2016年11月5日土曜日

弁天町駅から旧弁天埠頭まで(後編)

安治川水門










安治川水門












安治川水門











安治川水門











安治川大橋を港区から登って左側に安治川水門が見えます。
尻無川水門同様に高潮や津波が来るとこの水門が川の
逆流を防ぐためのものです。

安治川水門
























この水門の下側に巨大な浮桟橋のようなものがあります。
新幹線や高速道路がない時代、瀬戸内海からの客船が
弁天埠頭につけるため、安治川は土地を削って川幅を
広げたのですが、交通網の発達で客船はなくなり
フェリーは南港や神戸に寄港するため弁天埠頭は廃港
となり、今はこのような状態です。
といってもこれではわかりにくいので、仕方なく
立入禁止の先を入って再度撮影しました。


























こんな感じで船はとまっておらず、川面は巨大なフロートで
満たされています。





































ターミナルも廃港となったままの状態のようです。
















画像ばかりでよくわからないかもしれませんね。
地図上ではこのあたりです。

最後は弁天埠頭公園の画像です。
立入禁止区域に公園というのもよくわかりませんが。。。
弁天埠頭公園

弁天埠頭公園












2016年11月4日金曜日

弁天町駅から旧弁天埠頭まで(前編)

外国人旅行者受け入れのために大阪が必用なハードとソフト
で「弁天埠頭を埋め立てて、公園の中に高層ホテル群をつくる」
と言いましたが、今日は弁天町駅から旧弁天埠頭までの
風景を撮影してみました。

オーク200























弁天町駅は国道43号線を越えて降りるか、オーク200の中に
一旦入ってから降りるかになります。

























降りたらオーク21に沿って北側を西へ行きます。







































最初の信号を右へ渡るほうが近いのですが、道が狭いため
弁天4丁目の信号を右へ渡ります。現在歩行者は歩道橋を
渡らなければならないのですが、実際にホテル群ができれば
横断歩道も併設しなければなりません。





































遠くに弁天埠頭が見えてきました。
手前には形だけながら公園もあります。


























左へ入って弁天埠頭あとへ入りたいのですが、立入禁止の
看板を見て断念、旧弁天埠頭ターミナルも廃墟となっており
安治川大橋から確認することにします。






































国道43号線の高架下から安治川大橋を登ります。
国道と合流し右側遠方には梅田のビル群が
見えます。

2016年11月3日木曜日

はごろもフーズは昔の東京都状態

はごろもフーズなどによると、10月13日、山梨県甲斐市内の
スーパーマーケットから、販売した缶詰にゴキブリが混入して
いたという連絡があり調べたところ、2年前の12月ごろ
下請け会社の工場で製造されたものにゴキブリが混入した
可能性のあることがわかったということです。
はごろもフーズでは缶詰を購入した甲府市内の女性に謝罪
しましたが、製造から1年10カ月経過しており、同様の訴えが
ないことなどから商品の製品回収などはしませんでした。

私も昨年までシーチキンをよく食べていたので、未開封の缶詰を
確認したところ、賞味期限は2019年となっており、混入したと
みられる時期のものは食べてしまっているようです。
この謝罪の仕方が悪いとネットで大炎上中で、さらに株価も
下落中とのことです。

















はごろもフーズの体質はどことなく東京都の築地市場を豊洲へ
移転する問題と類似しているように思えます。
問題の商品はそろそろすべて消費する頃だから問題ないと
スルーするような食を扱う企業でなくても企業として失格です。
まずは全商品を回収して、なぜ、どの時点で混入し、
今後どうするかというところを考えて情報公開できないようでは
はごろもフーズは経営危機に陥ることが確実です。

2016年11月2日水曜日

外国人旅行者受け入れのために大阪が必用なハードとソフト

今年日本を訪れた外国人旅行者が2000万人を突破
とニュースがありました。
2020年には4000万人を目標としているそうです。
4000万人と言えば日本の人口の1/3です。
今でも心斎橋や道頓堀は外国化しているのに、これ以上
増えたらどーすんだと心配する人もいるでしょうが、
そこはあまり心配する必要はありません。
大半は首都圏だけの話です。

しかし順調にいけば今の1.5倍以上の外国人観光客が
大阪に訪れることは確実です。そこで必要なハードが
今後3つ必用だと私は考えます。

ひとつはアクセスです。
間違いなくコケる「なにわ筋線」でも説明したとおり、
関西空港からのアクセスを「はるか」「ラピート」に任せるのは
脆弱すぎます。かといってリニアを新設するのも負担が
大きく現実的ではありません。私のイチオシは北陸新幹線の
関西空港延伸です。
北陸新幹線は本来新大阪から富山までを先に営業させる
べきところを東京から金沢までを先に営業させてしまいました。
この影響で石川県、富山県から企業や人の目が関西から
東京へとシフトしており、揉めている新大阪敦賀間が開業しても
赤字となる可能性があります。
関西空港から北陸を直通させることで、北陸の視線を
関西へと戻せるのではないでしょうか?

2つ目はホテルです。
「民泊」ということばをやたらと聞きますが、日本人が大阪で
宿泊することも難しくなった今、ホテルを増やすことは絶対に
必用です。
私は市街地や駅前型のホテルではなく、新しいリゾート型の
ホテルでよいと思います。たとえば港区で言うと、使われなく
なった弁天埠頭を埋め立てて、公園の中に高層ホテル群を
つくるのです。最寄駅からは1キロありますが、そこまでの
経路を整備すれば、海外からの人にとっては問題ありません。

3つ目は観光地です。
外国人観光客が大阪を訪れる時の観光は、USJ、大阪城、
道頓堀です。観光客を分散させるためには第4、第5の
スポットが必用で、その有力候補は仁徳天皇陵です。
展望塔や敷地内へ入場できるようにしていくなどハードルは
高いですが、受け入れるためには必須です。

必須と言えばハードだけではなくソフトにも必要なものがあります。
先日のコスモスクエア駅での撮影時、中国人らしき女の子に
(多分)「本町へはどう行けばよいか?」と聞かれました。
地下1階住之江公園行のホームなので本町への電車は来ません。
エスカレーターを指さして「down」と地下2階ホームへ行くよう
促しました。外国語ができなくても、もてなそうという気持ちを
市民、府民みんなが持つことが重要で、それができる可能性が
日本で一番高いのが大阪ではないでしょうか?

