「関西電力3.3%値下げ」という記事を見つけて
原油の仕入れ値が下がったのかな?と思い読んでみると
単に新しい料金プランをつくったというだけの話で
まったくがっかりです。
2011年東日本大震災による福島原発のメルトダウンから
日本国内では一斉に「原発反対!」の声があがります。
1986年チェルノブイリでメルトダウンがおこった時は
「あのような事故は日本ではおきない」という意味不明な
誰かの言い分で原発反対の声は世論ではあがらず
その後RCサクセションが原発反対のアルバムを
リリースするも親会社の東芝からの圧力で販売中止と
なるのですが、この時も「原発反対に異議を唱えるバカ」
のような目で世間は見ていました。
1994年ロサンゼルス地震の時も対岸の火事のように
見て「日本はビルや高速道路が崩壊することはない」と
言っていましたが、翌年の阪神大震災で痛い目を見ます。
それでも原発反対の声はあがりませんでした。
我が身にふりかかってはじめて「原発反対!」と言うのを
見ていると情けなく思います。
それ以上に情けないのが「関西電力」です。
このような世論の動きをまったく無視して原発主導の
経営方針を修正しないのは見上げた根性です。
で、今年の電力自由化で顧客を奪われて、ようやく
重い腰を動かしたかと思えばこれです。
こんな無意味なプランを作ったところで、何の対策にも
なりません。もちろん保有する核燃料を消費するまで
原発は必用で、新しいより安全な原発の新規建設も
必用かもしれません。しかし経営する企業はその先を
見なければならず、メタンハイドレートのような新しい
エネルギー開発や、ゴミを超高温で焼却した熱を利用した
発電システムなど新しい技術のための研究をするべきです。
研究することによって原油価格も下落して火力発電の
コストも下がります。そのうえで近畿大学など原子炉のある
大学と共同で原発のより安全な運用を考えるべきです。
と言ってもバカな関西電力は絶対にこのようなことは
やりません。
ここは大阪ガスがエネファームを低価格で普及させて
もらうことが一番の特効薬となりそうです。