ある番組で2016年アメリカ合衆国大統領共和党
候補者予定のトランプ氏について解説していました。
「アメリカはアメリカ国民のためだけにお金を使うべき」
という反面「アメリカをふたたび偉大な国に」と言うのは
理屈があわないと言っていました。そのとおりです。
また有名な具体的な発言では
「メキシコとの国境にメキシコの負担で大きな壁をつくる」
「イスラム教徒は入国させない」
ともトランプ氏は言っています。
しかし、これらの発言もアメリカがアメリカのためだけに
がんばって偉大な国とならないように、メキシコが
自腹切って壁の建設などはしないでしょうし、
世界人口4人に1人を占めるイスラム教徒をアメリカから
締め出すことなど不可能です。
怖いのは、この不可能発言が支持を得ていることです。
これに似た現象が自称イスラム国であります。
自称イスラム国はテロリストでありますが、東欧や中東
一帯にイスラム教国家をつくることを目的としています。
しかし、テロリストはテロリストであるから戦えるわけで
国家となってしまえば、世界から叩かれて一瞬で
終了してしまいます。
できること できないこと
この判断できない人が世界には多く存在することが
明らかになっています。
最近日本でも「SEALDs」というあやしい団体が
一世を風靡しました。
心配なのは投票年齢が引き下げられる選挙です。
「投票しない」という人も多くいそうですが、
「できること できないこと」の判断ができない人が
どれくらい存在して、どう考えているのかが
まったく未知数なのです。
まずは昨夜のテレビ番組のように、冷静にメディアが
主導して常識的な判断を皆ができる環境をつくることが
第一だと思います。