2016年11月30日水曜日

これからの農業

自民党は11月25日に農林関係の合同会議を開き、
JA全農(全国農業協同組合連合会)に対して、
数値目標を盛り込んだ年次計画を作って、
肥料などの販売部門のスリム化を求めるなどとした
農業改革案を了承しました。

要は肥料ひとつ仕入れるにしても、JA全農が仕入れ
各地の農協へ卸して農協が農家に流すので
コストがかかるから簡単にしなさいというもので
全農、農協は自分たちを通らないとお金がおちないので
「これは農業改革ではなく農協改革だ」と反論しています。

しかしグローバル化により貿易がボーダーレスになると
日本の農作物は価格が高いので潰れてしまいます。
私の思う農業の理想は減少する人口分の食物は
自給自足できる水準まで農作物の収穫量をアップさせる
ことです。
そのうえで、一部は輸出して不足分は格安で品質の悪い
海外産を輸入して、格安なスーパー、飲食店が扱えばよい
と思っています。

そのためにはコストダウンが必用です。
まずは構造改革が必用です。農家の意識から難しいとは
思いますが、基本的に農協が生産する体制にするのです。
農家から土地を買い上げ、農家は従業員として生産します。
効率を上げるため、住まなくなったり、使わなくなった土地も
農地に変えていって大規模な低コストに挑みます。
もちろん肥料は生産をする農協が直接購入しますし
収穫した作物は、直接生産者である農協が市場へ卸しますし
場合によっては契約したスーパーやレストランとも直接取引
します。
もちろん農協以外に企業が免許制で新設することも可能です。
過疎化で荒れる地方の土地はどんどん農地化していくのです。
市町村の納税の問題を解決するためにも地方に関しては
平成の大合併以上に市町村を統合していく必要もありますが、
「日本を変える」気でないと達成できません。

2016年11月29日火曜日

4者協議から見える、小池都知事のしたたかさ

「韓国の朴大統領が任期前の辞任を表明」
「給付抑制の年金法案が衆議院を通過」
「南米でブラジルサッカー選手が搭乗するチャーター機墜落」
今日もいろいろなニュースが飛び交いましたが
私が選んだ今日のベストニュースは
「東京オリンピック・パラリンピックの4者協議」です。

私がこのニュースを選んだのは、新しく「有明アリーナ」を
つくるのか、既存の「横浜アリーナ」を使うのかという
バレーボール会場の問題のやりとりです。
「あとしばらく時間を頂戴したい」として、結論の先送りを求めた
小池知事に対して森会長は
「私の知りうる情報では横浜は迷惑していると聞いている。
それは野球競技を行うことが内定していて、これで手一杯なんです」
「我々が他の都市にお願いするときは、
国内、国際競技連盟、各自治体と合意を取り付けてから、
IOCに相談した。あと1カ月で横浜から合意を取れますか」
と立て続けに噛みつきます。
私が知事ならブチ切れて
「有明アリーナは作らないことを前提にこれから精査します」
と言うところですが、小池知事は笑顔で
「ありがとうございます。横浜市には賛同してもらっている」
とさらりと流します。
これに腹を立てたのが森会長で、さらに
「くどいようですが、横浜は受け入れてくれるんですね?」
と「こどものけんか」みたいな態度になっても
「期待しています」と切り捨てました。

有明がいいのか横浜がいいのかは別にして、
今回の会議がすべて公開されたところがよかったです。
当初会議は一部公開の予定のところ小池知事が会議を
全部公開してほしいという要望をだしていたようです。
ボート会場と水泳会場は当初の予定通りで
バレーボール会場は先延ばししたいと小池知事が
結果から切り込んだため、さすがの森会長も会議を
公開のまま止められなくなってしまったようで、このやりとりは
非公開としたかったのでしょうがこの事態となりました。
企みが成功し、小池株が上がり、森株大暴落という結果に
なったのです。

決まっていたものがひっくり返るのは、アメリカ大統領がかわり
TPPが白紙になる見込みのように今の流行です。
日本がこういう態度をしていると国際社会からの信頼を失うと
いう人もいるようですが、こういう態度を見せることが国際社会に
対して意味のあることかもしれません。

2016年11月28日月曜日

明石家さんまの神対応

最近凹みがちなことも多い私は、お笑い系の番組を
よく見ます。
「明石家さんまの神対応」という番組が録画されてたので
見て感動したのでちょっと呟きます。

明石家さんま氏は非常によく喋ることで有名です。
それが全国的に有名になったのは「笑っていいとも」の
テレフォンショッキングのコーナーでの事件です。
通常60分番組の最初の20分ほどを前回のゲストの
紹介を受けたゲストが登場し、司会のタモリ氏とトークを
するのですが、喋り全開の明石家氏はほぼ60分喋り倒して
生番組をグチャグチャに破壊してしまったのです。
その後もレギュラーとして、その番組のコーナーを任されますが
喋りだすとコーナーも維持できなくなり、終いには
司会のタモリ氏とトークするだけという形で長年金曜日の
レギュラーとなりました。

しかし、さんま氏の「喋り」はカメラがまわっていない時も
全開で、周囲の芸人からは「喋れなくなると死ぬ」とさえ
言われていて、呼吸をするように常に周囲の笑いをとって
いるそうです。
今回の「明石家さんまの神対応」という番組は、そんな
カメラがまわっていない時の、しかも素人とのトークなどの
エピソードを紹介するものでした。

