私は区分けで反対しましたが
反対が賛成を上回った理由は他にあります。
11月住民投票が決定した時、元維新の橋下徹氏が
「もうちょっと時間をおいて住民投票すべき」
とテレビで言ってましたが、
ひとことで言うとこれがすべてだったかもしれません。
確かに都構想は二重行政を廃止して
無駄な支出をなくしますが、それは市にまわらず
府のものになるので、大阪市のためになるかどうか
わからないのは事実です。
最悪すべてが大阪市に還元されなくても
損をするわけではないのですが
お金の勘定に敏感な大阪市民は
損をしてしまうという疑念にかられます。
大阪市解体で特別区になると
大阪府の中での力がなくなることは事実です。
しかし将来的には堺市も分割される計画で
特別区の人口は府内では最多となるはずです。
つまり維新の方々が反省する通り
反対派の主張に住民が納得する反論を
できる説明の時間が不足していましたし、
特別区設置後のヴィジョンも
わかりやすく説明する必要があったと思います。
それにはコロナ禍の今住民投票をするのではなく
もう少しあとで実施すべきだったでしょう。
今後維新がどういう行動をとるかわかりませんが
私ならまずは大阪市24区と隣接する市を
再編します。
反対意見もあるかもしれませんが
中央環状線より西側をすべて大阪市として
24区を3/4の18区に減らし
大阪市に編入したため面積が減った隣接市も
合併して、いきなり「大阪都」にするのではなく
中間的な体制を目指します。