2016年2月15日月曜日

2015年10~12月期の国内総生産(GDP)マイナス成長

2015年10~12月期の国内総生産(GDP)は
前期比0.4%減、年率換算1.4%減となり、
2四半期ぶりのマイナス成長になりました。

設備投資では2期連続で増加したものの、
中国や東南アジアの経済の成長鈍化などで
輸出が伸びず、暖冬の影響や賃金が上がらない為
個人消費が伸びず、ほぼ全滅の状態です。

国内総生産(GDP)を押し上げる牽引役がないと
指摘されています。
私は牽引役は日本国内の個人消費しかないと
思います。
本日、国会で安倍総理は企業の賃金上昇は今年も
見込め、求人の有効倍率も上昇しており
ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は良好と
さも日本の内需はよくなっていると主張します。
問題はここです。

誰もが、数字までもが、個人消費の落ち込みを
経済悪化の要因に挙げているにもかかわらず
内閣総理大臣が認識をしていないのに、解決する
はずがありません。
現実には、国民の大半は金利低下でローンの借換え
を検討するなどの節約志向になっており、
「もはやデブレである」という状態になってきています。
日本の個人消費が悪いと認めてしまうと、海外諸国
からの信頼を欠くことを恐れて見栄をはって
いるのでしょうか?
海外に貿易をする企業にとっては、正直に発言し
信頼は多少失っても、円安になったほうがいいに
決まっています。
国内景気をよくするためには、国外の視線を
無視することも必要です。