2017年8月2日水曜日

やはり軽井沢バス事故の犯人は竹中平蔵だった(後編)

(前編からのつづき)
いよいよ本題です。
海外にある「ライドシェア」について
についての発言です。
ライドシェアとは普通の自家用車に
他人を乗せて運賃を徴収するシステム
で、言わば白タクです。

ここでも竹中氏は、タクシー業界の
労働が厳しくなったことについて、
このように発言しています。
「労働条件が厳しくなったのは、
規制緩和の問題ではなく、労働監督の
問題です。」
雇用同様、規制緩和で競争が厳しくなると
運賃の値下げがはじまり、しわ寄せは
運転手にきます。以前と同額の給与を
得るためには長時間働くしかありません。
これもリンクしているのです。

この間違いは洒落になっていません。
軽井沢のバス事故の際、貸切バスには
運転手の確保はもちろん出入庫を点呼する
運行管理者も必要で、保有台数の多い
バス会社でないと規則を守ることは
現実的に難しいことを説明しましたが、
タクシーも同様です。
ましてやライドシェアで乗った車の
運転手が睡眠不足だったり飲酒していたら
どうでしょう?それによって死亡事故を
起こした場合どうなるのでしょう?

軽井沢スキーツアーバスの根本の原因は
小泉内閣の規制緩和と申しましたが
具体的な犯人は「竹中平蔵」です。
彼が規制緩和をして、レンタカーや
個人でバスを所有しているような人が
貸切バス業界に参入しなければ
事故はおこりませんでした。
あの時事故をおこしたバス会社も
警備会社が副業ではじめた自動車販売店が
規制緩和の恩恵で貸切バス会社をはじめた
ものでした。
彼がいなければ、多くの若者の命が
奪われることはなかったのです。

そして今、ニコニコしながら
「岩盤規制を突破してライドシェアを
実現したい」とドヤ顔で言ってます。
「ライドシェアには評価システムが
あり、客も車を選ぶから安心」とか
言ってますが、貸切バスも、国交省が
安全評価をしてネットで公開しています。
しかし若い人の多くは「安ければいい」
という考えなので関係ありません。

今、竹中氏は国を動かす立場では
ありません。しかし、これが実現すれば
またしても多くの若者の命が
奪われることでしょう。

2017年8月1日火曜日

やはり軽井沢バス事故の犯人は竹中平蔵だった(前編)

岩盤規制についてのある討論番組に
小泉政権で規制緩和を次々とおこなった
竹中平蔵氏がパネリストとして出演して
いました。

獣医学部新設、農業新規参入については
なんか発言の視点が少しずれているなぁ
と違和感がありましたが、雇用改革に
ついて、成果報酬や解雇規制に肯定する
ところから明らかに間違えたことを
ドヤ顔でスルスルと言っているのに
腹ただしくなってきました。

確かに同じ作業に60分以内でこなす人
から見れば、90分かかる人は30分の
残業代泥棒のように感じるかもしれませんが
高齢化社会、一億総活躍社会とか
言われている今の社会では、むしろ
遅い人基準にせざるを得ないのです。
そこに成果報酬とか言い出すと、必ず
労働者は不足します。ただでも若年層の
働けるのに働かない人が増えている中、
成果型導入は、ますます労働意欲のない
人々から労働を遠ざけることになります。
「いかに誰もが働きやすい環境」を企業が
つくれるかの環境をつくることが、国家の
優先すべき課題であって、いかに企業の
利益率を上げるかではないのです。

つまり竹中氏のズレは「視野の狭さ」が
問題なのです。
ある経済評論家が「大手自動車会社は
売上、利益は増えているが、下請けの
中小企業は部品代をせびられて利益が
あがらないから、雇用改革どころでない」
との発言に「それは雇用改革と関係ない」
と竹中氏はバッサリ切り捨てますが
どう考えてもリンクしています。
竹中氏は視野を広げられないのです。

単に視野が狭いだけでブツブツ言うなら
よいのですが、竹中氏は小泉政権下では
日本の舵取りをしていたから厄介です。
そのおかげで様々な代償を我々は
知らないところで払わされているのです。

(後編へつづく)

2017年7月31日月曜日

大阪にもついに世界遺産!?

