2016年2月27日土曜日

梅田でのプリウス暴走事故の原因

2月25日午後12時30分すぎ大阪市を代表する
繁華街「梅田」で、突然黒のプリウスが暴走、
歩行者信号が青で横断中のスクランブル交差点
に猛スピードで突っ込み、さらに歩道を直進して
新阪急ホテルの花壇にぶつかり止まりました。
繁華街の歩道に突っ込み人々をなぎ倒して
行ったため、1人死亡、1人が意識不明の重体
他にもたくさんの重軽傷者をだしました。






















青矢印は黒エスティマが通常運行した経路です。
地図左下の阪神高速梅田出口を出て、大阪駅
の突き当りを左へ曲がり初信号を右折した
■のところで、体調が悪くなりハザードランプを
点灯させて停止しました。
赤矢印が、その後意識を失い暴走した経路で
×で止まりました。

この事故の原因のひとつは無理のある梅田の
再開発です。
緑矢印が従来の道路で、突き当りになって
いました。
ところが、大阪駅の再開発事業で従来の道路に
高速バスターミナルを移転して、駅舎を拡張し
現在のヨドバシカメラの場所を獲得できなかった
三越百貨店にその一等地を与えます。(現在、
三越は撤退)そして道路は新しくつくった駅北側
の複合施設「グランフロント大阪」のど真ん中に
迂回して、ヨドバシカメラの北側をとおり、新阪急
ホテルの前まで通されます。新しくできた
この部分までは広い道路幅なのですが、
この先はゴミゴミした古い道で、阪急梅田駅の
ど真ん中をくぐるため道幅は狭くなります。
それが原因で、■から×にまっすぐ直進したのに、
車道から歩道にのりあげることになったのです。

もうひとつ、この事故の原因です。
体調悪化かどうかはわかりませんが、ハザード
ランプをつけて停止するのではなく、パーキング
シフトに入れて停止すれば、意識を失い
アクセルを踏んだところで、車は動かなかった
のでは・・・。