2016年11月19日土曜日

JR北海道経営維持困難かせ浮き出る国土の脆弱性

JR北海道の島田修社長は18日、記者会見を開き、
「JR単独では維持が困難な路線」を10路線13区間とし、
抜本的な見直しを進めると正式発表した。台風被災で
一部不通となっている根室線富良野―新得間など
3路線3区間には廃線を伴うバス転換を提案するほか、
石勝線新夕張―夕張間はすでに廃止で合意。
石北線など7路線9区間については、鉄道施設の一部を
自治体が所有する「上下分離方式」などを軸に地元と
協議する。2019年度末までに合意形成を図りたい構えだが
、多額の財政負担を迫られる自治体との協議は
難航が予想される。



















以前にも紹介したとおり、JR北海道の経営はとても苦しい
状況になっていて、このままで北海道新幹線が札幌まで
完成すると、室蘭~旭川くらいしか残らないようです。

領土問題や国防の面からも北海道、沖縄の発展は
非常に重大で、稚内、網走、根室は絶対に廃線にしては
ならない路線です。
稚内、網走、根室の発展をロシアに見せつけることで
北方発展のサンプルとなり、外交に有利になります。
もちろん、その先には北方領土の返還もあります。

外国人旅行者の増加で観光需要はこれからも安定しますが
それだけではJR北海道の路線維持はできませんし
稚内、網走、根室は発展しません。
北海道の中心、札幌市こそ200万人近い人口を抱えますが
2014年のデータで網走市37,812人、稚内市36,638人、
根室市28,210人と市民全員が甲子園球場に行っても
満員にならない人口なのです。この現状を放置している
政治が異常だと思います。
北側をロシアと接し、北方領土を返還してもらう意思が
本当にあるのなら、゜稚内、網走、根室に省庁移転をするなど
国が積極的に中核都市として成長、維持、管理すべき
ではないでしょうか?