2017年2月15日水曜日

ケフレスパイラル





















「けものフレンズ」が急に人気となった構図を
あらわしている「けものフレンズ」依存の悪循環、
「デフレスパイラル」ならぬ「ケフレスパイラル」
です。

特にネットで流行しているのが、この中の
「次第にIQが溶けていきます」という部分で
「IQ溶ける」ということばです。
他にも「君は○○が得意なフレンズなんだね」
と○○に何を入れても感じのいいフレーズに
なっちゃう魔法の言葉もあります。

これらのネットだけのことば以外にも
「たのしー」「すごーい」「とまれー、うごけー」
「若干草」「また、こんにちわであります」
など作品の台詞もネットに氾濫しているようです。

なぜ、こういった現象が4話終了後爆発したかも謎です。
「まどかマギカ」の3話のように急に物語が動いた
わけでなく、淡々とすすんでいました。
EDを歌う「ゆみはん」がスナネコ役ででていましたが
「けものフレンズ」の声優の多くは素人感がプンプン
しているため、なんの違和感もありませんでした。
恐らく「1話の冒頭部分で視聴をやめた」と言う人は
この素人感が受け入れられなかったのだと思います。

「突然、記憶喪失の状態でジャパリパークに現れた
「かばん」が出会ったサーバルやラッキービーストと共に、
自分の正体を知るべく「図書館」を目指す。」
これが「けものフレンズ」のあらすじで、物語が半分すぎた
来週、いよいよ図書館に行きます。勢いは来週も続きます。
本当にこのアニメが面白いかどうかの最初の関門は来週の
放送終了後に判明しそうです。

2017年2月14日火曜日

「けものフレンズ」の人気急上昇の背景










気になる「けものフレンズ」で、呟いたテレビアニメ
「けものフレンズ」の人気が2月に入り急上昇
しているようです。
上のグラフはニコニコ動画の第1話の再生回数の
増加を現したものですが、通常リリースされれば
すぐ上昇して高止まりするところが、1月末から
急上昇していることがよくわかります。
この人気の理由、私が『気になる「けものフレンズ」
で述べた事情とは少し違っているようです。

ストーリー展開よりも、その世界観に人気が
あるのです。
それを一言で言うと「優しい世界」です。
「すごーい!」「たのしー!」を連発する
主人公サーバルキャットのサーバルちゃんの
ポジティブなところと、それを受け入れる周囲の
仲間たちは、現代社会のみならず、アニメでも
成立しない世界です。

ギスギスした日常は私たちの周りだけでなく
政治、経済、国際社会も同じです。
疲れ切って帰宅した独身サラリーマンが
「けものフレンズ」を見て癒されるというのは
納得できます。

また、アニメをよく見る視聴者の視点からすると
この世界観の「斬新さ」に魅かれるところが
あるようです。
たとえば、今期開始当初はダントツ人気だった
「ガヴリールドロップアウト」の人気キャラクター
「サターニャ」ちゃん、その振る舞いは
「のんのんびより」のこまちゃんのコピーに
見えます。
「この素晴らしい世界に祝福を」は
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
「幼女戦記」は「終末のイゼッタ」と今の人気アニメには
似たような世界観のアニメが存在しています。
しかし「けものフレンズ」にはそれがないのです。
見た目は退屈な作品に見えたものの、見て見れば
視聴者のツボをついたのが「けものフレンズ」
であったといえます。

2017年2月13日月曜日

「トランプ政権」のプロモーションビデオのような日米首脳会議

アメリカの大手ビール会社が、ドイツからの移民だった創業者の1人が、
苦難の末アメリカに渡り、共同創業者と出会い事業に乗り出す姿を描いた
テレビコマーシャルを制作し、NFL=アメリカプロフットボールリーグの
チャンピオンを決める、スーパーボウルの当日に放送しました。
7か国の人の入国を一時的に禁止する大統領令を批判したものだとして、
トランプ大統領の支持者などが反発し、インターネット上で、このビール会社の
製品の不買運動を呼びかけているとアメリカのABCテレビなどは、伝えました。
これに対して会社側は「制作は去年5月から始めており、特別な意図は無い」
と説明しています。

このドイツからの移民というのはトランプ大統領から見ると
自分の祖父とかさならないのでしょうか?

