2016年11月11日金曜日

ドゥテルテ大統領、トランプ次期大統領の共通点

「ひとつに結束すべき時が来た。
私は全てのアメリカ国民のための大統領になる」

トランプ氏の大統領選挙勝利宣言はそれまでの過激な
発言からはクールダウンした極めて普通の内容でした。
日本に対しても厳しい発言をしていましたが、安倍総理
からお祝いと近く会いたいという電話に対し
「すばらしい提案で、ぜひお会いし、前向きな議論をしたい。
安倍総理大臣の経済政策など、業績を高く評価している。
今後、数年間、ともに働くことを楽しみにしている。
日米関係は卓越したパートナーシップであり、この特別な
関係をさらに強化をしていきたい」と応じました。

一方フィリピンのドゥテルテ大統領は人権無視の強硬な
麻薬撲滅政策に対しオバマ大統領から批判をうけたことで
険悪なムードになっています。中国訪問の際、演説で
「軍事的にも経済的にもアメリカと決別する」と言いいながら
後の会見で「米国との関係を絶つつもりはない」と釈明
しています。
まるで大統領当選前と当選後のトランプ氏のようですが
ドゥテルテ大統領は9日の演説で、
「アメリカとは戦いたくない、なぜならトランプ氏がいるからだ」
トランプ氏の勝利を祝福しています。
ドゥテルテ大統領は、はじめからオバマ大統領の任期が
切れるのを計算し次の政権で関係修復する計画だったのです。

ドゥテルテ大統領、トランプ次期大統領の共通点は
一見政治素人で暴言王のように見えますが、実は先のことを
考えているところです。
だから発言だけで腹の中はわからないのです。
今後はこのような指導者が流行りとなり、世界的に
明日が見えづらいことになるかもしれません。

2016年11月10日木曜日

北梅田駅が北新地駅のようにならないか心配






















JR西日本が2016年10月27日(木)、大阪駅の北側付近で
進めている「東海道線支線地下化・新駅設置工事」の様子を
報道陣に公開しました。
現在京都と関西空港を結ぶ特急はるかが走る梅田貨物線
東海道線支線を少し東寄りにコースを変え地下に移設し、
大阪駅北側に「北梅田駅」をつくるのです。
これで大阪駅と関西空港の所要時間が短縮され、3年後
東大阪市から新大阪駅まで直通する「おおさか東線」の
北梅田駅への延伸で「人の流れが大きく変わる」と
ありますが、私はこれで交通の便がよくなるとは思えません。

確かに大阪駅から関西空港は便利になります。
しかし、京都駅からは停車駅が増えるので所要時間は
伸びます。また、北梅田から西九条はほぼ現状どおり、
福島駅の踏切も撤去されません。
おおさか東線も久宝寺からの人は大阪駅へのアクセスが
向上しますが、奈良からは快速のほうが早いので
特に便利ということにはならず、むしろ東大阪市民が
梅田に流れやすくなるため、なんばの地盤沈下が懸念
されります。

また今回「大阪駅」とせず「北梅田」としているのも
疑問です。東京駅のように大阪駅として乗り換えの
利便性をはかるつもりがまったくないようです。
つまりJR西日本がつくりやすいところにつくる
今回のプロジェクトはただそれだけのようです。
将来、関西空港に新幹線など高速アクセスができると
北梅田駅が北新地駅のようにならないか心配です。

2016年11月9日水曜日

アベノミクス完全終了の予感

世の中は動いています。
日本だけでなく世界各国国民に不満がたまり
救世主を求めています。
フィリピン国民がルテルテ大統領を選んだように
アメリカ国民は次期大統領にトランプ氏を選びました。
両氏とも国民には人気がありますが、中国、ロシアなど
一部の国を除く他国から危険人物視されています。
これが今の流れなのです。

さて企業が潤い、株価を上げて景気をよくしようとした
「アベノミクス」ですが、トランプ氏の大統領就任で
「アベノミクス終了の予感」が漂ってまいりました。
大統領選挙の開票状況でトランプ氏有利の情報で
株価が大暴落、この先も闇の中へまっしぐらです。
安倍内閣はTPPを成長戦力の要として強引に
通している真っ最中ですが、TPP自体消滅の恐れが
現実のものとなりつつあります。

TPPやIMFなどアメリカ、日本が主導する組織が
トランプ政権で力を失えば、中国の勢いは増します。
そんな中、アメリカがアジアの安定と平和から手を引き
軍隊を引き上げるとこの勢いを抑えるために
日本は社会福祉のためのお金を国防関係に
まわさざるを得ません。そうなるとますます日本国民に
不安感を与えて経済は低迷します。

自民党では次の権力争いが水面下で行われており
石破氏も次期総理を虎視眈々と狙っているそうですが
この流れでは次に自民党から総理大臣がでるとは
限りません。
この世界の動きから取り残されないよう、がんばって
ほしいものです。

2016年11月8日火曜日

博多駅前陥没事故について






















今朝早く博多駅近くの博多駅前通りで、大規模な
陥没事故がありました。
原因は建設中の地下鉄工事です。
地下深くでトンネルを掘削し周囲をコンクリートで
固めようとしている時に、地下水が掘削した
トンネル空間に流れ込み事故がおこったようです。



























最近の地下鉄は地下深いトンネルが多く、高度な
技術が要求されます。今回事故のあったトンネル
工事部分は将来の延伸を見据えてか、博多駅ビルの
地下3階よりもはるかに深い部分で行われています。
気になるのはその地上部分です。ストリートピューを
見る限り現場付近はほとんど工事をしている様子は
ありません。大阪の地下鉄今里筋線は大深度地下の
工事でしたが、それでもその上の道路は二車線分
塞いでバリケードで囲われていました。

