2015年7月31日金曜日

高校野球大阪大会決勝

大阪偕星高校が大体大浪商高校に4対3で勝ち
今年の夏の甲子園の切符を手に入れました。
しかし、大阪の高校野球ファンはこれで半分夏が
終わった感じになっているようです。

別に大阪偕星高校が弱いと言っているわけでは
ありません。エース光田は今年春の大阪大会で
大阪桐蔭高校に決勝で敗れるも準優勝し、この
大阪大会も優勝候補の一角でした。
しかしこの大会のデータからもわかるとおり、
好投手ではあるものの力でねじ伏せる投手では
なく、今日も流し打ちされるとヒットになるケースが
数多く見られました。3年前大阪桐蔭の1番打者
森友哉が大暴れした決勝と比べると大阪偕星の
姫野は見劣りしてしまいます。

そして何より選手も見る側も大阪大会が終わる
ことで、大きな達成感があるからです。ここで
優勝するため、努力し練習するのは当たり前
なのですが、大阪の強豪校の選手は誰もが
得意な球種や弱点、性格に至るまで理解して
いるといわれるほどのデータも行きわたって
います。今日の決勝9回大阪偕星高校の攻撃
で、右中間の長打コースのライナーを予め
右中間に守っていたライトがアウトにしたのも
このデータ野球からきています。
逆にいうと大阪内でのデータ分析で手いっぱい
になり、全国大会出場選手にはほぼ無関心の
ままで甲子園に乗り込みます。

つまりは、大阪大会を優勝するためではなく
2年生からの桑田、清原のように甲子園で優勝
することを目標に選手、スタッフが頑張って
いるかが問われるのです。