感動したのは
「昔、割りばしを入れる紙にサインしてくれと言われて
サインをしたことがあるんですよ。そしたら20年後に
『20年前にサインしてもらったのをお守りにしています』
と財布にずっとそのサインを大切に持ってくれているのを
見せられて、どんなものにでもサインしてあげなアカンなと
思ったんです。サインしてもらう紙もってない人もいますもんね」
と言う明石家氏に対してです。

これは他のものごとに対しても当てはまります。
たとえば自称アイドルの少女がストーカーに狙われていると
警察に相談に行ったとして、ナルシストの思い込みだと思い
適当に対応しために、実際にストーカーに刺される被害を
受けるかもしれません。
何かを頼まれれば、頼む人がどうであれ、頼まれた側は
真摯に対応することの大切さを教えられた気がします。

2016年11月27日日曜日

高齢者がマイカーを持たなくても、不便でない社会の構築が必用です。

最近高齢者ドライバーの運転ミスや痴呆症、持病の発症
などで重大事故が多発していることから、後期高齢者が
運転免許証を自主返納した場合、地方自治体が買物優待券
など何らかのサービスをしているとニュースでよく見ます。

自動運転の目指すべきところで自動運転は公共交通、
特に地方交通で役立てるべきと言いましたが、
これが普及すれば返納しても優待券は必用ありません。
いつまでも運転したいという欲求も多少はあるでしょうが
運転できないと生活できないから、高齢者は運転している
のです。
だから、マイカーを使用できなくても、買い物や通院など
生活に支障をきたさず、車を運転するコストとみあえば
自然とそれ相応の時期に返納されるはずです。
また、そうなるような社会でなければなりません。
運転免許証をもっている高齢者だけが税金を使って
優遇するのはよいことではありません。

しかし問題はあります。
都市部は路線バスの無人化で採算もとれますが、
地方、特に過疎化した場所はダイヤの組み方などの
工夫が要求されます。たとえば病院が9時からだと
誰もが9時前に病院へ到着したいところですが
1台の車両を東西南北から同時にはしらせなければ
ならないことになるからです。
細かいことを言えばきりがありませんが、免許がなくても
マイカーがなくても不便のない生活のできるシステムの
構築が急がれます。

余談ですが、今後の都市部には駅直結の高齢者向けの
高層マンションをつくるとヒットするでしょう。
部屋自体は広いと掃除も大変なので2DKか1LDKで
充分で、下層部にスーパーかコンビニと病院があると
なお理想的でしょう。

2016年11月26日土曜日

正義の名を振りかざして自己満足に陶酔しているシー・シェパード
















オーストラリアのメルボルンでマイヤーソン船長が、ドヤ顔で
いるのは反捕鯨団体「シー・シェパード」が日本の調査捕鯨に
対する妨害活動に投入する新型船「オーシャン・ウォリアー」の
操舵室です。
新型船「オーシャン・ウォリアー」は最高速度が25ノットを超え
日本の調査捕鯨船と張り合える速度とご満悦の様子、
強力な放水銃も装備されています。

日本は軍隊を持たない平和な国家です。
日本の船にちょっかい出しても攻撃されないことを知っていて
この船長がしている行為は、ある意味イジメです。
本人は「正義」という名のもとに闘っているつもりでしょうが
正義の名を振りかざして自己満足に陶酔しているにすぎません。
彼に投資をするオランダの組織も組織ですが、
こういった行為が許されるのは、平和な証拠でしょうか?
中国が南シナ海の美しい海を破壊して軍事基地をつくるのを
阻止しようとする「真実の正義」を実践する人が登場すれば
平和といえるのでしょうが。。。

2016年11月25日金曜日

アベノミクス終了

アベノミクス完全終了の予感というタイトルで先日呟いた
ばかりですが、いよいよ終了しました。

年金支給額の上昇を抑えるため、物価が上がっても賃金が
下がれば年金額の削減を可能にする年金制度改革法案が
本日、衆議院の委員会で採決されました。
少子高齢化社会で年金制度改革は必用なのは確かです。
しかし、賃金を上昇させてデフレからの脱却を掲げる
安倍内閣が「アベノミクス」と言っているこのタイミングで
この法案を胸を張って通そうとしている姿は哀れです。

日本維新の会も賛成していましたが、この法案のまえに
「身を切る改革」たる、いくつもの法案を内閣にせまるべき
だったのではないでしょうか?
正直、現時点で日本維新の会に関しては残念です。

これまで少子高齢化をとめる政策を実施できなかった
政府の無能さのツケを国民に支払わせる結果となりました。
そのうえで、この改革法案によりさらに国民の将来の不安は
増して、デフレの流れは加速され、もうアベノミクスがどうこうと
言ったところで収集できなくなりました。
年金問題は年金制度そのもので解決できるものではなく
今回の強行採決はあとで振り返ると「アベノミクス終了」と
いうことでしか語り継がれないのです。

で、今後です。
今後日本では、物価も賃金もあがらないなら、税収は増えません。
そこで政府はマイナンバー制度で把握した国民の資産にメスを
入れます。
一方国民は慢性的なデフレになった場合、お金を持っているだけで
価値があがるため、暴落する株式投資から資金を引き揚げ
政府の管理を嫌い、タンス貯金が史上最高額に膨れ上がります。
持っているだけでお金の価値があがるという未知の世界の到来です。
この予想がはずれるように、取り上げるのではなく、創造する政策を
次の政権ではしていってほしいものです。

