2015年4月21日火曜日

GOOGLEの自覚

本日グーグルマップに何者かが
悪戯をしていることが発覚しました。
警視庁本部や姫路城に「サティアン」
広島原爆ドームに「核実験場」など
書き加えられていたのです。

GOOGLEの担当者は
「ユーザーから提供された地図に
表記の間違いなどがあった場合、
削除するなどの対応をしている。
防ぐシステムを用意しており、
その改善に努めている」
としています。

しかしGOOGLEはネットの
国際基準的存在であり
通常のネット企業とは
異なります。

GOOGLEもそこをめざし、
辿り着き、今も新しい世界を
切り開こうとしているはずです。
であれば、ここは一時的でも
ユーザーが書込みできない
ようにして、対策を練るべきです。

地図自体が最新ではないので
「書込みできないと最新の情報が」
などと言い訳はできません。
たとえば現時点で先月開通した
徳島道の鳴門徳島間は
地図に存在していないのですから。

GOOGLEは企業もスタッフも
そのあたりの自覚を
もってもらいたいものです。

警察もニュースになってから
動くようでは困ります。
この手の事件は見せしめに
ひとり逮捕者がでると収束します。
逆に放置するとここだけではなく
第2、第3の悪戯が生まれて
収集ができなくなります。
ここは殺人事件並に、強引にでも
犯人を検挙してほしいものです。

2015年4月20日月曜日

オーディオの進化と影

おおよそ1世紀音楽を提供した
アナログレコードレコードに対し
MDはわずか20年の命でした。

ですから、アナログレコードは
現在もプレーヤーが存在しますが
MDも同様にとはいかないと
思われます。

映像もオープンリールから
Lカセット、2種類の規格のカセット、
8ミリビデオ、DVテープを介して
DVD、BD、メモリーカードへと
時代とともに変遷していきます。

メーカーの都合で次々と規格が変わり
そのたびに質もよくなり便利になっていますが
それに振り回される消費者は被害者です。
MDを開発したSONYが2年前に
録音再生機から撤退したことを
今更知った私は今たいへん焦っています。
それでなくても、ようやく撮影したDVを
ほぼBD化したばかりで、映像のBD化が
進まない中、とても困った話です。
光あるところに影はできるのです。

今後はパソコンやメモリーの進化により
記憶媒体の多様化は収束すると思われます。
そこに目をつけ、ソフトに力をいれているのが
アップルであり、ソニーなのですが、
書籍というソフトの電子化に成功した
アマゾンを見れば、ソフトを牛耳り業界に
君臨するということも不可能と思われます。

映像や音質の向上や使いやすさよりも
保存や管理のシステムを追及した企業が
業界リーダーとなるのではないでしょうか?

2015年4月19日日曜日

レコードの逆襲

昨夜のNHKニュース7で
アナログレコードの人気が
復活しているとありました。
私の予てから述べている通り
人間の能力以上に便利であったり
高性能にしても需要はないと
申しましたが、まさその
一例だと思います。

おそらく針をおいて楽しむ感覚は
インスタントではなく豆でひいた
コーヒーをドリップして味わう感覚
なのでしょう。
しかしレコードを知らない世代に
特に斬新に見えるのは
レコードジャケットではないでしょうか?

CDになりジャケットは歌詞カードと
ともに小さくなって一見便利ですが
芸術的な観点からは明らかに
マイナスです。
それが最近「ダウンロード」という
手段ができ、歌詞カードすら無くなる
事態になります。
ジャケット画像も著作権の問題からか
小さな画像に縮小されて
目で音楽を楽しむことは
プロモーション映像の発展から
レコードのパーツには
求められなくなりました。

しかし音楽に集中したい時は
やはりジャケットをそばに
おいておきたいものです。
ダウンロードした音楽をBGMに
移動したり作業したりするのとは
また別なことなのです。

ラジオからテレビに時代が移りかわり、
音楽もゲームの一部や映像作品の一部に
なっていますが、ここにきて
音楽を楽しむことが回帰されていることは
新しい音楽を生む起爆剤となりえます。

