリには手を出さない
としていた任天堂がついにやってしまっただけあり、
アメリカではダウンロード1位を独走し、そのアクセスは
近日ツイッターを抜くと言われています。

















現在日本では「歩きスマホ」が問題になっていますが、
このままこのアプリが日本でリリースされれば、交通事故や
駅での転落事故の増加にもつながります。
おそらくNHKがCMともとらえられるこの件をニュースと
したのは、危険予知の意味が込められていると思います。
一人一人の注意も大切ですが、政府は早急にも対策を考える
べきです。事故が起きてからでは遅いのです。

2016年7月11日月曜日

池上彰氏にはがっかり

昨日の参院選では、タレント候補が少なくなったと
言われる中、元アイドルグループ「SPEED」のボーカル
今井絵理子氏が自民党の比例候補として当選しました。

「池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京)の中継で、
池上彰氏に「普天間飛行場の移設など、米軍基地問題で
どう考えているのか」と聞かれた今井氏は、
「これからきちんと向き合っていきたいと思います」
と返答しました。
中継後「沖縄の問題については認識を深めて、
自身はどのように考えるのか、
自民党の政策はどうなっているのかを知った上で
立候補されているのかと思っていましたが...
ある意味正直ですが、ちょっとびっくりしました」
と池上氏はコメントしましたが、
或る意味これが沖縄の現実だと思います。

12歳で上京した今井氏に基地問題というのは
大きな問題ではないのです。
こどもというのは敏感にものごとを感じ取る力に
長けています。生活の中で基地問題が深刻な
ことであるなら、12歳で上京し、沖縄以外の場所を
見てきた今井氏やほかのメンバーも、いろいろと
話題になり、政治家を志す際には、重要なポイントと
なったはずです。
池上氏は「沖縄の基地問題は深刻」「アイドルは能天気」
という既成概念でものごとを判断したために
あのようなコメントに至りましたが、アイドルの中に
詳しいわけでもなければ、データや本で書かれた
「沖縄」を知っているだけで、沖縄で生活していたわけでも
ありません。

少数の基地反対を訴える人が大きな声をあげていて
「基地がなくなると困る」「基地はどうでもいい」など
基地反対ではない人は自分の意見を言いづらい空気が
あるのが「沖縄」です。
今回の今井氏の発言はそれを証明するピースで
あるのですが、それを情報として認識できずに
否定してしまう池上彰氏にはがっかりとしか言えませんね。

2016年7月10日日曜日

本日の参院選速報より

参院選挙が本日午後8時に締め切られた途端
各放送局は自民党優位、与党過半数、改憲勢力2/3確保
などと選挙結果の概要を発表しました。
詳細の結果はともかく、野党共闘が力不足だったのは
明白です。

「このままでは自民党独裁政権になる」と懸念の声も
聞かれますが、野党のふがいなさがすべてです。
民主党改め民進党が批判ばかりで、どういう政治を
目指すのか輪郭が見えないのはもちろんです。
日本共産党はこれまで独自のスタンスで支持されて
いたのに、その民進党と共闘したため逆に個性が
失われてしまいました。
おおさか維新の会は具体的な理念を掲げて
私個人支持する政党ですが、「おおさか維新」という
ネーミングがよくなかったと思います。それでも
ネームバリューのある候補者を立てて議席は
それなりにとれたと思います。問題はこれまでの維新は
勢力拡大の欲望から理念の違う勢力ともいっしょになって
結合と分裂を繰り返してきたので、これらの当選者が
本当におおさか維新なのかどうなのかが不安です。

とにもかくにもこれらの結果、浮動票が死に票となったのが
今回の選挙であったと思います。
その結果を雑に言うと「民進党が議席を減らした」と
いう事です。
民進党が、自民党独裁をストップさせたいのであれば
おおさか維新の会や日本共産党のように確固たる
スタンスが必用だと思います。

2016年7月9日土曜日

I've Never Been to Me (愛はかげろうのように)は40年前につくられた現代日本の一角

I've Never Been to Me (愛はかげろうのように)
1977年にリリースされたシャーリーンの名曲です。
最近この頃のポップスを集めて聴いているのですが
ネットで歌詞を調べてちょっと衝撃でした。
I've been to paradise
というフレーズが耳に残っていて
荒井由実の「ナビゲーター」と同じように
カリフォルニアでもニースでも、どこだって
愛する人とならパラダイスという歌だと思っていた
のですが、実際は現代の日本社会の1場面を
描写したような歌詞で、
40年前の内容ではなかったのです。
ワンコーラスのAメロとツーコーラスのサビの
部分だけ抜粋して訳して見ますと・・・

Hey lady, you lady
cursing at your life
You're a discontented mother
and a regimented wife
I've no doubt you dream about
the things you'll never do
But,
I wish someone had talked to me
like I wanna talk to you.....

while I've sipped champagne on a yacht
I've moved like Harlow in Monte Carlo
and showed 'em what I've got
I've been undressed by kings
and I've seen some things
that a woman ain't supposed to see.......

