2016年5月13日金曜日

決めたルールを破る日本野球機構(NPB)

5月11日甲子園球場でおこなわれた阪神対巨人戦、
3回表の巨人の攻撃で、巨人の小林選手が本塁で
アウトとなったジャッジについて、ビデオを検証の結果
コリジョン(ルール)を適用してセーフとなりました。

この件は昨日も指摘したとおり、当該の審判員は
「阪神の原口捕手がブロックし走路を妨害したため」
と説明しましたが、映像では送球が本塁手前に
来るまで、原口捕手はブロックも走路妨害もして
いませんでした。





















本塁手前でバウンドした送球を取りに行った際に
走路で捕球したため、審判は「走路妨害」と判断
したのか、判定に使った映像が上の画像のように
とらえていなかったのかは不明ですが
「審判がコリジョンルールを理解していなかった」
のは明確です。
つまりビデオ判定の焦点は
「最初から走路を塞いでいたかどうか」
だけなのに、そこの説明をしないままにプレー再開を
強行したところからうかがえます。

で、この話題は昨日で終わりのつもりだったのですが

セ・リーグの杵渕和秀統括が阪神からコリジョンルールに関する意見書を受け取った際
「当該審判は、走路をふさがなくても捕球できたと判断した」と説明した。

という記事を見て、今日もこの話題にしました。
「阪神の原口捕手がブロックし走路を妨害したため」
と審判員が説明してから一夜明け、
「走路をふさがなくても捕球できたと判断した」
とセ・リーグの杵渕和秀統括は説明を修正するという
姑息な手段にでますが、許されるのでしょうか?
国政と違い、法をつくるところと、実施するところと
判断するところが一体だから仕方ないのでしょうか?

そもそも「走路をふさがなくても捕球できたと判断した」
という杵渕和秀の発言自体が間違えているというか
実は野球を知らないのでしょうか?
念のため別角度からの画像も貼っておきます。

































































よくわからないプロ野球でもチクッと呟きましたが
審判がルールを守らずジャッジすることを
日本野球機構(NPB)が黙認していると、
審判が勝敗をコントロールすることも可能になり、
審判を通じて野球賭博が蔓延する可能性は大きくなります。
野球賭博撲滅とかいっている団体が、このような姿勢を
とることは本末転倒です。

ひとつだけ腐敗した日本野球機構をフォローしておきます。
今回の判定について両軍のコメントです。
阪神矢野作戦兼バッテリーコーチ
「・・・ (ベースの)前に立って、手だけでタッチできるかというと、
無理だと思う。球を捕るために左足が動いている。それが
ベースをまたいで、走路を妨害したというのはどうなのか?・・・」
巨人小林捕手(当該走者)「僕も審判に『またいだらダメだ』と
言われた。追いタッチになってもいいから(ベースより)前に
出るようにしている」
審判だけでなく、両チームの監督、選手全員理解していないのです。

 「ミナミの帝王」萬田銀二郎の名言に
「法律は弱いもんに味方するんやないで、知っとるもんに味方するんや」
というのがあります。
この一件、誤審であり、それを擁護する日本野球機構(NPB)が
賭博の温床であることはわかりましたが、
ルールを知らなかった阪神ベンチの負けだと私は思います。