2016年11月24日木曜日

自然災害で最も危険な都市ランキング1位「東京・横浜(日本)」

昨夜のテレビ番組で日本の自然災害の危険性が世界の中でも
高いことが紹介されていました。

自然災害で最も危険な都市ランキングトップ10

1 東京・横浜(日本)
2 マニラ(フィリピン)
3 珠江デルタ(中国)
4 大阪・神戸(日本)
5 ジャカルタ(インドネシア)
6 名古屋(日本)
7 コルカタ(インド)
8 上海(中国)
9 ロサンゼルス(アメリカ)
10 テヘラン(イラン)

これは、スイスの再保険会社スイス・リーが世界616都市を対象に
地震、暴風雨、高潮、津波と洪水の5つのカテゴリーで被災する
可能性のある人の数を推計して2013年に発表したランキングです。
東京・横浜は「地震」1位、「暴風雨」2位、「洪水」6位、「高潮」4位、
津波「1位」で総合1位となっています。
昨日のテレビを見てショックを受けた方もいたかもしれません。
日本国内では東京の脆弱性を露わにすると都合が悪いので
あまりコメントしませんが、これが現実です。

誤解してはいけないのは、「東京・横浜」となっているように
世界からの視線のアパートなものなので、決して札幌や福岡が
安全というわけでなく、単にノミネートされていないだけです。
確実なことは日本という太平洋の淵の島国においては、どこでも
自然災害の可能性はあるということで、そういう国家性質上
東京の一極集中は危険だということです。

2016年11月23日水曜日

ポピュリズムの先にあるもの

先日ある番組でポピュリズムについて論じていました。
フィリピンのドゥテルテ大統領、アメリカのトランプ次期大統領
につづき、イタリア、フランス、ドイツでも過激な発言で
国民のハートをつかむ指導者が台頭しているというものだ。
日本でたとえると、過去の民主党与党政権を小泉元首相
が引っ張ってるイメージなのでしょうか・・・
とにかく、こういった傾向にあるという話です。

これらの人が共通して言うのは「離脱」です。
「TPPからの離脱」「EUからの離脱」と、とにかく様々な
ものからの離脱を主張して支持を得ています。
20世紀終わりからのグローバル化で世界の安い労働力で
つくられたものを先進国が買うことで、よいものが安く手に入る
反面、先進国の労働者はその分職を失います。
その結果、格差社会が生まれ、恩恵から取り残された人々が
「反グローバル社会」を望むようになったのです。
こういった人々のハートをがっちりつかんだのが
ドゥテルテ大統領であり、トランプ次期大統領です。

国にとって利益があるのにとにかく離脱というこの傾向こそが
現在の「ポピュリズム」の基本です。
「離脱」は現状打破をわかりやすく表現しているからです。
応用編としては、それ以外の現状の否定ですが、
結局、国民の多くが現状に不満だからこうなるわけです。
アメリカ大統領選挙で高額所得者がヒラリー氏を支持し
低所得者がトランプ次期大統領を指示していたというデータからも
明らかなように、各国に低所得者が増えているのは明らかで
それらの不満が政治を変えようとしているのです。

で、ここから先の私の見立てを述べます。
ポピュリズム自体は過去の民主党政権で我々が体験したように
そのまま成功してしまうことは無理だと思います。
しかし低所得者の怒りは今後も蓄積されて巨大化します。
内乱、クーデター、叛逆、など国によって様々だと思いますが
日本も含めて政治は変わります。
ただ低所得者の怒りを鎮静化できた国を除いて・・・

2016年11月22日火曜日

地震国家「日本」

福島原発事故の処理問題について呟いた矢先、
福島県沖で大きな地震がありました。














これはニュースで流れていた仙台市内の様子です。
海から川が逆流しているのがわかります。
東日本大震災と比べると規模は小さいながら
「津波」です。
怖いのは、この状況でも橋にはいつもどおり
車が通行しているということです。
津波警報は台風の中心気圧同様、実際の津波の高さを
測っているわけではなく、過去のデータからの予測で
この予測を誤ったため、津波警報がこの津波到達のあと
出されたためだそうです。
地震直後はともかく、実際に気象衛星で確認して
到達までには警報をだせないものなのでしょうか?

それにしても最近地震は多い気がします。
地震国家ですから、地震は昔から多いのですが、
1995年阪神大震災や今年の熊本地震のように
あまり地震と縁のない地域で大地震がおこったり、
東日本大震災のように長らく大津波のなかった地域で
大きな津波に見舞われたりと、確率の低いものが
続いている気がします。
私が予てから予期する
プレート規模の大地震である「首都直下地震」と
その影響で数年後おこる「南海トラフ地震」は
現実味を帯びてきました。
もちろん地震がおこった場合の危機管理も必用ですが
建築や都市計画においても、地震国家であることを
前提にすすめていくことが重要です。

2016年11月21日月曜日

仮置き場とか中間貯蔵施設とか言わずに東京が受け入れれば済む問題

東京電力福島第1原発事故による福島県内11市町村の
避難指示区域(解除済みを含む)に、除染作業に伴う
汚染土などの仮置き場が、東京ドーム213個分に相当する
約1000ヘクタールあることが環境省への取材で分かった。
汚染土の搬出先となる中間貯蔵施設の整備の遅れが
背景にある。9割強が田畑で、各自治体は基幹産業である
農業の復興に取り組むものの農地が奪われた格好と
なっており、農家からは風評被害などを懸念する声が上がる。

毎日新聞の記事をネットから拾ったものです。
汚染土壌の行先はまだ決まっていません。
大阪湾を埋め立て、大阪市内の工業地帯をそちらへ移転し
空いた市内の土地を緑化すべきと私は主張していますが
そういった埋立地に埋め立てるしかないのでしょうか?
栃木県などに政府は振ろうとしていますが、国内のどこへ
持って行っても地震の危険があるのなら、山や街ではなく
離れた埋立地が最適ではないでしょうか?