産業的にもこれが世界に広まれば
経済的にも恩恵をうけることに繋がります。
あとはソフトの問題です。
ミスターチルドレンが新しいアルバムを
USBにするそうですが、
その次は是非アナログ盤も
検討していただきたい次第です。

2015年4月18日土曜日

難しい世代交代

昨日、阪神タイガースのバース選手
について呟きましたが、
阪神について、いろいろ振り返ってみて
見えてくるのは長期展望ができていない
ことです。

野村監督の最下位の3年間と
星野監督の4位と1位の年は
それなりのチーム作りが垣間見えますが
総じて目の前の試合をこなすことに
精一杯の球団なのです。

1983年バース、木戸捕手加入
1984年中西、池田、仲田、川原4投手加入、
1985年嶋田兄弟、和田豊が加入し
既存戦力の掛布、真弓、岡田が初めて
3人一緒にフルシーズン戦うことができ、
トレードで加入したベテランの弘田、長崎も
仕事をして1985年日本一になります。

2003年は金本がFAで3番に座り
下柳、伊良部のベテラン投手をとり
ウィリアムス投手も加入し
野村監督に鍛えられた赤星、今岡、濱中、
矢野と井川投手の活躍で優勝します。

2005年も野村、星野監督の時代に
入団した藤川投手や久保田、桟原投手の
活躍で中継ぎ抑え投手が活躍し優勝します。

過去3度の優勝は一朝一夕にできた
ものではなく、それまでの補強選手が
活躍して成就できたものです。
活躍した選手も人間なので
高齢や故障などでいつかは
活躍できなくなります。

もちろん勝負ですしファンのために
「勝利」することが一番重要です。
しかしそれに備えて、次のステージを
考えることも重要です。
過去にも常に阪神タイガースは
ここが上手くできないために
常勝球団とはなりえませんでした。
特に現在の和田監督は
まったくこの能力がないように思えます。

明らかに不振であるマートン選手を
いかに再生させるか、それに代わる
選手を育てるかの姿勢が和田監督から
まったく感じられません。
現場がこのような状態では
今なんとかなっても近いうちに
最下位争いに陥るのは確実です。
こんな時こそ球団フロントは
今の体制を維持して選手が集中できる
環境を保ちつつ、バックアップする
努力をするべきではないでしょうか?

2015年4月17日金曜日

ランディ・バース来日

1985年、プロ野球において
阪神タイガースが球団創設50周年で
初の日本一になった年です。

4月17日は当時のクリーンナップ
バース、掛布、岡田が巨人の槙原投手から
バックスクリーンへ3者連続本塁打を
放ってから30周年です。
それに合わせて、アメリカから
当時の3番打者バース選手が
来日しました。

「神様バース様とかいうけど3番打者だから
たいしたことないんじゃないか」と
思うかもしれませんが
日本一になった年は打率3割5分、
打点134、本塁打は54本で三冠王になり
翌年は打率3割8分9厘でイチローすら
越えられない日本記録で史上初の
2年連続3冠王に輝いています。

当時甲子園球場はラッキーゾーンといって
両翼の深いところのスタンド前にフェンスを作り
ホームランが出やすくなっていました。
もちろん、それを考慮するとホームラン
54本は少し過大評価かもしれませんが
バースのホームランの特徴は
ライトスタンド中段へライナーを突き刺すか
レフトアルプススタンドの一番外野側最前列に
浜風に乗せ大飛球で放り込むかであり
ラッキーゾーンへの記憶はあまりありません。

打率を見てヒットを量産していたことは
バースを知らない人も想像がつくと思いますが
バースは打撃戦の試合よりも
投手戦のほうが活躍した印象があります。
今でいうと福留選手がデフォルメされた
感じです。
当時は1番打者の真弓と3番打者のバースが
空気を読まずめちゃめちゃに打っていたので
最近の阪神からは想像できませんが、連続して
点をとれず敗れることがありませんでした。
私が最後に観戦した日本シリーズ第3戦も
敗れはしましたが、バースはホームランを放ち
雰囲気は悪くなりませんでした。