2016年11月1日火曜日

ハロウィンも東京一極集中に一役

中国が大都市への人口集中を非人道的で強引な手段を
用いてまで阻止しようとする中、日本では粛々と首都東京
への一極集中が加速しています。

海外で10月31日秋の収穫祭として「ハロウィン」が
行われていましたが、近年は東京ディズニーランドなどの
影響もあり日本でもその言葉が定着しました。
海外では子供を中心とした家族が楽しむのに対し
日本のハロウィンはどちらかというと、若者を中心とした
大人が仮想して夜の大都市を徘徊するお祭りとなって
しまっています。

池袋、原宿、大阪でも道頓堀で盛り上がるこの祭りですが
メディアが渋谷ばかり取り上げるので、多くの人は渋谷の
お祭りだと誤解しているようです。
ハロウィンが本来そうであったように、日本の有名な祭りは
青森のねぶた祭り、徳島の阿波踊り、高知のよさこいなど
その土地で根付いてきた文化の一部です。

今年のハロウィン、土曜日日曜日は首都圏だけでなく
地方や海外からも渋谷で仮装行列をした人がいました。
ますます東京に人を吸い寄せてる歴史も文化もない
このイベントは同じく海外から輸入されたイベントである
バレンタインデーを越える経済効果となる見込みだ
そうです。
バレンタインが全国的な効果となるのと比べ
ハロウィンの経済効果は東京にそのシェアの多くを
奪われます。
ネットも含めたメディアの責任ではありますが、ハロウィンも
東京一極集中に一役買う残念な結果となりました。

2016年10月31日月曜日

中国版「地方創生」

「NHKスペシャル~巨龍中国 1億大移動 流転する農民工」
という番組を見ました。

経済成長にブレーキがかかった中国の成長戦略として
大都市と農村の間の中核都市を発展させるため、農村や
都市に出稼ぎに来ている農民を中核都市に移住させて
消費者を増やす実情のドキュメンタリー番組です。
農民が都市に出稼ぎに来て開いていた店を中国当局が
強引に退去させたり、住民が共産党や習近平氏を非難する
シーンもあり、よくこの映像を日本に持ち帰れたものだなと
関心するよい番組でした。

強制的に店や居住スペースを退去させられることは
日本では異常ですが、実は中国では日常の風景です。
日本の企業も中国の誘致した工業団地に入居しながら
突然退去させられたこともありました。
大都市の古い街に住む住民を退去させてそこに新しい街を
つくることにより、経済効果を生み、その住民を中核都市へ
移住させて中核都市の消費を活発化させるこの計画は
中国でしかできない政策です。

この政策、日本で例えるなら東京の築地市場移転です。
銀座や新橋という都心にある築地市場を埋立地の豊洲へと
移転させることにより、そこに新しいビルを建てて経済効果を
生み出します。中国のように人の居住まで移転できませんが、
当然市場が移転することで付随する移転もありますし、
働く人の移住や豊洲へのアクセスである「ゆりかもめ」の
利用者も増えるので、確実に効果はあります。
しかし所詮東京から東京の移動です。
中国が行っているのは大都市から中核都市の強制移動、
これぞまさしく「地方創生」です。
手法に問題はあるものの、大都市を守る日本と新しい
大都市を創ろうとする中国の差は今後開く一方となりそうです。

2016年10月30日日曜日

北海道日本ハムファイターズ日本シリーズ制覇おめでとうございます

日本プロ野球機構(NPB)はビデオ判定をやめるべき」で
日本シリーズ第2戦、ビデオ判定の挙句「誤審」となり
「日本シリーズを左右する一場面」と申しました。
今シーズンも「誤審」から流れを悪くしたチームは数多く
広島東洋カープは「誤審」で流れを掴んで優勝した所謂
「神ってる」チームです。その広島がまたしても「誤審」で
流れを掴んだので、てっきりこのまま日本シリーズも4勝
するものと思っていました。

しかし結果的にその際にキャッチャーに返球したレフトの
西川選手が3戦目以上発奮し、流れが日本ハムに逆流
しました。
特に私が注目したのは第5戦のサヨナラ満塁ホームラン
ではなく昨夜の第1打席です。2003年の日本シリーズは
福岡でダイエーが2勝した後、甲子園で阪神が3勝して
逆王手としながら、福岡でダイエーが2勝し日本一になる
「内弁慶シリーズ」と言われました。マツダスタジアムでの
広島カープへの応援で異様な空気の中、試合開始直後の
初球を3塁打して得点したのは大きかったと思います。
あれはホームランだと一瞬で終わりますし、点が取れないと
流れは引き寄せられないので、2塁打か3塁打を打って
ホームインしたことで流れを渡さなかったのです。
この流れは同点でも重い空気をマツダスタジアムに落とし
とどめが8回表の2本目の3塁打です。

いかに不正なジャッジがあってもそれをバネにして
逆境を乗り越える姿はわたしに勇気を与えてくれた
そんな日本シリーズでした。
北海道日本ハムファイターズ、ファンのみなさん、
日本シリーズ制覇おめでとうございます。