昨日の某テレビ番組で池上彰氏が過激派について
「当時大学に進学するのは一部のエリートで、
自分たちが(世界や国を)変えてやると思いあがっていた」
という旨のコメントをしていました。
確かに、過激派を知る世代からするとそうかもしれないし
事実なのかもしれません。
しかし過激派を知らない世代はどうなのでしょうか?
過激派といえば大学生のイメージですが、私の母校の
高校でも学生運動がありました。
もちろん、過激派が正しいとか擁護するつもりは
ありません。
しかし、堀江貴文氏に代表されるように
「どうやって楽して儲けようか」というようなことを
ゲーム感覚でお手軽に考えて成功することが
イケてるこの時代、「自分たちが変えてやる」くらいの
熱い思いがあってもいいのではないかと思います。
多くの過ちを 僕もしたように
愛するこの国も 戻れない もう戻れない
あの人がそのたびに 許してきたように
僕はこの国の明日をまた想う
これは小田和正「生まれ来る子供たちのために」の
歌のはじまりの部分です。
私もこの国についてどうこうということは、
この曲を聞くまで考えもしませんでした。
いよいよ来月の参議院選挙から選挙権が
18歳以上に引き下げられます。
選挙権をえてはじめて選挙に投票する人は
「自分が変えてやる」という思い上がりくらいで
投票に挑んでちょうどいいのではと思います。