2015年7月18日土曜日

「がっこうぐらし」というアニメ

アニメの制作数が増え、当たりはずれが
生じる中、その内容にも今までなかった
手法や脚本の作品も当然ながら何本か
でてきています。
そのひとつが「がっこうぐらし」という作品
です。
なぜこの作品をあげたかというと、迂闊にも
それに気づかなかったからです。

第1話のAパート(前半)は見ていました。
主人公は萌え系キャラの女子高生で
タイトルどおりなぜか友達4人と学校の
空き教室で生活しています。普通に
授業を受けていたのですが、友達が
授業中にも関わらず主人公を呼びます。
主人公はその場を収めた後、保健室に
行くふりをして、友達に要件を聞きます。
そのあたりから、日常系萌えアニメかと
思いテレビをつけたまま、別の用事をして
気がついたらアニメは終わっていました。

その後ネットの掲示板でやたらとこの
アニメが話題になっていました。
気になった私は用事をせず集中して
Bパート(後半)を動画サイトで見ました。

最後の5分、確かに音声は通常なのですが
校舎の窓ガラスはすべて割られていて、
主人公のいた教室は血まみれに荒廃、
校舎の外は映画の「バイオハザード」に
でてくるようなゾンビがウヨウヨしています。
そうです。主人公には日常に映る風景が
実は幻だったのです。

「ドラえもん」は実は植物人間になった
のび太の夢だったという噂が一時あり
ましたが、まさにそれを地で行くアニメ
だったのです。
主人公たち友達4人は人類の危機から
逃れるため学校に立てこもっていたの
です。

4人のうちの一人が鉄の大きなスコップ
を持っていたのは、自給のための野菜
栽培が目的というよりも、ゾンビを破壊
するのが目的だったのです。
過去に「Aチャンネル」というアニメで
金属バットを持ったキャラもいたので
スコップくらい持っていても、萌えアニメ
ではかわいく見えてる自体が異常かも
しれませんが、そのあたりの心理も
ついていたのかもしれません。

この作品に関した「ニトロプラス」の名作
「魔法少女まどか☆マギカ」もそうですが
決めつけて見るとえらい目にあうのが
深夜アニメの醍醐味であることを改めて
知らされた作品です。