2016年7月4日月曜日

力試しと運試し

プロ野球新ルールの見直しが話題になっています。
「はじめからルールをちゃんと読めよ!」
とつっこみたいところですが、今日の話題は
海外への挑戦についてです。

Jリーグガンバ大阪の宇佐美選手に続き
サンフレッチェ広島の浅野選手が欧州へ移籍する
ことが決まりました。
しかし彼らは海外挑戦に相応しい力をもっていると
いえるでしょうか?






















「君は日本一の高校生になりなさい」
これは「スラムダンク」という漫画で
高校生天才選手に監督がいう一言です。

この言葉は海外に進出する日本人選手に
対してすべてに当てはまります。
日本に敵がいない状態になって海外へ敵を
求めるのは力試しですが、
日本を制することができない選手が
海外に活躍の場を求めるのは
ただの運試しです。

2016年7月3日日曜日

税金で収入を得ているかどうか

東京高裁裁判官ツイッターに半裸写真掲載の話題を
今日あるテレビ番組が賛否両論盛り上がっていました。
確かにどんな趣味を持とうが個人の自由なのですが
問題はこの人が税金で収入を得ているという点です。
税金で収入を得て、こんなバカしてお金を使っています
と公表するのはいかがなものでしょうか?
これが会社役員や学生なら個人の自由と私は黙認
しますが、公務員などが大々的に趣味をネットなどで
公表してはいけません。そうしたいのなら、税金で
収入を得ることをやめてください。

またあるテレビ番組では地方議員の領収書偽造例を
あげながら、そもそも海外では兼業で地方議員が
週末に議会を開いて報酬も得ていないところがあると
レポートしていました。
兼業は私も賛成ですが、それよりも議員報酬が
地方議会にしろ国会議員にしろ高すぎると思います。
国会議員、特に衆議院議員は、任期が不特定で
落選すれば職を失うため収入が乱高下します。
よって弁護士など限られた人しか議員にチャレンジ
できない現実があります。
もともと議員になってもそう収入はないとなれば、
どんどん若い人が挑戦して、無能な議員は淘汰される
いい流れ、新陳代謝がはじまると思います。

自分たちの給料が下がる法案なんて上がっても
通るはずはありません。
しかし本当に政治がよくなるためには
高額ではない給料と使用した分だけ正当に
支払われる経費を厳粛に守ることだと思います。
自分がお金を大切にしない人が国のお金を
大切にできるはずもありません。

2016年7月2日土曜日

北大阪急行延伸






















大阪府と箕面市、北大阪急行電鉄、阪急電鉄は、
北大阪急行線(大阪市営地下鉄御堂筋線と相互直通)の
千里中央駅から箕面市への延伸事業に関し
開業目標や整備費などについて基本協定を締結した。
 同協定によると、路線延長は約2・5キロ。
箕面船場駅と新箕面駅(いずれも仮称)を設置予定で、
整備主体は箕面市と北大阪急行電鉄で、営業主体は
北大阪急行電鉄となる。整備費は概算金650億円
(建設費600億円、車両費50億円)で開業目標は
平成32年度。

ネットニュースから北大阪急行延伸のニュースです。
北大阪急行とは実質地下鉄御堂筋線にあたり、
西日本屈指の営業利益をあげている路線です。
この延伸は恐らく黒字となり成功します。
箕面船場駅、新箕面駅の予定地周辺すでに
ビジネス、ショッピングでにぎやかな街で、現在も
路線バス以外に企業契約のバスが輸送実績を
あげているからです。
ただ懸念もあります。

ひとつは千里中央や江坂といった手前駅周辺の
劣化です。特に千里中央はモノレールとの乗換駅
として便利さは変わりませんが、終点でなくなることから
バスターミナルのハブ機能が薄まります。

もうひとつは、箕面市の分断化です。
これは東大阪市や豊中市は大阪モノレールが
補完しています。
北大阪急行は大阪万博終了後は南北線のみですが
外環状線沿いに東西線を計画することを検討するのも
視野に入れるべきです。

高齢化社会から今後公共交通機関は見直される時が
来ると確信しています。
だからこそ延伸するときはいろいろな想定を
検討する必要があると思います。

2016年7月1日金曜日

貸切バス事業行政処分基準を改正をすべき前に・・・

国土交通書省は、7月1日付けで、貸切バス事業者が
甚大な人身の被害をもたらす重大事故を引き起こした場合、
事業許可を取り消すことができる規定を新設するなど、
行政処分基準を改正すると発表した。

