2019年2月19日火曜日

Amazonがネットショップ制覇にリーチをかけながらツモれない理由

2000年頃、walkmanとi-podが
音楽プレーヤーの覇権争いをしていました。
Sonyのwalkmanは1980年からこの業界で
独走していましたが、
ipodの再生可能曲数についていけず苦戦、
高規格MDも不発に終わり、
2005年頃、その存在価値が危うくなりました。
しかし私は、携帯電話事業を手掛けていた
ソニーは将来的に絶対優位と思っていました。
ところが、2007年スティーブジョブ氏が
ニッコリ笑ってiponeを手に持ち、お披露目した
ニュースを見て、appleの覇権を確信します。

で、現在です。
AmazonがYahoo!や楽天を逆転して
ネットショップ業界制覇寸前まできました。
しかし、なぜ制覇できないのでしょうか?
それは商品発送に懸念があるからです。
ヤマト運輸と二人三脚でここまできたものの
ドライバー不足からヤマト運輸が値上げに
踏み切りましたが、税金すら払いたくない
アマゾンがついてくはずはありません。
「デリバリー」と称して、全国各地の
ローカル宅配業者を駆使して現在は
配達しています。
しかし、これらの宅配業者はほぼ個人請負で
やっているところがほとんどで、
アマゾンの俊敏さが繁栄されず
ユーザーからのクレームも多いのが現実です。

アップルが携帯電話に進出して
音楽プレーヤー業界を制したように
アマゾンは宅配業界に進出しないと
ネットショップ制覇はありえません。
しかしその日は近いのかもしれません。
今さら楽天が都市部限定とはいえ
携帯キャリアに名乗りをあげたのは
そのへんの事情かもしれません。