2015年9月16日水曜日

僕がアニソン主流になるまで

僕がアニメソングを好きになるきっかけは
1979年「機動戦士ガンダム」の挿入歌
「いまはおやすみ」からだと思います。

ガンダムもそうですが、当時のアニメの
主題歌は、良い悪いというよりも、アニメ
の冒頭的なものでした。
アニメではありませんが、「ウルトラセブン」
の挿入歌「ULTRA SEVEN」という英語曲
の挿入歌が好きで、はじめから自分の中で
一般の曲とアニメの曲の境界線がなかった
のも幸いしたのかもしれません。
実際「サザエさん」の主題歌を筒美京平が
作曲したように境界はないのです。
そんな環境だったからか、「いまはおやすみ」
は主題歌ではなかったのですが、心の中で
何度もリプレーされる曲となります。

その後「伝説巨人イデオン」のED「コスモスと
君に」が好きになります。「いまはおやすみ」
は誰も気づかない曲でしたが、この曲は
自分だけが好きだと思っていたら、意外と
まわりの多くの人が同意してくれたのを
記憶しています。
この2曲は後にアンパンマンの声で有名に
なる戸田恵子が歌っていたことをあとで
知りました。
この頃の一般的な流れについては
過去のブログを参照願います。

ガンダムとイデオンのレコードは買ったものの
めぞん一刻の主題歌、斉藤由貴の「悲しみよ
こんにちは」のような特化したものは別として
そのあとはしばらくアニソン(アニメソング)SD
は購入しませんでした。
1995年エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な
天使のテーゼ」が久しぶりのCD購入となり
ます。歌詞の全容が知りたかったのも
ありますが、EDの「Fly Me To The Moon」
が気に入ったところもあります。
勉強不足の私が「Fly Me To The Moon」が
フランク・シナトラが歌っていたオールディーズ
であったことは、その5年後宇多田ヒカルが
カバーするまでしりませんでした。

林原めぐみ、國府田マリ子、岩男潤子、
水樹奈々を経て、私がアニソンを購入する
比率が少しづつあがってきました。
で、現在のようにアニソン主流になったのは
2008年からです。

2007年の年間シングルランキングは1位
「千の風になって」、2位「Flavor Of Life」
3位「蕾」と名曲に恵まれたのですが、ドラマ
でブレークした嵐が4位にランクインします。
翌年からは現在に至って、嵐、AKB48など
限られたアーチストしかヒットしなくなり、
音楽シーンに冬の時代が訪れます。
そんな中、アニソンは逆に革新的な
音楽をどんどん投入してきますし、音楽番組
が衰退する中、アニメファンにとって
アニソンはラジオのヘビーローテーションの
ごとくどんどん入ってきます。
特に2008年は菅野よう子が「マクロスF」
でこれでもかと曲を投入してきた年です。
「トライアングラー」はとりわけ衝撃的でした。

そんな2008年私の1位は「Unnamed world」
(平野綾)とアニソンが一年を代表する曲と
なります。
2009年「君が知らない物語」
2010年「天使にふれたよ」
2011年「Os宇宙人」
2012年「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」
2013年「希望の花」
2014年「齧りかけの林檎」
とこの流れも現在に至ります。
次回からは2008年以降、私のアニソンベスト10
と題して、数々の名曲をご紹介いたします。

2015年9月15日火曜日

阪神甲子園球場での誤審問題から

9月12日阪神甲子園球場での阪神広島戦で
センターオーバーの大飛球がフェンスを越えた
か越えていないかを巡り、ビデオ判定したのち
フェンスを越えていないとジャッジされました。
しかしいろいろな角度からの映像を解析した
結果、フェンスを越えていたことが明らかに
なり、誤審だったことが明らかになりました。

この一連の阪神甲子園球場の誤審問題から
あらためて言いたいことがあります。
「阪神甲子園球場は改造すべきです。」
改造する点は下記の3点です。

①アルプススタンドの下段部を削り、ポール
を5メートル下げて両翼を100m以上にする
②外野席前部の通路を失くし、バックスクリーン
も後方へさげサイズを大きくし本塁からセンター
フェンスまでを121mにする
③外野スタンド最後部に新たに通路をつくり
その通路の上に、室内席をつくる
(アルプス席を減員分をここに座席を設ける
ことで収容人員は47541名を下回らない)

③をすることで外野スタンドは改築もしくは
大規模な工事が必用で、ライトスタンドと
隣の神社の間の通路は封鎖しなければ
ならなくなりますが、広大な外野フィールド
を擁しながら野球規約が謳う両翼370ft
中堅400ftを、甲子園の雰囲気を維持して
クリアするためには、これが最善と思います。