I've been to paradise
but I've never been to me...

ねえ お嬢さん あなたは自分の人生が
ひどい人生だと思ってるでしょう
子育てにも 夫にも 疲れているあなた
わかるわ 
あなたが、できないことをやりたいと思い描く夢
でも、私がこれから、あなたに話すように
誰かが私に話してほしかった

私はニースにも ギリシャの海にも行った
豪華なヨットでシャンパンを楽しみながら
モンテカルロでは夜の蝶を気取って
若い女の魅力を発散したりもした
いろいろな権力者に抱かれて
普通なら見ることができないものも見てきた
私はたしかに天国のような理想の場所にいた
だけど、それはかげろうのような幻想


男女平等社会、女性の社会進出の陰で
目の前の幸せよりもさらにハードルをあげているため
女性の高齢出産や少子化ということが
影響している現在の女性心理と、実際に
欲望を満たしたものの振り返ると何も手にしていなかった
という女性の人生を歌にしているのです。
幸福とは何なのか?という哲学的な1曲です。

2016年7月8日金曜日

今期アニメ斜め視聴でわかった作品傾向

7月もはや1週間が過ぎました。
たまっていた深夜アニメ第1話を今日数本見ました。
つまらなそうなものから見ているので全部見たわけでは
ないのですが、ざっと見て傾向がわかってきました。

某掲示板で「腐女子枠が増えた」と嘆いていましたが
確かに増えています。しかも先の「おそ松さん」が
ディスク、グッズなど放映後も売り上げ好調もあってか
それ狙いの作品が多いように思います。
人気作品を作るとかおもしろい作品を作るという
意欲よりもお金の儲かるアニメを作ろうとしているのが
見え見えで見苦しいですが、気持ちもわかります。
これまで何度か説明のとおり、日本アニメは海外でも
人気が高く、海外で狙いが当たるとそれこそ
一攫千金を得ることになります。

あともうひとつの枠は相変わらずの萌え、エロ枠です。
今回はタイトルをあげませんが、再生直後に気分が
悪くなり削除してしまったものがあります。
これはこれで需要があり、いろいろと売り上げも
見込めるのでしょうが、もうすでにいろいろと放送
されてきましたし、よほどの独創性がないのなら、
わざわざテレビでやらなくてもいいのではないかと
思います。

前者、後者に関わらずこれにロボットを絡めるのも
相変わらず存在するのが悲しいです。
そもそも「ガンダム」などにはロボットの登場する
シチュエーションがあり、ガンプラが売れたのは
放映からしばらくたっての話です。
ここもアニメ制作側と玩具メーカーの思惑で
お金の臭いが半端なく臭います。
これから徐々に面白そうな作品へと視聴を移行して
いくつもりですが、本数が増えた分マニアックな作品
が増えて、放映スパンも短くなっているので、
見る側も大変な今日この頃です。

2016年7月7日木曜日

アリ対猪木

モハメッド・アリの死去に伴いテレビ朝日が追悼番組として
テレビで1976年のアリ対猪木の試合ドキュメントを放送し
先日よみうりテレビでその検証をしていました。
その中でパネリストの長谷川幸洋氏が
「なぜモハメッド・アリはパンチを撃たなかったのか」と
疑問を持っていたようですが、答えは簡単です。
パンチを撃って勝てる保証がなかったからです。

私も当時は子供で、テレビで見た時は
「八百長臭い」「アリは引き分けるよう言われていた」
などと思っていました。
しかしこの歳になって再び見てわかりました。
あれは真剣にやった結果です。
まずリアクションが物語っています。
試合前のアリの挑発はパフォーマンスでしたが、試合中のは
ガチです。そもそも英語が通じないのにブツブツ言い過ぎで
明らかに苛立っていました。
もうひとつはグローブです。
当時あんな小さなグローブをつけたボクサー見たことないです。
ボクシングの試合でないことをいいことに、1ラウンド開始後
秒殺して早々と試合を終わらせて、夜遊びする計画だったのが
見え見えです。
それがいきなり猪木に寝転ばれて、計画がとん挫して苛立つ
様子が、今回の追悼番組でよくわかりました。

この一戦は「異種格闘技」のパイオニアとなり、猪木が開いた
新日本プロレスでは前田日明が喧嘩スタイルで、平成になって
K-1グランプリとガチな格闘スタイルは確立されます。
こうした現在もしアリ対猪木が実現すれば、アリはマウンテン
スタイルでパンチを放ったと思います。しかし異種格闘技のない
あの当時、アリにも猪木にもそれが想像できなかったのです。
想像できないゆえに事前にトレーニング、スパーリングも
できなかったのです。
「1を2や3にすることは簡単でも0を1にすることは難しい」
まさにそれがアリ対猪木です。