2016年2月20日土曜日

消費税が上がっても介護には影響なし

ネット討論で「公務員はなぜ給料が高いのか?」の
問いに「給料が高くないと有能な人材が集まらない」
という回答がありました。
2月8日に呟いたように、私の考えは公務員と
介護職員は同等の給与であるべきと思います。
今、誰でも就職できる仕事が介護と言われています。
しかし介護職員ほど適性があり、過酷な難しい
仕事はありません。

川崎市幸区の老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で
昨年入所者の男女3人が相次いで転落死した事件で
殺人容疑で逮捕された同施設の元職員今井隼人容疑者
は夜勤も多い介護の仕事に嫌気がさしたという不満
が動機となったようです。

これから高齢化社会を迎え需要が高まる反面、
機械で代用が難しく供給がすでに追いつかない介護職に
優秀な人材を充実させるには待遇改善しかありません。
今回、川崎市の老人ホームでの事件は、介護職に
適さない人物が介護職が人手不足だったために
介護職についてしまったことです。
もうひとつは、介護職が人手不足のために、夜勤で
何事もなければよいのですが、何かあると非常に
ハードな仕事であるということです。
現在は介護に適した人材も、給与や勤務条件の悪い
介護分野に就職しない人が大半なので、一刻も早く
改善すべきです。

人材確保が急務なのですが、ハードも準備すべきです。
同人数でも効率的にするには、市町村単位で大規模な
施設をつくり、カメラで監視はできませんが、入居者が
寝てるか起きてるかがわかるセンサーシステムなどを
開発して、職員が入居者に集中できる仕組みが
必用です。

消費税は社会保障や福祉を目的にしていると言いますが
政治家は何と言っても公務員は身内なので、
このような政策は普通できません。
だから第2第3の今井容疑者はこれからも誕生します。