でもちょっと待ってください。
東京電力、つまり東京のために犠牲となった福島県のツケを
なぜ大阪でとか考えるのでしょうか?
あたりまえのように東京電力福島原発の復旧作業の費用を
電気代にのせられていますが、東京電力は関西電力の顧客を
奪い、関西電力が事業拡大を狙い、電気代は上がったまま
なかなか元に戻りません。

まず、東京電力を解散させて、全国民の電気代に上乗せを
すべきです。その上で不足する費用は旧東京電力管内の
顧客の電気代を上げることで賄うべきです。もちろん旧東電
以外の電力を使用してもこの費用は上積みされます。
そのうえで汚染された土も水もすべて東京都が受け入れる
べきです。といっても水をそのまま受け入れるわけには
いけないので、水分から放射性物質を取り除いたものを
埋めることになります。
まさにロシアや中国の発想かもしれませんが、汚染物質を
すべて羽田空港沖に埋め立てるのです。
埋め立てた土地は地下に汚染物質をコンクリート詰めに
したうえで、新たな滑走路と緑地帯として活用します。
これが一番合理的で納得いく方法で、最終的にはこうなる
わけですから、モタモタしてこれ以上福島県に迷惑を
かけないよう迅速に国は行動をとるべきです。




















2016年11月20日日曜日

自動運転の目指すべきところ

昨日JR北海道の問題から、稚内、網走、根室を
国をあげて都市化させるべきと提言しましたが、
仮にそけが叶っても多くのJR北海道の路線は
廃線を免れません。
これは北海道に限らず首都圏以外の全国すべてに
あたり、JR西日本では三江線が廃止の見込みです。
JRが廃線されるとバスに代替とか言いますが、
それもやがて本数が減りなくなります。

以前も言いましたが、国は首都圏で自動運転を早期
実現しようとしていますが、本当に自動運転技術が
必用なのは地方です。
そんな中、先日秋田県で実証実験がありました。
















座席数6、定員12は少し私の理想からひとまわり
小さいのですが、これこそが未来交通の主役となる
車輛で自動運転の目指すべきところです。

現在日本で運行する短距離路線バスは首都圏も
含めてほぼ赤字の状態ですが、高齢化社会になると
路線バスは必用不可欠です。
となると現在の公営路線バスは危険性の高い都会の
一部を除いて、すべて自動運転にすべきです。
運行管理は自治体が行い、整備は都道府県ベースで
車両メーカーがメンテナンスセンターを設けてメーカー
が行い低コストで運転させます。
それでも赤字回避は難しいものと思いますが、
高齢者ドライバーの事故が問題となる中、
まさに「この道しかない」というところに来ています。

2016年11月19日土曜日

JR北海道経営維持困難かせ浮き出る国土の脆弱性

JR北海道の島田修社長は18日、記者会見を開き、
「JR単独では維持が困難な路線」を10路線13区間とし、
抜本的な見直しを進めると正式発表した。台風被災で
一部不通となっている根室線富良野―新得間など
3路線3区間には廃線を伴うバス転換を提案するほか、
石勝線新夕張―夕張間はすでに廃止で合意。
石北線など7路線9区間については、鉄道施設の一部を
自治体が所有する「上下分離方式」などを軸に地元と
協議する。2019年度末までに合意形成を図りたい構えだが
、多額の財政負担を迫られる自治体との協議は
難航が予想される。



















以前にも紹介したとおり、JR北海道の経営はとても苦しい
状況になっていて、このままで北海道新幹線が札幌まで
完成すると、室蘭~旭川くらいしか残らないようです。

領土問題や国防の面からも北海道、沖縄の発展は
非常に重大で、稚内、網走、根室は絶対に廃線にしては
ならない路線です。
稚内、網走、根室の発展をロシアに見せつけることで
北方発展のサンプルとなり、外交に有利になります。
もちろん、その先には北方領土の返還もあります。

外国人旅行者の増加で観光需要はこれからも安定しますが
それだけではJR北海道の路線維持はできませんし
稚内、網走、根室は発展しません。
北海道の中心、札幌市こそ200万人近い人口を抱えますが
2014年のデータで網走市37,812人、稚内市36,638人、
根室市28,210人と市民全員が甲子園球場に行っても
満員にならない人口なのです。この現状を放置している
政治が異常だと思います。
北側をロシアと接し、北方領土を返還してもらう意思が
本当にあるのなら、゜稚内、網走、根室に省庁移転をするなど
国が積極的に中核都市として成長、維持、管理すべき
ではないでしょうか?

2016年11月18日金曜日

ヤマト運輸に是正勧告

運送大手「ヤマト運輸」の横浜市にある支店が、
残業代未払いなどを理由に、横浜北労働基準監督署から
是正勧告を受けていたことが分かった。
「ヤマトがAmazonの荷物を取り扱うようになって、
体感では荷物が2~3割増えたが、人手が足りていない。
僕みたいな状況でやっている人が大半。現場は本当に
苦しんでいます」と運送業界の苦境を訴えた。

昨日のネットニュースからの切り抜きです。
先週中国でネット販売が大盛況とニュースになったように
日本でもネット通販は発展を続けています。
ネットで何でも買える便利な時代ですが、それを支えるのは
ヤマト運輸を筆頭とした運送会社です。
成長企業のはずなのに、シェア拡大を狙った顧客の奪い合いで
適性な価格を維持できず、結果として従業員への待遇が
悪化しているのです。
待遇悪化は低賃金であるだけではなく、従業員が20名
必用なところを15名で回さざるを得なくなり、雇用の問題にも
繋がっています。

