2016年11月27日日曜日

高齢者がマイカーを持たなくても、不便でない社会の構築が必用です。

最近高齢者ドライバーの運転ミスや痴呆症、持病の発症
などで重大事故が多発していることから、後期高齢者が
運転免許証を自主返納した場合、地方自治体が買物優待券
など何らかのサービスをしているとニュースでよく見ます。

自動運転の目指すべきところで自動運転は公共交通、
特に地方交通で役立てるべきと言いましたが、
これが普及すれば返納しても優待券は必用ありません。
いつまでも運転したいという欲求も多少はあるでしょうが
運転できないと生活できないから、高齢者は運転している
のです。
だから、マイカーを使用できなくても、買い物や通院など
生活に支障をきたさず、車を運転するコストとみあえば
自然とそれ相応の時期に返納されるはずです。
また、そうなるような社会でなければなりません。
運転免許証をもっている高齢者だけが税金を使って
優遇するのはよいことではありません。

しかし問題はあります。
都市部は路線バスの無人化で採算もとれますが、
地方、特に過疎化した場所はダイヤの組み方などの
工夫が要求されます。たとえば病院が9時からだと
誰もが9時前に病院へ到着したいところですが
1台の車両を東西南北から同時にはしらせなければ
ならないことになるからです。
細かいことを言えばきりがありませんが、免許がなくても
マイカーがなくても不便のない生活のできるシステムの
構築が急がれます。

余談ですが、今後の都市部には駅直結の高齢者向けの
高層マンションをつくるとヒットするでしょう。
部屋自体は広いと掃除も大変なので2DKか1LDKで
充分で、下層部にスーパーかコンビニと病院があると
なお理想的でしょう。