北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、日本時間の午後0時半から
「特別重大報道」として臨時ニュースを伝え、 日本時間の6日
午前10時半、北東部で初めての水爆の実験を行ったと発表
しました。
北朝鮮が水爆の実験を行ったと明らかにしたのは初めてです。
誇らしげな報道から見て、実験自体は成功したのでしょうが
実質は大失敗です。
恐らく北朝鮮は水爆実験により、周辺国、とりわけアメリカに
国力、軍事力の凄さを見せつけたかったのでしょうが、それは
30年前の手法です。
逆に、実験した場所は中国、ロシアから近いこともあり、欧米
だけでなく、中国、ロシアからも非難される声明がでるものと
予想されています。
指導者である キム・ジョンウン(金正恩)の好みで、このような
手段にでているのかもしれませんが、通常の武力では、どう
アピールしようと北朝鮮は欧米に劣ります。
地下から地下へ運ばれた爆発物
国家に養われたテロリスト
成層圏に軍事衛星
It's A NEW STYLE WAR
ひび割れた原子力
雨に溶け風に乗って
受け止めるか立ち止るか
どこへも隠れる場所はない
It's A NEW
STYLE
It's A NEW STYLE WAR
これは約30年前の浜田省吾の曲の歌詞の一部です。
北朝鮮が軍事力で優位に立つには、テロリストをコントロール
することしかないと思います。
最近キム・ジョンウン(金正恩)の側近が処刑や左遷されている
のは、恐らく周囲も現在の北朝鮮の動向に疑問を持っており
キム・ジョンウン(金正恩)自身もそれを感じてのことだと思います。
こういった実験を重ねるごとに、北朝鮮は対外的にも内政的にも
不利になっていることを理解しているのでしょうか?