政府は本日早朝、米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)の
約半分の返還に伴うヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の
移設工事を再開した。
沖縄県警などは、反対派が工事現場の出入口付近の県道に
車両を置くなどして築いたバリケードの撤去作業を始めた。
現場は座り込むなどして抗議する反対派と、
それを排除しようとする全国から動員された機動隊員が
激しいもみ合いとなり、大混乱となっている。
今日のネットニュースからの抜粋ですが、
永遠にわからないのは、「なぜ反対するのか?」です。
中国近海の南シナ海、東シナ海は軍艦、潜水艦が数多く
往来する危険な海域です。よって自衛隊や日本を守るために
米軍の基地のウェートが高くなることは当然です。
その負担軽減をするために規模縮小のための工事です。
確かに基地周辺の騒音は酷いものです。
それを体験したのは片山津温泉に1泊した時です。
その時だけ特別なのかもしれませんが、地方空港の旅客機
が離陸、着陸するよりはるかに多い回数で、騒音に関しては
旅客機の比ではありません。
そういった基地が数多くある沖縄県の負担の大きさは
わかったとしても、それを減らすことになぜ反対しているのか
まったくわかりません。
もしわかるとすれば、反対する理由は基地を移転してほしく
ない人たちが反対している場合です。
なぜ移転してほしくないのでしょうか?
ある報道では現在ある基地の地主の多くは沖縄を離れて
首都圏などで、土地に対して国が払う保障費用で生活を
しているとのことです。普天間基地がなくなると、これらの人は
生活できなくなるから必死だということです。
しかし、そう単純なものなのでしょうか?
おそらく普天間基地周辺や沖縄県の経済の流れで
あの場所に基地がないと、経済的な痛手を負う仕組みが
できあがっているのではないでしょうか?
大阪都構想に向けて大阪市を5つの特別区に分ける
国民投票で特別区になると生活が苦しくなると感じた
いつもは政治に関心のない高齢者層仲間が反対の票を
投じに行く風景と沖縄で基地反対を唱える人々は
規模こそ違え、どこか似ているような気がします。
沖縄県が口にできない本音を国が理解して対応することが
重要だと思います。