今、国会で少しでも年金の支払いを抑えようとして揉めて
いますが、そんなことよりも企業が適性な料金を徴収して
適性な人数を適正な労働時間で雇用できるように監視して
流れをつくっていく方が重要ではないでしょうか?
たとえば外国から安い品物が入ってくるとか、海外で売上を
伸ばすために、他国企業より安くするためとかの理由なら
価格競争の波に呑まれるのもわかります。
しかし、国内だけの競争分野でなぜ価格競争がおきていて
国もそれを放置しているのか・・・デフレ、少子化、年金など
国が抱える問題の緩和剤の元は、このあたりにありそうです。

2016年11月17日木曜日

赤レンガ倉庫横広場

赤レンガ倉庫横広場












大阪港の隠れた名所「赤レンガ倉庫横広場」のご紹介です。

























赤レンガ倉庫横広場入口











天保山の観覧車下を海遊館とは反対方向に歩いて約10分
右側の臨時駐車場の看板の下が入口です。

赤レンガ倉庫横広場











赤レンガ倉庫横広場











大きな階段を登れば赤レンガ倉庫横広場です。

赤レンガ倉庫横広場
赤レンガ倉庫横広場
赤レンガ倉庫横広場
赤レンガ倉庫横広場



赤レンガ倉庫横広場












ちょっと寂れた感じですが、釣りや休憩をしている人が
2~3人しかいないので、のんびりと海の風を満喫できます。

赤レンガ倉庫横広場











赤レンガ倉庫横広場












おすすめのポイントは登った階段を左へ進んだ突き当りで
前に「港大橋」右に「コスモタワー」が見えます。




















2016年11月16日水曜日

ダイヤモンドポイント2016

今年もダイヤモンドポイントの季節がやってきました。
















北港・夢洲と南港・舞洲の間の大阪港の海に沈む夕陽は
1年にこの頃しか見ることができません。
それだけにこの頃の夕暮れ時は、いつもにも増して
ここにカメラを持った人などが集まります。

ダイヤモンドポイント












ダイヤモンドポイント












ダイヤモンドポイント
ダイヤモンドポイント























ダイヤモンドポイント











中には綺麗な景色を背景に人物を撮影する方も・・・
これは台湾の公園などでよく見かける光景なので
もしかすると外国の方でしょうか?






































それでも私も、もう少し近づいて撮影してみます。

ダイヤモンドポイント












ダイヤモンドポイント
ダイヤモンドポイント












ダイヤモンドポイント











ダイヤモンドポイント











この夕陽を撮影すれば冬の気配を感じます。

ダイヤモンドポイント






2016年11月15日火曜日

とりあえず、君は日本一の高校生になりなさい。

週刊少年ジャンプのコミックで累計1億部を越える
5作品のひとつに「スラムダンク」があります。
その中に登場するバスケット部顧問「安西先生」の
名言は当時少年だった子供が社会にでていっても
役立つ名言がたくさんあることで噂になっています。






















「最後まで・・・希望をすてちゃいかん 
あきらめたらそこで試合終了だよ」

これが一番有名なものかもしれませんが
私が一番心に残る台詞は別にあります。



















「とりあえず、君は日本一の高校生になりなさい。」です。
これには前置きがあり、日本よりもアメリカという
レベルの高い世界で戦いたいという天才選手
「流川」に言い放った一言です。























近年、野球もサッカーもすぐ有名になると海外で
挑戦たいと外国へ戦いの場を移すプロ選手が
数多くいます。それを開拓した野茂英雄氏は
応援もしていましたし、尊敬していましたが、
大半の選手を私は応援していません。
まず日本を制して世界の舞台に立つ選手でなければ
真の挑戦とは思えないからです。

今年この資格を有する選手がひとりだけいます。
プロ野球日本ハムファイターズの大谷翔平選手です。
個人成績こそ規定に達せずトップでないものの
チームを日本一に導いた規格外の力量は誰もが
認めるところです。日本ハムが指名しなければ
アメリカのメジャーリーグに行くところでしたが
もしメジャーに言っていれば安西先生の言う
「それは逃げじゃないのかね?」にあたるところでした。
早ければ来年オフメジャーリーグへ行きそうですが
その花道を飾るべく来季は投手、打者のいずれかの
部門でトップになってほしいものです。

大谷翔平規格外すぎて東京ドームが対応できず








2016年11月14日月曜日

ピンチの後にはチャンスあり

安倍首相は本日参院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で
トランプ次期大統領が在日米軍駐留経費を日本が全額負担
するよう主張してきたことについて、「日米間で適切な分担が
図られるべきだ」と述べ、拒否する考えを表明しました。

トランプ氏は選挙前の公約撤回をにおわす発言を
していましたが、基本姿勢は崩さないことは昨日述べたとおり
です。米軍が沖縄から撤退せずとも負担増額を日本に
要求することは必至で、安倍総理の発言はそれをけん制
するものでしょう。

ピンチの後にはチャンスあり
野球でよく言われることばです。
今回の問題も考え方次第ではチャンスとなるかもしれません。

そもそも沖縄はじめとする各地の米軍基地問題は太平洋戦争
の敗戦から始まります。
他国である日本の領土に基地を設けて、日本周辺の安全保障
を実践しているわけですが、そういった立場上米軍は日本で
優遇されており、様々な問題がおこります。
米軍兵が日本で犯罪を犯しても基地に逃げ込んで日本では
裁けなくなったことが何度もありました。
基地負担が増えることは財政的に確かに厳しいことです。
しかし財政負担をすることにより、アメリカの言いなりになっていた
これまでの駐留する米軍に対して、我が国は否定が要求をでき
これまで一方的であったものが共有のものとなるわけです。

