昨夜のNHKニュース7で
アナログレコードの人気が
復活しているとありました。
私の予てから述べている通り
人間の能力以上に便利であったり
高性能にしても需要はないと
申しましたが、まさその
一例だと思います。
おそらく針をおいて楽しむ感覚は
インスタントではなく豆でひいた
コーヒーをドリップして味わう感覚
なのでしょう。
しかしレコードを知らない世代に
特に斬新に見えるのは
レコードジャケットではないでしょうか?
CDになりジャケットは歌詞カードと
ともに小さくなって一見便利ですが
芸術的な観点からは明らかに
マイナスです。
それが最近「ダウンロード」という
手段ができ、歌詞カードすら無くなる
事態になります。
ジャケット画像も著作権の問題からか
小さな画像に縮小されて
目で音楽を楽しむことは
プロモーション映像の発展から
レコードのパーツには
求められなくなりました。
しかし音楽に集中したい時は
やはりジャケットをそばに
おいておきたいものです。
ダウンロードした音楽をBGMに
移動したり作業したりするのとは
また別なことなのです。
ラジオからテレビに時代が移りかわり、
音楽もゲームの一部や映像作品の一部に
なっていますが、ここにきて
音楽を楽しむことが回帰されていることは
新しい音楽を生む起爆剤となりえます。
産業的にもこれが世界に広まれば
経済的にも恩恵をうけることに繋がります。
あとはソフトの問題です。
ミスターチルドレンが新しいアルバムを
USBにするそうですが、
その次は是非アナログ盤も
検討していただきたい次第です。