外野フェンスの客席側は通路になっており
その上にはネットがはられている(写真右側)



















で今回のような誤審は何故おこったのか?
それは、外野席フェンスの向こう側に客席がない
からです。現在プロ野球球団のホームグランド
でこのスタイルは甲子園球場だけです。
昔は通路上のネットがなく、ラッキーゾーンもあり、
こういう問題はなかったのですが、この構造だと
今後もこのようなことはありえます。

2015年9月14日月曜日

一石二鳥の防潮堤

天気がよかったので大阪市港区における水害対策
でご紹介した尻無川水門に行ってきました。

「甚兵衛渡」という渡し舟の港区福崎の桟橋から
撮影した画像です。
川の右側は大正区で、このあたりには橋がないため
大阪市土木局が運営する「渡し舟」が歩道橋の
代わりとして運航しています。その船乗り場から
上流側に「尻無川水門」があります。

「甚兵衛渡」という渡し舟の港区福崎の桟橋から 撮影した「尻無川水門」
















反対側の大阪港方面を臨んでも、ここからは
海を見ることはできません。
















完成からかなりの年月が経過するため、この
川沿いの上流は新しいものに更新されています。
















ちょうど新しい部分と古い部分のつなぎ目です。
写真ではわかりにくいですが、新しい部分は
「平成23年」とあります。














この新しい堤防の部分は大阪ドームからここまで
の一方通行の道路にもなっています。この区間は
トラックなどが多数走行するため、自動車専用
道路ではないものの、歩行することは危険です。
しかし、この道のおかげで、生活道路を迂回する
トラックが多く、港区の交通事故件数を減らして
おり、一石二鳥の防潮堤です。

2015年9月13日日曜日

見えないJR西日本の北陸ビジョン

明日で開業から半年を迎える北陸新幹線は
景気の良い首都圏では新しい観光地の開拓
効果で成功を収めているようです。
首都圏のための新幹線ではありますが、上越
妙高駅から金沢駅までの区間はJR西日本の
管轄であることをご存知でしょうか?

つまり本来大阪に本社のある企業が現時点
では関西圏の人々のためではなく首都圏の
人々のためにがんばっているのです。
これはJRという企業がもとは国有企業であり
国の方針に従って運営していかなければ
ならないという縛りがあるからです。

これまでは、特急サンダーバードで大阪から
金沢・富山まで行く交通手段でしたが、新幹線
開業により金沢以東は別会社になったことで
一部和倉温泉まで行くものもありますが、
特急は大阪から金沢までに縮小されました。
そこから富山までは新幹線に乗換しなければ
ならなくなったのです。

金沢県、富山県が観光景気で沸く中、隣の
福井県も「早期延伸を!」と声を荒らげ、
金沢・敦賀間の開業を2022年に前倒し
することが決定しております。
しかしJR西日本の路線でありながら、首都圏
のための新幹線のため、国土交通省もその先
の敦賀から大阪までは、予算がないので
積極的ではありません。
新幹線の規格も在来線の規格も両方走る
ことのできる「フリーゲージトレイン」の開発を
しているようですが、1988年瀬戸大橋開業
からJR四国が実用化にむけ模索するも未だ
実用されないものに対し期待はもてません。

私が懸念するのは、これまで大阪から特急
サンダーバードで福井、金沢、富山へアクセス
できていたものが、北陸新幹線開業により
東京からのほうが便利になってしまい、東京
一極集中がますます加速してしまうことです。
しかもその運営を大阪の企業がおこなうと
いうことです。

大阪から敦賀までの北陸新幹線のルート案
に対してもめているようですが、そんなことより
JR西日本は早急に敦賀まで新幹線が延伸
された場合を想定して、敦賀で北陸新幹線に
乗換を簡単にできるような対策とるべきです。
予定では在来線の敦賀駅と新幹線の敦賀駅
と200m離れて、高低差も20m以上ある
そうですが、やる気はあるのでしょうか?
また開業後は大阪敦賀間に短縮されるで
あろうサンダーバードは現行のままで行く
つもりなのでしょうか?
たとえば湖西線全駅と東海道線山科大阪間
にホームドアを設置して、特急車両も更新し
最高時速150キロ以上の営業運転を申請
して、スピードアップと全国随一の在来線
特急を走らせるくらいのやる気はないので
しょうか?