米軍基地が反対される最大の理由は米軍兵が事故や事件を
おこすからです。騒音も問題ですが、それは自衛隊基地も同じことで
第一の理由はこちらです。
そこで例えば、お金を出し駐留できるエリアも広げる代わりに
そのエリアから外に出ないようにさせればいいのです。
万一出て事件や事故をおこせばアメリカ国内に逃げても
日本の法律に準じ時効は成立しません。
そうすれば基地周辺も少しは不安がなくなると思います。

これまでもつぶやいた通り、今後の国際交渉はアメリカに限らず
難しいものとなります。
厳しい要求から我が国の利益となるようにもっていくことが
今後の交渉に求められます。

2016年11月13日日曜日

トランプ次期大統領について日本が抱く幻想

まさか当選しないだろうと予想していたトランプ氏が大統領選を
制して「トランプショック」に揺れ動く日本ですが、当選後の会見
以降、それまでの強硬姿勢を崩している姿を見て、不安から
期待へと変化しているようです。

アメリカ市場の好調を受け日本市場も10日木曜日に反発して
為替も円安に転じました。
安倍総理とトランプ氏が17日木曜日会談することも決まって
不安から安心モードへと転じているようです。
しかし本当に安心なのでしょうか?

確かに当選後イスラム教徒入国禁止に対し口を閉ざしました。
オバマ大統領が成立させた医療保険制度のオバマケアを、
廃止ではなく、内容の修正をする方向にはいっています。
しかし、海外に対する姿勢は柔軟になったり解釈を変えても
基本的には変わらないと思います。
小池都知事が「東京ファースト」を基本とするように、トランプ氏は
「アメリカファースト」を基本とする点はぶれないのです。
これは彼がビジネスマンだからです。
やり方を変えても、達成する目標は変わらないのです。
彼が優秀なビジネスマンであることは、当選後の行動力からも
わかります。当選3日で現職大統領と会談、9日後には日本の
総理大臣と会談、これらはいずれも異例の早さです。

今、アメリカでは反トランプ運動の大規模なデモがおこっています。
「トランプは私の大統領ではない」などと訴える群衆に対し
「デモの参加者が私たちの偉大な国への情熱を持っているのは、
すばらしい」と融和を求め態度を軟化させています。
このままトランプ氏は丸くなってしまうのでしょうか?

あれだけのことを言った選挙運動中の発言をことごとく
裏切るとどうなるかはトランプ氏でなくとも想像ができます。
たとえば「メキシコ負担でメキシコ国境に壁を作る」という発言は
物理的な壁をメキシコがつくるのではなく、メキシコからの
違法入国を厳しくした「見えない壁」を気づき、メキシコからの
貿易収支を黒字にしてもアメリカ国民からすれば同義です。
つまり今アメリカの好景気から取り残されている大多数を豊かに
すればいいのです。

この考えだとTPPは参加しないか、一度決定したものを再度交渉の
テーブルを用意するはずです。
沖縄から基地撤退はありませんが、我が国に負担増を求めてきます。
また気を付けないといけないのは、彼のスピードです。
トヨタの重要案件がエレベーターの中で決まった様に、瞬く間に
方向転換ということもありえます。為替や株式投資をする場合
今後はより一層の警戒が必用です。
トランプ次期大統領について日本の多くの人が抱く幻想を早く
振り払うことです。
そして我が国の政府も俊敏なトランプ氏へ交渉、提案が即時に
できるような人材や体制を今からでも再構築すべきです。

2016年11月12日土曜日

美少女日常系アニメで打線組んでみた

「この雰囲気が視聴者に伝わるといいんですけど・・・」
と司会の西川貴教が番組の最後に突っ込んでしまうほどの
マニアックなアニメ・マンガ・ゲームの情報番組「アニマゲ」
はNHKでやっていた「MAG・ネット」の後継番組的な
視聴者限定型バラエティ番組です。
そこで松井玲奈が「美少女日常系アニメで打線組んでみた」
ということで、次のように打線を組んでいました。

二 伊藤伸恵(苺ましまろ)
遊 北白川たまこ(たまこまーけっと)
投 北白川あんこ(たまこまーけっと)
一 琴吹紬(けいおん!)
三 柊かがみ(らき☆すた)
右 田井中律(けいおん!)
中 一条(ぱにぼにだっしゅ!)
捕 橘玲 (ぱにぼにだっしゅ!)
左 片桐姫子 (ぱにぼにだっしゅ!)














本人も「偏っていますね」と言っていましたが
私も真似てやってみたところやっぱり偏りました。
ちなみにこんな感じです。

二 小鳥遊六花(中二病でも恋がしたい!)
遊 一条蛍(のんのんびより)
投 北白川あんこ(たまこまーけっと)
一 秋山澪(けいおん!)
三 越谷小毬(のんのんびより)
右 飯島ゆん(NEW GAME!)
中 中野梓(けいおん!)
捕 種島ぽぷら(WORKING!!)
左 九条カレン(きんいろモザイク)

