2016年7月21日木曜日

放送局は報じるべくことを報じるべき

NPBでは見直しを進め、16日都内で開かれた規則委員会で
新しい運用基準を決めました。
これまではキャッチャーなどがランナーの走路を塞いだ場合、
厳格にルールを適用してきましたが、今後は、送球がそれる
などしてやむをえず走路に入った場合には、適用しません。
そのうえで、キャッチャーのブロックやランナーの体当たりなどで
衝突があったかを重視するということです。

これはNHKの5日前のニュースですが、いよいよ明日から
運用されるようです・・・

が、これはNPBの言い訳に過ぎません。

過去に「コリジョンルールの欠陥」で述べたとおり
もともと今回「新基準」と言われるものは今年からの改正事項に
含まれていたものです。
それをいまさら真顔で「明日から新基準」と言っているのが
笑えます。

さらに不思議なのは、マスコミが何もこのルールを適正に
運用していないNPBに異論を唱えていないことです。
舛添前都知事の不正疑惑の時は何時間も何日も、
同じような顔の評論家が同じようなことを言っていましたが
今回この件で、「ルール通りNPBがルールを運用していない」
と反論するメディアがないことです。
普通なら法律に詳しい弁護士がルールと運用された実例を
とりあげて解説してもよいはずなのに、どこのテレビも
そのような企画がありませんでした。

これはNPBの見えない圧力があるから、放送局がそのような
アクションをおこせないのです。某総務大臣に「放送の自由が!」
とか言う前に、放送局は報じるべくことを報じるべきです。