自民党は11月25日に農林関係の合同会議を開き、
JA全農(全国農業協同組合連合会)に対して、
数値目標を盛り込んだ年次計画を作って、
肥料などの販売部門のスリム化を求めるなどとした
農業改革案を了承しました。
要は肥料ひとつ仕入れるにしても、JA全農が仕入れ
各地の農協へ卸して農協が農家に流すので
コストがかかるから簡単にしなさいというもので
全農、農協は自分たちを通らないとお金がおちないので
「これは農業改革ではなく農協改革だ」と反論しています。
しかしグローバル化により貿易がボーダーレスになると
日本の農作物は価格が高いので潰れてしまいます。
私の思う農業の理想は減少する人口分の食物は
自給自足できる水準まで農作物の収穫量をアップさせる
ことです。
そのうえで、一部は輸出して不足分は格安で品質の悪い
海外産を輸入して、格安なスーパー、飲食店が扱えばよい
と思っています。
そのためにはコストダウンが必用です。
まずは構造改革が必用です。農家の意識から難しいとは
思いますが、基本的に農協が生産する体制にするのです。
農家から土地を買い上げ、農家は従業員として生産します。
効率を上げるため、住まなくなったり、使わなくなった土地も
農地に変えていって大規模な低コストに挑みます。
もちろん肥料は生産をする農協が直接購入しますし
収穫した作物は、直接生産者である農協が市場へ卸しますし
場合によっては契約したスーパーやレストランとも直接取引
します。
もちろん農協以外に企業が免許制で新設することも可能です。
過疎化で荒れる地方の土地はどんどん農地化していくのです。
市町村の納税の問題を解決するためにも地方に関しては
平成の大合併以上に市町村を統合していく必要もありますが、
「日本を変える」気でないと達成できません。