2015年1月26日月曜日

安倍総理とイスラム教の今後

イスラム国による日本人人質事件において
湯川氏の遺体の一部らしき写真を持った
後藤氏の画像がアップされました。
イスラム国こ後藤氏とヨルダンの死刑囚との
捕虜交換を要求しております。
安倍総理の中東訪問のタイミングで
身代金要求を受け、
対策としてヨルダンに中山副大臣を
配すると、ヨルダンに拘束される
捕虜の開放要求を受けています。

完全に日本の行動が裏目にでております。

まず、安倍総理が中東訪問の際
2億ドルの人道支援を表明したことは
国際社会の中の平和国家日本として
決して間違いではないと思います。
ここで、身代金要求をしたのは
イスラム国の都合によるものです。

「裏目」とはこの先の行動です。
イスラム国は国家でもなければ
これまでのテログループとも違います。
拘束された時点で殺害されたという
覚悟を持たねばなりません。
しかし、国家としては世論などもありますので
解放へのアクションは必要です。
失敗はヨルダンに本部を置いたことです。

日本が2億ドル拠出は人道支援のためと
声明を出した場所がイスラエルという
アメリカ合衆国の支援国というのも
よろしくはなかったのですが
対策本部がイスラム国の敵地ヨルダンと
いうのは、説明して理解を求める姿勢では
ありません。

トルコやイラクに本部をおけない事情も
あるのでしょうが、ここは曖昧にしておくべき
だったと思います。

処刑映像を出さず、非公式的な静止画で
ネットリリースしたところからもわかるように
イスラム国は焦っています。
記者や被害者家族や諸団体から
政府に圧力がかかるので
何等かの声明をだす必要もあるのでしょうが
ここから先は、アクションを起こさないことが
アクションを起こすことであるという
選択肢もあることを認識いただきたいものです。

これ以上墓穴を掘ることは
あらゆる手段を使い、自民党を攻撃して
党の存在感をアピールしたいと考える
民主党の餌食になることは間違いありません。
今後の国会運営に影響します。

イスラム国が強制的にイスラム教徒を増やすことに
迷惑と思いながらもほくそ笑んでいるのか
イスラム教徒がイスラム国に大きな抗議行動を
起こさないことも危惧します。

日本国内のイスラム教徒個人個人は
「あれはイスラム教の教えに反する」という一方
イギリスのイスラム教指導者は
日本の2億ドル拠出は戦闘参加ではないが
戦闘支援していると発信しています。

実際、大阪の生活保護費を受給している人の一部が
費用を生活費に充てず、パチンコや競馬の
ギャンブルに充てているという事実もあり
何にでも姿を変えるのが「お金」ですから
イスラム教指導者の言うことも一理ありますが
ここはまず残虐な行為に「NO」を突きつけるべきです。

国連の常任理事国におけるイスラム教徒は
高い割合ではありません。
「まさか」と思うかもしれませんが
国連軍がイスラム教徒撲滅に動く可能性は
ゼロではありません。
各地のイスラム教指導者は、
真面目なイスラム教徒に被害が及ばぬよう
イスラム国を非難する大規模な行動を起こすべきです。