そんなトランプ大統領が中国に対して途方もない関税をかけた日に
中国に書簡をを送り会談を申し入れ、電話会談で「ひとつの中国」
を尊重する急変ぶりで、相変わらずの存在感を放っています。

トランプ大統領と首脳会談をおこなった安倍総理ですが、
会談というよりも「トランプ政権」のプロモーションビデオに
出演させられた感が否めません。
本当に日本とよい関係を築こうとしているのか、まだ疑問形です。












補足ですが、この会談中にわざわざミサイル実験をする北朝鮮は
このトランプ劇場を引き立てる名脇役です。
北朝鮮が単にアホなのか、アメリカと地下パイプがあるのかも
トランプ政権なら疑問形です。

2017年2月12日日曜日

バカッターとツイカス

ネット掲示板「2ちゃんねる」と交代して、ネットの
主役となっているのが、ツイッターです。

ツイッター利用者が増えるにつれ、近年いろいろな
問題が起こっています。
よく耳にする「炎上」とはツイッターにのせた記事が
見てる側の反感を買い、非難が殺到する状態ですが
バカッターとツイカスということばをご存知でしょうか?

バカッターとはツイッターの利用者が、
自らTwitter・Facebook・動画共有サイトへの投稿を通して、
反社会的行動を世間に曝け出す行為を指す
ツイカスとは、インターネットスラングとしては、ツイッター上で
著しく非常識で問題視すべき言動や振る舞いを見せている
ユーザーをカス呼ばわりする罵倒表現である。
というのがネットの説明です。
ツイッターで自分の狂った行為を見せている、その人の
ツイッターか゜「バカッター」で、「バカッター」の主が
「ツイカス」というわけです。

しかしネットで実際使われる場合、ツイカスとは
ツイッター利用者そのもので、煽ったり、炎上させている人も
含めて「ツイカス」とみられています。
ツイッターにはまっている人はこういった視線を
感じていないようですが、仕事上ツイッターを利用する安倍総理も
見る人が見れば「ツイカス」なのです。
たとえば18歳の少年がネット上で19歳の少年から
罵られて自殺、19歳の少年が逮捕されました。
仮に18歳の少年が罵られても仕方がない行為をネットで
繰り広げていても、両者とも「ツイカス」です。

一方、「バカッター」というのは「ツイカス」より上級のアホ
という意味でアングラネットでは使用されています。
警察官が宴席で同僚女性につり天井固めを決めている
画像をアップしたり、公園で一方的にボコる動画をアップして
問題になっちゃう人が典型例です。
過去には一般道を100キロ以上で走行する動画や
コンビニのおでんを指でつついたり、お菓子に楊枝で穴を
あけたり犯罪の証拠動画を自らアップして逮捕される人が
続出しているにも関わらず、いまだ「バカッター」は後を絶ちません。

ツイッター自体は便利なモノなのでなくすことはできませんが
ツイッターに関しては匿名性をなくして、問題がおこったら
リアルで警察がすぐに動ける体制をつくるべきだと思います。












2ちゃんねるの荒廃

2000年から2005年くらいにかけて、世界的な
アクセスを誇ったネット掲示板「2ちゃんねる」も
急速に変化するネットの発達についていけなくなり
現在はその地位をツイッターなどに明け渡しています。

「2ちゃんねる」自身も開設者の西村博之氏が2014年
サーバー使用料の未納を理由に、レンタルサーバーの
運営企業に乗っ取られて解任されます。

これを機に運営方法も大きく変わり、それまでは、掲示板
を荒らしているユーザーがいれば、そのユーザーが
アクセスする回線(ASAHIネット、ソフトバンクなど)からの
書込みを一斉に規制する徹底ぶりで「荒らし」ができない体制を
構築してきましたが、過疎化を恐れたからかしなくなりました。