今日のネットニュースからです。
もとろん軽井沢スキーバス事故をうけてのものです。
小泉内閣の規制緩和の影響で貸切バス事業の運行管理が
ずさんになっていることは事実です。
しかし、この基準改正によって、感情的に重大事故が
取り扱われることがないかを懸念します。
つまり最終的にあくまで事故は運転手が起こすもので
1人のために100人の人生を狂わせることは
あってはなりません。

「規制緩和によって杜撰になった」のは個人商店的な
貸切バス会社が増えて運行管理体制が不可能でも
会社をつくることができたからです。
だからまず最初にすべきは今あるバス会社が
運行業務、運行管理体制が整っているかどうかを
審査することです。

安全基準に準じた労働時間を確保している
営業所、遠隔地も含めて
出庫、入庫時に運行管理者が点呼している
健康診断などの健康管理体制の適性におこない
適性でないものは運行させない
整備管理者を適正に配置して日常点検も含め
点検を確実に行い、整備の必要のある車両は
運行しない

これができる体制の企業以外は他社に移譲するか
合併するかして業界再編すべきです。
これが実現するとあのような料金で軽井沢へ行ける
バスはなくなるはずですが、
ここから先は定期監査をかるということでよいと思います。
「貸切バス安全評価制度」というものがありますが、
あれは必用ありません。
最低の事をしていれば安全であるはずなのです。
小泉総理のケツを国道交通省は全力で拭くべきです。

2016年6月30日木曜日

今後破綻する日本経済を考えると、今がドルの買い時かもしれません。

なけなしのお金を投資したり預金して、利子や配当を
得たとしても2割(実際は20.315%)を納税することに
なります。
利子のつかない今、厳しい話ではありますが、消費税を
あげて経済が混乱するよりはマシと諦めています。

私は消費や投資が低迷する現在、消費税は時代遅れで
所得税収を3倍にあげ、法人税も上げるべきだという
意見です。
それは共産党の考えとは少し違います。
使うことより貯めたり投資する人が増えているからです。

「多くのお金を稼いでいる方、たとえば1,000万円を
稼いでも半分以上取られていていることとなっている
現状、お金持ちが海外へ移住を選択するのもわかる気が
する。」
「法人税を下げないと企業が海外にシフトする」
という人がいます。
それに対応するため、
日本で利益をあげた人は外国人でも日本で納税し、
日本円を海外に持ち出さないようにする
という点を厳しくすることがポイントです。
ビットコインのような仮想通貨も許可制にして基本禁止とし
利益や所得に関しては厳しく監視します。
もちろん税金から収入を得る公務員なども納税します。
国は企業の給与と公務員の給与を同等に考えているので
支払う部分も同等で当然です。
最初に所得税収3倍と書きましたが、多くは今所得税を
収めていない公務員や、昔より収める金額が減っている
高額所得者にその多くは負担してもらう計算です。

日本経済を立て直すためには消費を増やして内需拡大
することが不可欠です。そのためには消費時点で納税
するのではなく、消費しなくても納税するほうがよいと
わかっているのに実現しないのは、政治資金規正法を
黙認しているのと同様で、政治家やそれを支える人や
企業が得をしないからであり、実現できない日本は
5年後くらいには年金捻出ができずに確実に破綻します。

今は預金や投資するよりも安いドルを買っておいたほうが
いいかもしれません。

2016年6月29日水曜日

音楽とアニメの融合 けいおん!

昨日のべたとおり、音楽とアニメの融合ははじまったわけですが、
その後変化がおきます。映像の時代の到来です。
1995年10月放映開始したテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」は
1997年時点で1本5,000円以上するビデオが累計約300万本売れ、
レコード会社はアニメを収益源として考え始めます。
もともとテレビで放送した内容を商品化するだけなので
ほとんど原価はかかっていないため、売れれば売れるだけ
レコード会社としてはボーナスポイントのようなものです。