平成31年の国連教育科学文化機関
(ユネスコ)世界文化遺産への登録の
国内候補を決める文化審議会の
世界文化遺産部会がおこなわれ、
4度目の挑戦となる「百舌鳥(もず)
古市古墳群」が選ばれました。

世界遺産登録されるかどうかの懸念は
わかりづらさです。
まず範囲が広すぎます。
今年世界遺産登録された宗像・沖ノ島も
ユネスコでいろいろ議論されていました。
もうひとつ、以前にも言いましたが
航空写真で見ると古墳と確認できても
横から見ると何が何だかわかりません。
視察に来たユネスコの人がどう判断
するか気になります。

近畿2府4県で世界遺産のないのは
大阪府だけで、このまま世界遺産登録
されることを願っております。


2017年7月30日日曜日

「乗せない」から「乗っていただく」へ

観光客の大型バッグが京都市バスの混雑に
拍車をかけていることを受け、市交通局は
京都駅(下京区)で、手荷物預かり所の
利用を促している。車内の混雑に市民の
不満が高まっているためだが、持ち込みは
後を絶たず、同局は頭を悩ませている。

さっき見かけたネットニュースです。
京都の市バスは他にも1日乗車券を
値上げして外国人旅行者の乗車人数を
減らしたいようです。
現在、降車時にしている精算を乗車時に
することにより、運行をスムーズに
しようとしているようです。

しかし、京都は観光都市です。
たとえば通常料金を3倍に値上げして
1日乗車券廃止、市民のみ事前登録で
料金を3分の1にすることで実質値上げ
なしという措置をとるなど、
外国人旅行者の乗車を拒むのではなく、
値上げしてででも乗車していただく
方向で考えるべきではないでしょうか?
そのうえで、外国人旅行者の割合の
多い区間では、スーツケースも邪魔に
ならない座席なしのバスを導入する
のもひとつのアイデアです。
また、市民用と観光客用に分社化
するのもひとつの道です。

近年、地方の路線バスは経営難で
廃線が相次ぐ中、贅沢な悩みを
抱えていることを、もっと自覚して
ほしいものです。

2017年7月29日土曜日

舞洲の問題点を解決する方法

こんな僻地でやりやがって
舞洲はアクセスがな・・・
舞洲は地下鉄ができたら
もっと足運ぶんだけどな。

大阪シティ信用金庫スタジアム
(舞洲球場)で、本日行われた
全国高校野球大会大阪予選、
大阪桐蔭高校対履正社高校の
実況スレッドからの抜萃です。
大阪市内でありながら、プロ野球
チーム、プロサッカーチーム、プロ
バスケットチームが拠点とする
舞洲スポーツアイランドに
大阪シティ信用金庫スタジアム
はあるのですが、交通の便が
悪いため、いまひとつ人の集まる
交流拠点となっていないことが
うかがえます。

かと言って、ここに鉄道を延伸
させるのは、かなりの工費がかかり、
営業をはじめても赤字は確実です。
先月「舞洲・夢洲の一体化」で
述べた通り、舞洲を陸続きにする
根本的な改造なくして、この
問題は解決しないと思います。

2017年7月28日金曜日

稲田防衛大臣が辞任で安倍総理のシナリオ崩壊

民進党の蓮舫党首辞任のニュースが
報じられる中、ドサクサ紛れの如く
稲田防衛大臣が大臣を辞任しました。

南スーダン国連平和維持活動の日報
問題をめぐり、自衛隊に保管された
データ隠蔽に関する責任をとるかたち
ですが、稲田大臣自らが隠蔽に
関わったことは確認されませんでした。
後任は岸田外務大臣が兼任であたるとの
ことですが、支持率の下がる安倍内閣に
大きなダメージとなったのは確かです。

特に「稲田朋美」という人物は安倍総理
自ら政界に引き込み、今後自分の後継者
に育て上げるべく「防衛大臣けに任命
した経緯から、広い視点で見ても
安倍総理には痛手といえます。
「女性が活躍する社会」の象徴とも
いえる女性大臣が小渕優子氏はじめ
次々と舞台から消えていくのも
アベノミクス同様に安倍総理の描く
シナリオどおりに進まず、総理本人は
「安倍内閣の限界」を感じ始めている
のではないでしょうか?

これほどまでに安倍内閣がガタガタ
になっても、それに対する受け皿が
ないことに、国民のフラストレーション
は高まっています。
自民党内部から新しい風が吹くのか
維新の会が確変するのか
国民は救世主待ちの状態であります。

2017年7月27日木曜日

蓮舫氏、炎上する民進党に燃料を投下して逃走の模様

民進党の蓮舫代表が代表を辞任する
ことになりました。

しかし思うのはどうして代表に
なったのか?という疑問です。
国会で安倍総理を煽って叩きたい
のであれば、代表になったことが
間違いですし、代表になりたかった
のであれば、代表質問は他の議員
にさせるべきでした。
おかげで耳障りな質問を
すればするほど民進党の品位は下落、
自民党も危機的状況ですが、
民進党はすでに崩壊寸前にまで
陥っています。

せっかく安倍政権に綻びが出始めた
状況の中、原発事故対策や景気回復
などに大失敗したイメージを払拭せず
ただただ与党叩きに執着した蓮舫氏
のため、民進党の墜落はいよいよ
秒読み段階となりそうです。