2030年度時点の電力需要をどのような電源を
組み合わせて賄うかを決める「エネルギーミックス」
について、経済産業省は4月28日開かれた
有識者会議に原子力発電の比率を「20%~22%」
再生可能エネルギーを「22%~24%」とする素案を
示しました。
先日のNHKニュースからです。
現在猛烈な反対運動がおこるさなか、稼働ゼロを
20%~22%と示すのは、いくらなんでも無謀です。
私は原発反対ではありません。残った燃料は
使っても使わなくても手段なき廃棄をせねばならず
稼働できる施設もたくさんあります。既存のものを
すべて使い切るまでに次の発電システムを研究
していくべきです。
しかし原発再稼働が容易でないことは現実です。
自然エネルギーもこれ以上増えてもかえって
混乱します。各戸建住宅が太陽光発電をする
以上に必用はないでしょう。
効率は落ちるからかもしれませんが、地熱発電
は北海径、東北、中部、九州地区で
最低10か所の大型施設が必用です。
バイオマスも太平洋側と日本海側の2か所で
実験と併用しながら供給していくしかありません。
国と研究所と企業の協力が必須です。
これに水力、火力を合わせるのですが
原子力は再稼働に対しての拒否反応が強く
20%以上にしたくとも10%が
現実的には限界でしょう。
有識者会議は再度現実を見つめて
検討しめるべきです。
またわれわれ国民も
次世代エネルギーのめぼしが付くまでは
原発も利用しなければいけないことを
認めなければなりません。