エヴァンゲリオンのヒット以降レコード会社のメインは映像になりますが
ふたたび音楽に流れが来ます。
2006年放映の「涼宮ハルヒの憂鬱」は主題歌もヒットしますが
劇中歌もオリコン5位にランクインさせ、劇中では使われない
登場人物をイメージしたキャラクターソングをヒットさせ、翌年には
音楽セールスのトータル100万枚突破を実現します。
これで音楽の可能性を切り開いた京都アニメーションが
所謂ひとつの完成形とした作品が2009年放映「けいおん!」です。

「けいおん!」は「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」とアニメ制作企業
「京都アニメーション」が培ってきたアニメのキャラクターがさも
リアルに歌って演奏しているような動きをブレークさせた作品です。
「けいおん!」の作品自体に興味なくとも主題歌「don't say lazy」を
見れば魅力にハマるほどすばらしいできです。
また、「けいおん!」は曲選定も素晴らしかったアニメです。
最初の劇中歌「ふわふわ時間」はオリコン3位とヒットしましたが
「どうせそのあとは・・・」と思っていたら「私の恋はホッチキス」が
予想以上に素敵な曲で、作品で登場人物が演奏する場面も
すごくリアルに印象的に作りこまれており、音楽とアニメの融合は
ここに完成したと感じる場面でした。

このあと翌年発売の主題歌がオリコン1位、2位を獲得、アニメの
キャラクターがオリコンシングルチャート1位をはじめて獲得し
最早一流アーチストからも気になる存在となります。
この時オリコンは「藤圭子、松田聖子につづくオリコン史上3組目の
1位、2位を独占した女性アーチスト」と紹介しており、完全に
音楽として認められています。
そしてこの流れを汲み「アイドルマスター」「ラブライブ」が放映され
映像も音楽もヒットを連発させていますが、その流れもそろそろ
マンネリ化の空気が流れてきています。
さらなる融合を期待します。

2016年6月28日火曜日

音楽とアニメの融合 マクロス

今、日本が様々なテレビアニメを大量生産できるのは
アニメを制作すると、出版社、ゲーム会社、レコード会社が
もれなくサポートし、放送局もコンテンツ拡充のため
アニメ作品の争奪戦を繰り返すところにあります。

出版社は自社のマンガがアニメ化されると部数アップに
繋がります。
ゲーム会社はアニメ作品のゲーム化のためスポンサーに
なります。
レコード会社はもちろんアニメで自社の売上アップを
狙うためスポンサーになります。
では、レコード会社は昔からこのスタイルだったのでしょうか?

昭和40年代のアニメは主題歌に力を入れていました。
「サザエさん」「怪物くん」の主題歌をヒットメーカー筒美京平氏が
手掛けていたり、すぎやまこういち氏、平尾昌晃氏など
ヒットメーカーがアニメ主題歌をつくるのは常識でした。
しかし、アニメ主題歌はレコードを売ることが目的ではなく
アニメ作品を流行させるための手段でした。
そんな中ヒットアニメにあやかってヒットを目論む曲が登場します。
昭和53年沢田研二「ヤマトより愛をこめて」です。
沢田研二は前年レコード大賞を受賞、当時レコード大賞受賞者は
翌年から売れなくなるというジンクスがあり、その呪縛をといて
2年連続レコード大賞を狙ったのがこの曲です。

そしてその翌年、音楽を重視したテレビアニメが登場します。
「超時空要塞マクロス」です。
このアニメは登場人物のアイドル歌手「リン・ミンメイ」に数々の歌を
歌わせるところが今までのアニメにない作品でした。
今でいうバーチャアイドルアニメです。
ただ、あくまでアニメの中の話だったのですが
このテレビアニメのヒットを受けてつくられた劇場アニメ
「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」の主題歌でミンメイが
劇中で歌う「愛・おぼえていますか」がオリコン7位に入ります。
この映画の前年はテレビアニメ「キャッツアイ」の主題歌
杏理の歌う「CAT'S EYE」もオリコン1位になっており、
アニメの曲もヒットするということが音楽業界に確立されていきます。

この流れから長いスパンのアニメの主題歌は3ヶ月、6ヶ月ごとに
更新することが常識となります。
マクロスで用いられた、登場人物がアニメの作品中で歌うパターンも
「メガゾーン23」「マクロス7」と引き継がれ、
やがてはキャラクターソングという分野を確立していきます。
また、「風の谷のナウシカ」のように劇中に取り入れずに
あえて広告塔として音楽を取り入れる手法も確立されます。