やっぱり人にはそれぞれ好みがあるので
どうしても偏ってしまうようデス。

2016年11月11日金曜日

ドゥテルテ大統領、トランプ次期大統領の共通点

「ひとつに結束すべき時が来た。
私は全てのアメリカ国民のための大統領になる」

トランプ氏の大統領選挙勝利宣言はそれまでの過激な
発言からはクールダウンした極めて普通の内容でした。
日本に対しても厳しい発言をしていましたが、安倍総理
からお祝いと近く会いたいという電話に対し
「すばらしい提案で、ぜひお会いし、前向きな議論をしたい。
安倍総理大臣の経済政策など、業績を高く評価している。
今後、数年間、ともに働くことを楽しみにしている。
日米関係は卓越したパートナーシップであり、この特別な
関係をさらに強化をしていきたい」と応じました。

一方フィリピンのドゥテルテ大統領は人権無視の強硬な
麻薬撲滅政策に対しオバマ大統領から批判をうけたことで
険悪なムードになっています。中国訪問の際、演説で
「軍事的にも経済的にもアメリカと決別する」と言いいながら
後の会見で「米国との関係を絶つつもりはない」と釈明
しています。
まるで大統領当選前と当選後のトランプ氏のようですが
ドゥテルテ大統領は9日の演説で、
「アメリカとは戦いたくない、なぜならトランプ氏がいるからだ」
トランプ氏の勝利を祝福しています。
ドゥテルテ大統領は、はじめからオバマ大統領の任期が
切れるのを計算し次の政権で関係修復する計画だったのです。

ドゥテルテ大統領、トランプ次期大統領の共通点は
一見政治素人で暴言王のように見えますが、実は先のことを
考えているところです。
だから発言だけで腹の中はわからないのです。
今後はこのような指導者が流行りとなり、世界的に
明日が見えづらいことになるかもしれません。

2016年11月10日木曜日

北梅田駅が北新地駅のようにならないか心配






















JR西日本が2016年10月27日(木)、大阪駅の北側付近で
進めている「東海道線支線地下化・新駅設置工事」の様子を
報道陣に公開しました。
現在京都と関西空港を結ぶ特急はるかが走る梅田貨物線
東海道線支線を少し東寄りにコースを変え地下に移設し、
大阪駅北側に「北梅田駅」をつくるのです。
これで大阪駅と関西空港の所要時間が短縮され、3年後
東大阪市から新大阪駅まで直通する「おおさか東線」の
北梅田駅への延伸で「人の流れが大きく変わる」と
ありますが、私はこれで交通の便がよくなるとは思えません。

確かに大阪駅から関西空港は便利になります。
しかし、京都駅からは停車駅が増えるので所要時間は
伸びます。また、北梅田から西九条はほぼ現状どおり、
福島駅の踏切も撤去されません。
おおさか東線も久宝寺からの人は大阪駅へのアクセスが
向上しますが、奈良からは快速のほうが早いので
特に便利ということにはならず、むしろ東大阪市民が
梅田に流れやすくなるため、なんばの地盤沈下が懸念
されります。

また今回「大阪駅」とせず「北梅田」としているのも
疑問です。東京駅のように大阪駅として乗り換えの
利便性をはかるつもりがまったくないようです。
つまりJR西日本がつくりやすいところにつくる
今回のプロジェクトはただそれだけのようです。
将来、関西空港に新幹線など高速アクセスができると
北梅田駅が北新地駅のようにならないか心配です。

2016年11月9日水曜日

アベノミクス完全終了の予感

世の中は動いています。
日本だけでなく世界各国国民に不満がたまり
救世主を求めています。
フィリピン国民がルテルテ大統領を選んだように
アメリカ国民は次期大統領にトランプ氏を選びました。
両氏とも国民には人気がありますが、中国、ロシアなど
一部の国を除く他国から危険人物視されています。
これが今の流れなのです。

さて企業が潤い、株価を上げて景気をよくしようとした
「アベノミクス」ですが、トランプ氏の大統領就任で
「アベノミクス終了の予感」が漂ってまいりました。
大統領選挙の開票状況でトランプ氏有利の情報で
株価が大暴落、この先も闇の中へまっしぐらです。
安倍内閣はTPPを成長戦力の要として強引に
通している真っ最中ですが、TPP自体消滅の恐れが
現実のものとなりつつあります。

TPPやIMFなどアメリカ、日本が主導する組織が
トランプ政権で力を失えば、中国の勢いは増します。
そんな中、アメリカがアジアの安定と平和から手を引き
軍隊を引き上げるとこの勢いを抑えるために
日本は社会福祉のためのお金を国防関係に
まわさざるを得ません。そうなるとますます日本国民に
不安感を与えて経済は低迷します。

自民党では次の権力争いが水面下で行われており
石破氏も次期総理を虎視眈々と狙っているそうですが
この流れでは次に自民党から総理大臣がでるとは
限りません。
この世界の動きから取り残されないよう、がんばって
ほしいものです。

2016年11月8日火曜日

博多駅前陥没事故について






















今朝早く博多駅近くの博多駅前通りで、大規模な
陥没事故がありました。
原因は建設中の地下鉄工事です。
地下深くでトンネルを掘削し周囲をコンクリートで
固めようとしている時に、地下水が掘削した
トンネル空間に流れ込み事故がおこったようです。



























最近の地下鉄は地下深いトンネルが多く、高度な
技術が要求されます。今回事故のあったトンネル
工事部分は将来の延伸を見据えてか、博多駅ビルの
地下3階よりもはるかに深い部分で行われています。
気になるのはその地上部分です。ストリートピューを
見る限り現場付近はほとんど工事をしている様子は
ありません。大阪の地下鉄今里筋線は大深度地下の
工事でしたが、それでもその上の道路は二車線分
塞いでバリケードで囲われていました。

