2019年4月26日金曜日

すごいメンバー

「戦力は十分ですよ。みんな、すごいメンバーですよ」
阪神タイガースの藤原オーナーが
本拠地甲子園球場で巨人に3連敗、
今季6連敗を喫した翌日の記者会見で
こう言い切りました。

―これこそが、
阪神タイガースが下位に低迷する原因です。

最下位に定着するチームを野村克也氏、星野仙一氏と
OB以外からの実力者を監督に据え、チーム補強も
監督の意向に沿って5年間費やした結果、
2003年以降、阪神タイガースは
毎年優勝争いに加わってきました。
しかしその時期に補強してきたメンバーから
新しい選手への世代交代ができず、
ついに昨年最下位となってしまいました。

フロントと呼ばれる球団経営陣や
OBたちのしがらみが、
このチームを堕落そせているのです。

現在の阪神タイガースが「すごいメンバー」と
思っているのは阪神球団のフロントだけです。
大きな勘違いの上に
「すごいメンバーを現場に預けているんだから
これで勝てなくても我々の責任ではない」
という責任逃れの発言でもあります。

阪神タイガースを強くするにはただひとつ
現場はともかくとして、
フロント・スカウト・スコアラーなどの
スタッフを刷新することです。
そのためには、その人選ができる
「すごいスタッフ」をOB以外から招聘し
球団の体質を根本から変える必用があります。