バースの弱点は守備という人もいましたが
そんなにチョンボをした記憶もありません。
逆に相手チームが送りバントする場面では
テレビ中継で投手と打者のアングルに
入り込むくらいのダッシュをして
それがプレッシャーとなり送りバントを
失敗させるシーンが数多く思い出されます。

で、なぜバースは3番だったのか。
それはバースが希望したと言われています。
「4番掛布、5番岡田と強打者が続くため
投手は逃げることができない。
だから、必ず自分と勝負してくる。」
それを計算して敢えてストライクでくる
確率の高い打順である3番を欲したのです。
1985年はこの協力クリーンナップが
3人とも敬遠されてもなんとかなるように
元首位打者の長崎選手を6番に据え
日本一をとる試合で功を奏することに
なります。

昨年、阪神タイガースは助っ人の力で
日本シリーズを制したと言われていますが
マートンとゴメスを合わせても
バースのレベルには達しません。
逆に投手力が充実した今
バースのような打者がいると
常勝球団になれるのですが。。。

2015年4月16日木曜日

放課後のプレアデスに見る日本の自動車メーカーの未来

現在世界一の自動車販売を誇るTOYOTAは
常に新しい自動車のスタイルを追い求め、
1997年のハイブリッド自動車「プリウス」
発売を機に現在の地位を築きます。

そのTOYOTAが筆頭株主となり
人気スポーツカー「86」を開発した「富士重工」が
2011年に「新世紀エヴァンゲリオン」を制作した
GAINAXと提携してwebリリースしたアニメが
「放課後のプレアデス」です。
放課後のプレアデス
放課後のプレアデス















この4月からはさらに内容を深め
テレビで放映されています。
もともとは自社の製品「レガシィ」に導入する
衝突防止機構(EyeSight)のプロモーションの
ためでしたが、企画を練るうちに状況が変わり、
最終的にはメーカーイメージ的な作品ということで
今のスタイルに落ち着いたようです。

5人の少女が空を駆ける魔法の杖は
それぞれ富士重工の自動車の
エンジン音となっており
主人公の女の子はズバリ
「すばる」という名前になっております。

おそらく、大半のスバルのユーザーは
こんなアニメがあることは知らないでしょうし、
しっていても「???」だと思います。
つまり、このアニメは自動車離れする
若い世代に、別の切り口から
自動車に魅力をもってもらおうとする
取組みだと思います。

逆にアニメを嫌うメーカーもあります。
戦後「本田宗一郎」が立ち上げた
HONDAは自転車にエンジンを
つけた原動機付自転車から始まり
当初の目標である航空機販売まで
辿り着きました。
しかし本田宗一郎の意思もあり
模型、ゲーム、アニメなどで
HONDA車を扱うための許可は
自動車業界でも厳しいことで有名です。
これも未来に向けての戦略なのです。

現在日本の自動車メーカーは
売上はともかく、どのメーカーも優秀です。
「単に作ってたくさん売る」ような
メーカーは1社もなく、
常に次のステージを想像して
ニーズに合ったものを考えています。
だから、韓国、ドイツのメーカーや
アメリカや中国の新興企業が台頭しても
日本の自動車メーカーの
未来に陰りはないのです。

2015年4月15日水曜日

原子力規制委員会の田中委員長

昨日、福井地裁が「高浜原発の
耐震基準の甘さ」を指摘し
関西電力に対して原発再稼働差止めの
仮処分を命じました。

原子力規制委員会の田中委員長は
福井地裁が事実誤認が多いと会見した際
記者から、それを社会にもっと丁寧に
説明すべきではとの質問に
「限界もあるが努力したい」と述べました。

昨日も述べましたが、今回の福井地裁は
国がすすめた委員会による審査の否定です。

自分のやってきた仕事に
プライドをもっているのであれば
田中委員長はもっと断定的に
自信を持って発言すべきです。

もちろん安全に絶対はありません。
いかに事故の確率を減らすかこそが
一般に言われる「安全」です。

もし莫大なお金と、貴重な時間を
いい加減な思いで費やしていたので
あれば、絶対に許されることでは
ありません。
しかし、そうでないのであれば
福井地裁を訴えるくらいの
毅然とした態度をとるべきです。