建築についてそんなに詳しくはありませんが
今回の事故は工事を舐めていたのが原因だし
思います。事実これまでにもこの地下鉄工事で
陥没事故をおこしているそうで、高度な技術を要する
難工事であることを認識できていなかったようです。

2016年11月7日月曜日

芸術建築とオブジェの違い

東京で開催されていた現代アートの展示イベントで昨日夕方
木製の作品が燃え、幼稚園が死亡した火災がありました。

出火した作品は日本工業大学(埼玉県)の学生らが制作し、
ジャングルジムのような構造で、木枠の内側には多量の
木くずが絡みつけられていました。
作品内部に白熱球より温度が高くなりにくいLED電球を設置して、
照らす予定でしたが、LED電球に加えて白熱球でも作品を照らし
その後出火しました。
白熱球はLED電球よりも周囲が高温になりやすく、
この熱によって木くずから出火し、燃え広がったとみられます。













この火災の根っこには芸術作品を作っている人が
芸術建築とオブジェの違いの認識がなかったことに
あります。
教育ができてなかったことも、もちろんです。
しかし造形物の芸術作品を作る人は、この意識が
なければ失格です。
芸術的と思える作品の条件に非現実的な独創性
があります。絵を描いたり、彫刻を作る時は
思いのままにこれを表現すればよいのですが、
建築物を作る時は「安全性」「耐久性」も考えなければ
なりません。

たとえば「新国立競技場」です。
東京オリンピックのメインスタジアムとして建設するのに
聖火台に対する「安全性」「耐久性」が充分ではなく
決定後慌てる状況になっています。

今回の「火災」、作った人はその危険性を考慮して
LED電球で照らす構造にしていましたが、思ったより
暗かったので、愚かな学生が慌てて白熱球を追加した
というところだと思います。このような場合は内部ではなく
周囲を照らす方向で検討すべきだったと思います。
また作品そのものも考える必要があります。
主催者も火災に対しての危険を考慮していたのかも
疑問です。
過去のイベントでも今回と同じような作品が多くあります。
見るだけより入っていける作品のほうが感動を
与えられるという狙いでしょうが、安易にそういった作品を
つくってはいけないのです。









2016年11月6日日曜日

貸切バス事業者安全性評価認定三ツ星事業者ですら運転中にはポケモンGO






















岡山市に本社がある「両備ホールディングス」によりますと、
先月31日、外部からの指摘を受けてインターネットの
動画投稿サイトの映像を調べたところ、バスの運転手が
運転中にハンドルを動かしながらスマートフォンで
ポケモンGOの画面を操作している様子が映っていました。
その後の調査で、41歳の男性運転手が、伊丹空港で
客を降ろして営業所に戻る途中、運転しながらポケモンGOを
していたと認めたということです。会社に対しこの運転手は
「申し訳ないことをした」と話しているということです。

文面はNHKのニュースから画像はYouTubeからのものです。
流出した映像自体は短時間で情報も少ないのに、両備バスが
運行していることを特定して会社へ指摘するところは
或る意味ネット時代の脅威を感じます。

















両備ホールディングスは貸切バス事業で国内有数の企業です。
貸切バス事業者安全性評価認定制度認定事業三ツ星認定を
取得しております。
ただこの貸切バス事業者安全性評価認定制度自体が胡散臭い
制度なので、旅行業社、特に学校や要人を顧客とする旅行業社
は、この制度について顧客に説明や情報提供しているようですが
正直関係ありません。あくまで企業の取り組みを国土交通省の
目線で評価しているもので、実際ハンドルを握る乗務員の質や
レベルではないのです。

今年はじめ軽井沢での大事故をもう忘れているのかと
怒りの声も聞こえる中、私は別の問題を感じます。
この動画は降車後から入庫までの回送中に撮影されたものです。
ということは、社員か委託かは別にして、言わば身内から流出した
動画です。
どういう意図でこの動画を投稿したのかはわかりませんが
これをよしとしたバス業界の現場だけの空気が蔓延している
ところはあったはずです。でなければ投稿せず撮影者は匿名で
企業に内部通報していますし、この企業に恨みがあり、世間に
訴えかけるなら、あからさまに運転席横乗降口のそばの
車番・乗務員名が記載された名札も撮影したはずです。
ポケモンGOはゲームが作られた経緯から、自動車を運転する
速度でプレイができるというのは確かに矛盾しています。
しかし、今回の件はもっと別の闇、モンスターを映し出して
いるのではないでしょうか?

2016年11月5日土曜日

弁天町駅から旧弁天埠頭まで(後編)

安治川水門










安治川水門












安治川水門











安治川水門











安治川大橋を港区から登って左側に安治川水門が見えます。
尻無川水門同様に高潮や津波が来るとこの水門が川の
逆流を防ぐためのものです。

安治川水門
























この水門の下側に巨大な浮桟橋のようなものがあります。
新幹線や高速道路がない時代、瀬戸内海からの客船が
弁天埠頭につけるため、安治川は土地を削って川幅を
広げたのですが、交通網の発達で客船はなくなり
フェリーは南港や神戸に寄港するため弁天埠頭は廃港
となり、今はこのような状態です。
といってもこれではわかりにくいので、仕方なく
立入禁止の先を入って再度撮影しました。


























こんな感じで船はとまっておらず、川面は巨大なフロートで
満たされています。





































ターミナルも廃港となったままの状態のようです。
















画像ばかりでよくわからないかもしれませんね。
地図上ではこのあたりです。

最後は弁天埠頭公園の画像です。
立入禁止区域に公園というのもよくわかりませんが。。。
弁天埠頭公園

弁天埠頭公園