建築についてそんなに詳しくはありませんが
今回の事故は工事を舐めていたのが原因だし
思います。事実これまでにもこの地下鉄工事で
陥没事故をおこしているそうで、高度な技術を要する
難工事であることを認識できていなかったようです。

2016年11月7日月曜日

芸術建築とオブジェの違い

東京で開催されていた現代アートの展示イベントで昨日夕方
木製の作品が燃え、幼稚園が死亡した火災がありました。

出火した作品は日本工業大学(埼玉県)の学生らが制作し、
ジャングルジムのような構造で、木枠の内側には多量の
木くずが絡みつけられていました。
作品内部に白熱球より温度が高くなりにくいLED電球を設置して、
照らす予定でしたが、LED電球に加えて白熱球でも作品を照らし
その後出火しました。
白熱球はLED電球よりも周囲が高温になりやすく、
この熱によって木くずから出火し、燃え広がったとみられます。













この火災の根っこには芸術作品を作っている人が
芸術建築とオブジェの違いの認識がなかったことに
あります。
教育ができてなかったことも、もちろんです。
しかし造形物の芸術作品を作る人は、この意識が
なければ失格です。
芸術的と思える作品の条件に非現実的な独創性
があります。絵を描いたり、彫刻を作る時は
思いのままにこれを表現すればよいのですが、
建築物を作る時は「安全性」「耐久性」も考えなければ
なりません。

たとえば「新国立競技場」です。
東京オリンピックのメインスタジアムとして建設するのに
聖火台に対する「安全性」「耐久性」が充分ではなく
決定後慌てる状況になっています。

今回の「火災」、作った人はその危険性を考慮して
LED電球で照らす構造にしていましたが、思ったより
暗かったので、愚かな学生が慌てて白熱球を追加した
というところだと思います。このような場合は内部ではなく
周囲を照らす方向で検討すべきだったと思います。
また作品そのものも考える必要があります。
主催者も火災に対しての危険を考慮していたのかも
疑問です。
過去のイベントでも今回と同じような作品が多くあります。
見るだけより入っていける作品のほうが感動を
与えられるという狙いでしょうが、安易にそういった作品を
つくってはいけないのです。









2016年11月6日日曜日

貸切バス事業者安全性評価認定三ツ星事業者ですら運転中にはポケモンGO






















岡山市に本社がある「両備ホールディングス」によりますと、
先月31日、外部からの指摘を受けてインターネットの
動画投稿サイトの映像を調べたところ、バスの運転手が
運転中にハンドルを動かしながらスマートフォンで
ポケモンGOの画面を操作している様子が映っていました。
その後の調査で、41歳の男性運転手が、伊丹空港で
客を降ろして営業所に戻る途中、運転しながらポケモンGOを
していたと認めたということです。会社に対しこの運転手は
「申し訳ないことをした」と話しているということです。

文面はNHKのニュースから画像はYouTubeからのものです。
流出した映像自体は短時間で情報も少ないのに、両備バスが
運行していることを特定して会社へ指摘するところは
或る意味ネット時代の脅威を感じます。

















両備ホールディングスは貸切バス事業で国内有数の企業です。
貸切バス事業者安全性評価認定制度認定事業三ツ星認定を
取得しております。
ただこの貸切バス事業者安全性評価認定制度自体が胡散臭い
制度なので、旅行業社、特に学校や要人を顧客とする旅行業社
は、この制度について顧客に説明や情報提供しているようですが
正直関係ありません。あくまで企業の取り組みを国土交通省の
目線で評価しているもので、実際ハンドルを握る乗務員の質や
レベルではないのです。

今年はじめ軽井沢での大事故をもう忘れているのかと
怒りの声も聞こえる中、私は別の問題を感じます。
この動画は降車後から入庫までの回送中に撮影されたものです。
ということは、社員か委託かは別にして、言わば身内から流出した
動画です。
どういう意図でこの動画を投稿したのかはわかりませんが
これをよしとしたバス業界の現場だけの空気が蔓延している
ところはあったはずです。でなければ投稿せず撮影者は匿名で
企業に内部通報していますし、この企業に恨みがあり、世間に
訴えかけるなら、あからさまに運転席横乗降口のそばの
車番・乗務員名が記載された名札も撮影したはずです。
ポケモンGOはゲームが作られた経緯から、自動車を運転する
速度でプレイができるというのは確かに矛盾しています。
しかし、今回の件はもっと別の闇、モンスターを映し出して
いるのではないでしょうか?

2016年11月5日土曜日

弁天町駅から旧弁天埠頭まで(後編)

安治川水門










安治川水門












安治川水門











安治川水門











安治川大橋を港区から登って左側に安治川水門が見えます。
尻無川水門同様に高潮や津波が来るとこの水門が川の
逆流を防ぐためのものです。

安治川水門
























この水門の下側に巨大な浮桟橋のようなものがあります。
新幹線や高速道路がない時代、瀬戸内海からの客船が
弁天埠頭につけるため、安治川は土地を削って川幅を
広げたのですが、交通網の発達で客船はなくなり
フェリーは南港や神戸に寄港するため弁天埠頭は廃港
となり、今はこのような状態です。
といってもこれではわかりにくいので、仕方なく
立入禁止の先を入って再度撮影しました。


























こんな感じで船はとまっておらず、川面は巨大なフロートで
満たされています。





































ターミナルも廃港となったままの状態のようです。
















画像ばかりでよくわからないかもしれませんね。
地図上ではこのあたりです。

最後は弁天埠頭公園の画像です。
立入禁止区域に公園というのもよくわかりませんが。。。
弁天埠頭公園

弁天埠頭公園