一方で、厳しくした点もあります。
解任した西村氏の掲示板サイトやライバルのネットサイトを
リンクした書込みは徹底的にシャットアウトしたのです。
それまでの「2ちゃんねる」でおこなっていた有料会員
は名称など多少変えて継承しましたが、この有料会員に対しての
懲罰も厳しくしました。
有料会員は別途使用料を徴収するかわりに、書き込み規制を
他のユーザーより緩和するといったサービスがあるのですが、
緩和されたからと言ってどんどん書き込むと有料会員資格を
強制的に剥奪するのです。以前の徹底的な規制をすると
ユーザーが激減するため、有料会員に制裁をくだすことで
威厳を保とうとしたのです。

しかし、これらの手法で2014年以降ますます荒廃しました。
西村氏から会社を奪ったサーバー運営会社ではありますが
ネット掲示板の運営は上手ではないようで、いずれ役員に
西村氏を招聘する可能性もあります。

2017年2月10日金曜日

「2ちゃんねる」使う人は「ネットタフ」












上の画像は巨大掲示板「2ちゃんねる」でよく見た
AA(アスキーアート)です。
モデルは2ちゃんねるの元運営者である西村博之氏で、
ここにある「うそはうそであると見抜ける人でないと
(掲示板を使うのは)難しい」とは、2000年に発生した
西鉄バスジャック(ネオむぎ茶事件)の際、テレビ朝日の
報道番組『ニュースステーション』での発言です。

2000年から2005年くらいの間で世界的な
アクセス数だった「2ちゃんねる」はプロ野球オールスター
投票に当時FAで高額年俸を手にしながらケガで1軍に
いなかった川崎憲治郎投手や、ニューヨークタイムスの
今年の顔に盗撮で逮捕された田代まさしなどを
投票1位にさせる力を持っていました。

もちろん「2ちゃんねる」に書き込まれてることの
半分は嘘です。ネタなのです。
しかし、半分は本当で、知識人が書き込んでいるなと
思われる書込みも多々あります。
書かれていることを鵜呑みにしていては、「2ちゃんねる」
を使えないと西村氏が言うように、「2ちゃんねる」を
使う人は「ネットタフ」であったと思います。

危険なのはスマホしか知らない世代です。
動画受信が通信容量の大きいものであるとか
基本的なネットの仕組みがわからずいきなりスマホを
使っていることが危険なのです。
某携帯が「SUPER STUDENT」などと
もてはやしているのも、スマホしか知らない
若い世代を「カモ」と思っているからです。
「SUPER STUDENT」がカモにならないためにも
学校教育で、ネット倫理を教えるべきだと思います。

2017年2月9日木曜日

フェイクニュース

トランプ大統領が「フェイクニュース!」と叫んで
久しい今日この頃、NHKでフェイクニュースの
特集をやっていました。
まだ2月になったばかりですが、フェイクニュースは
今年の流行語大賞候補といえます。

食塩水を飲むとダイエットになるという嘘の情報を
真に受けて、嘔吐や吐血をした例などをあげていたの
ですが、皆さんは騙されたことありますでしょうか?
俗に言う「アヒィ」ブログです。
「アヒィ」とはアフィリエイト広告が語源です。
広告収入目当てに話題となるブログを開設し
広告収入で利益を得るというものです。
こういった輩が適当な情報をもとに適当に色を付け
ネットにアップしているのです。
これ以外にも適当な原稿を大手サイトに売って
儲けている人もいます。

さらに驚いたのは、あたかも大手牛丼チェーンの牛丼が
タダで食べられるように誘って空メールを送信させて
送信元に広告メールを大量に送りつけるサービスも
あるそうです。

フェイクニュースで有名なのは去年の熊本地震の時、
夜の街を徘徊するライオンの画像をアップして
「地震でライオンが動物園から逃げた」
というツイッターです。
そうです。もちろん楽して儲けようとするアヒィも
アヒィですが、それを拡散したり、ノリで悪戯をする
ツイッターが混乱を招く最大の要因です。

熊本地震の時のライオンの画像は普通に見れば
日本でないことは一目瞭然です。
ネットに流されないことが、ネットを利用するうえで
重要なことなのです。