今朝、某生命保険会社の営業が10時頃と11時頃
訪れました。中年女性2人組で、10時と11時と
それぞれ別の人です。
恐らく、日銀のマイナス金利で生命保険会社が
預かった保険掛金を投資で運用できなくなったので
新しい顧客から掛金を募りたいといったところで
しょう。今回、何組も営業に来ているのは、その
成果によっては、リストラがあるのかもしれません。
安倍総理も、黒田総裁も大企業が設備投資や
賃金を上げれば景気がよくなると考えている
のでしょうが、そんな単純なものではありません。
一番の問題は「将来への不安」です。
企業はそれで投資に踏み切れず、国民はそれで
お金を使えないのです。
その「将来への不安」を失くす、または忘れさせる
ことが、景気回復の入口なのですが、入口を間違えて
ウロウロしているのが現状です。
今は日銀がアクションをおこす時期ではありません。
政府がアクションを起こさねばなりません。
高度成長時に作られた道路や鉄道の高架は
老朽化が進んでいます。今こそ公共工事を
する時です。
国が借金を増やすことはよくありませんが
借金を気にする国の姿を見る国民は不安を抱き
国民も節約志向になります。
ここで大幅な投資をして企業や国民ではなく国しか
経済を牽引できる存在はありません。
このままだと、銀行や保険会社など投資運用で
利益を得ている企業は淘汰されます。
それがいいことか、悪いことかは別にして
「将来への不安」が増すことに変わりはありません。