【2月17日】
島根県の丸山達也知事は県庁で開かれた聖火リレーの実行委員会で
予定されている東京五輪・パラリンピックの聖火リレーの中止を
検討していると表明した。
島根県内の感染状況は比較的落ち着いているが、
丸山氏は県内事業者の経営状況は緊急事態宣言の対象地域と同様に厳しいと指摘。
政府の財政支援は十分ではないとして、
「今のような政府の感染拡大地域と非拡大地域に対する著しい格差を
当然とするような姿勢が続くようであれば、許容できない」と訴えた。
聖火リレーの実施について、県は大会組織委員会と協定を結んでおり、
県は交通誘導など2021年度に7200万円の予算を負担する。
丸山氏は中止する場合、協定の解除も視野に入れていると明らかにした。
【2月18日】
島根県選出の自民党の竹下元総務会長は、派閥の会合で
「困惑している。感染が激しいところならともかく、いちばん遠いところが言い始めたのは理解できず、
ほかの知事は誰もついて来ないのではないか」と指摘しました。
そのうえで
「今は大会に向けて体制を作り直して盛り上げようという空気であり、
知事を呼んで注意しなければならないと思っている」と述べました。
菅義偉総理大臣との会談後に竹下氏はこの発言をしており
菅総理が島根県議員を通じて島根県知事を恫喝したのかもしれませんが
都市部に住む人が地方事情を知らないことがよくわかる発言です。
私も大阪なので、全然知らなかったのですが
地方が感染者数少ないのは人口が少ないという理由だけではなかったのです。
地方に住む友人と昨年秋会食を予定していましたが
地方に住む友人は皆、「家族や職場から県外に出るなと言われている」
と言い、緊急事態宣言中でもないのに中止になりました。
地方は「緊急事態宣言」なしでも厳しい自粛を行っており
飲食店などの商店はかなり厳しい状態なのです。
一方、大阪の仲間とは会食、しかもお酒も入り
一緒に飲食しながらも感染しないかドキドキでした。
大阪でも住んでる街では自粛していますが、中心街は「通常運転」です。
昨年菅総理が高齢者グループの忘年会に出席したり
緊急事態宣言中も銀座に行って謝罪する議員がいるのも理解できます。
竹下氏が「知事を呼んで注意しなければならない」と
リモートでなく「呼ぶ」と言ってしまうのも納得です。
地方議員も東京にいると地方事情はマヒしてしまうんですね。