JR西日本の北陸へのビジョンがぼやける
現状では、JR西日本がJR東日本やJR
東海を追い越す企業にはなれませんし、
関西経済もこのままフェードアウトすることは
必至です。

2015年9月12日土曜日

ダイヤモンドポイント

昨日レポートした中央突堤の防潮堤の先に
隠れた名所があったので報告します。

「みなと通り」を大阪港駅からさらに海側に進むと
側道は登りスロープになり、地下鉄と車道は
海底トンネルになるので下りスロープになります。
側道の登りスロープを登り切り直進「防潮扉」を
左側に港大橋を見ながら突き当りまで進むと
目の前に海が広がります。



































海に向かい左側の建物は、咲島トンネルの
換気口です。(下の写真)


















そのたもとにはベンチがあり、のんびりと海が
眺められます。

















右前方は北港のコンビナートが遠くに見えます。


















「ダイヤモンドポイント」とあるのはきれいな夕陽が
見える場所ということで名づけられました。
予想では11月20日頃、北港と南港の間の海に
夕陽が沈むため、たくさんの写真愛好家が訪れる
ものと予想されます。













2015年9月11日金曜日

大阪市港区における水害対策施設

昨日の続きになりますが、私の住む港区の高潮や
津波に対する水害対策についての補足です。
港区大半は市街地と比べて2メートルほどかさ上げ
していることはご紹介しましたが、かさ上げしていない
内陸部を守る施設として「水門」があります。
港区は北側を安治川、南側を尻無川という河川が
流れており、それぞれに安治川水門、尻無川水門が
設けられ、海からの高潮を内陸に進入することを
防ぐ役割をしています。
下の画像は尻無川水門の外観です。
































この巨大な鉄の塊がどうやって海からの津波や
高潮を防ぐかはWikiペディアの画像をご参照
願います。













































南海地震で港区までたどり着く津波が3メートル
から4メートルと予測され、この水門はそれ以前
の1970年に完成したものではありますが、高さ
4.3mで一応対応しています。

次に防潮扉の画像です。


















大阪港中央突堤の防潮扉の画像です。
普段はこのように横に格納されています。
海からこの防潮扉を越えると、下り坂になって
そのまま「みなと通り」になります。
































画像がアップすぎるので引いてみましたが、
南港へとつづく咲島トンネル入口のコンクリート
フェンスが邪魔でみなと通りまではここから
見えません。















しかし咲島トンネル入口を横から見ると、
水門と内陸に高低差があり、防潮扉から海水が
流れ込むとたいへんなことになることが想像
できます。















定期的にこれらの施設は市が試運転をしており、
万一の場合は使用できる状態にあります。
いずれも完全に閉じるまでには40分から50分
かかりますので、特に津波の場合は、迅速な
行動が必用です。
また、我々住人もこれらの施設をあてにする
のではなく、普段からの準備が必用なのは
いうまでもありません。

2015年9月10日木曜日

鬼怒川堤防決壊

台風18号に伴う影響で、関東地方が大雨に
見舞われています。日光、鬼怒川温泉の旅館
の被害につづいて、茨城県常総市の鬼怒川の
堤防決壊で、周辺地域が大洪水となりました。
各テレビ局も速やかに緊急生中継となり、
自衛隊の救助活動の様子が生中継されました。
この大災害の状況下で、どの住民から救出する
かを判断して、迅速にひとりひとりを救助する
姿には敬意を表します。

堤防が決壊して川の水が溢れ出すということは
水位よりも低い地域であるということです。
増水して水位は上がっていたにしても、あの勢い
で水が流れ込んでくるというとは、普段の水位と
居住区域の高さはほぼ同じであったと思います。
普段は川幅も多少雨が降ったところで堤防まで
水が流れることはなかったと思いますが、普段の
管理の悪さは否めません。
また居住する人々もこのような事態はないと、
危機感がなかったことも事実だと思います。

しかし、それは私にもあてはまると思います。
「実は市街地より津波に強い」でコメントした
ように、過去の台風被害から盛土をしているので
津波想定水位が3.5mとなっており、家の一番
高いところにいれば助かる計算になります。
















この写真からは2メートル近い盛土に見えます。
しかし、盛土された部分も海抜0.8mということを
最近知りました。
つまり0m地帯が水害にあったから盛土したと
思い込んでいたことが、実は盛土前(写真右側)
はマイナス地帯ということです。
大阪市でも港区の場合はコンクリートと水門で
ガードしていますが、周辺の此花・西淀川区は
阪神大震災時の堤防の一部ひび割れが放置
され、大正区は港区のような盛土のなされて
いない部分が多いので水が流入した場合は
かなり具合が悪いようです。

今回の河川決壊で被害を受けた方々にお見舞い
申し上げるとともに、私も含めて被害を
受けなかった人も、あらためて自分の住む地域
の特性と、万一の対策を考える教訓となったと
思います。