5月27日金曜日、戦争で原子爆弾を使用した唯一の国
「アメリカ合衆国」の現役の大統領としてはじめて
オバマ大統領が爆心地であった広島市の平和公園を
訪れました。
平和公園の原爆資料館を視察したのち、上の画像のとおり
献花、演説、被爆者との面会をしました。
演説が予定の倍以上の時間となったからか、
原爆ドームへは足を運ばずに打ち切りました。
私は以前「ケリー国務長官in広島」でノーベル平和賞を
受賞した大統領であれば、さりげなく広島、長崎を訪問し
被爆者の声を聞くことが必須で、被爆者も謝罪を期待して
対面すべきではないと言いました。
被爆者の方々の姿勢は本当に立派であったと思います。
現在の我々の暮らしは、発明や発展からだけではなく
犠牲からも成り立っているのは「事実」であります。
しかし、その犠牲に実際関わった人は、様々な感情が
芽生えていて当然です。それを超越して、大きな視野で
大統領と対峙するその姿には本当に感動しました。
日本人として今後も私はアメリカに謝罪を求めるべきではない
と思います。
それよりも、ケリー国務長官やオバマ大統領の訪問を機に
今後、アメリカから日本に訪れる観光客、ビジネスマンたちが
東京、京都だけではなく、広島にも足を運んでほしいと
いう事です。
その流れで、ヨーロッパや中東、中国、朝鮮、様々な人に
平和公園に来て、原爆資料館と原爆ドームは見てほしいと
思います。
もちろん、日本人も同様です。
現在も平和記念資料館は伏見稲荷大社に次ぎ
外国人旅行者の人気観光地ではありますが
今後世界中の人々が広島を訪問するようになれば
オバマ大統領の広島訪問は歴史に残る訪問であったと
言えると思います。