いよいよ、日本人二人が
イスラム国に殺害されました。
報道として、殺害予告になっていますが、
今までの状況からして
イスラム国も殺す気ですし
(というか、既に殺害されているかもしれません)
日本国も、世界的立場から、
身代金は支払いません。
親族、関係者には申し訳ございませんが
もう過ぎた事項です。
特定秘密保護法が施行されましたが
アメリカですら手を焼いているのに
我が国がどうあがいても
解放は現実的に不可能です。
今回、この状況に至ったのは
ざっくり言ってふたつあります。
ひとつめは
サウジアラビアとアメリカ合衆国の陰謀で
原油価格が暴落し、イスラム国の資金源たる
原油に価値がなくなったことです。
つまり、今イスラム国は
兵器が買えず、焦りまくっているのです。
アフリカテロで注目が自分たち以外に
向いているのも面白くないかもしれません。
昨日米原で捕まった少年Aみたいなものです。
ふたつめは
今、安倍総理が中東を訪問しているからです。
日本は人道支援のために
尽くすつもりではありますが
尋常でない、イスラム国には通用しません。
というか、日本語という「ことば」も
よくわかっていないかもしれません。
2億ドル支援をするニュースを聞いて
「それなら俺らにも2億ドル払ってくれるだろ」
の感覚でしょう。
イスラム国も、殺されたふたりも
はっきり言って、どうでもいいですが
これにより次の国会で
安倍総理への外交姿勢が問われ
予算が4月になっても通らないと
経済的に悪影響を及ぼすものと思われます。
明日、為替、株価が大暴落するかもしれません。
「きちがいイスラム国とアホな日本人ふたり」
の問題と、外野席から見ているつもりの人にも
火の粉は降りかかるのです。
これからは、イスラム国から
テロリストが逆輸入されるケースも
いよいよ現実味を帯びてまいりました。
今回の動画で
ナイフを持った男が日本人でもなければ
日本語も話せないので
明日、明後日という話ではありません。
しかし、イスラム国に行かずとも
それを理由に殺害を犯す便乗犯行も
でてくる可能性はあるのです。
で、考えなくてはいけないのはここからです。
フランスの風刺画新聞テロの感情は
「表現の自由」を経て、対イスラム国から
対イスラム教になりつつあります。
世界的な目から見て、
「イスラム国=イスラム教」という公式が
成り立ちつつあるのです。
しかし、日本は、
この方向に向かってはいけません。
イスラム国を叩くのはいいですが、
イスラム教を憎んではいけません。
私は無宗教ですし、
イスラム教を擁護するつもりもありませんが
日本にとっても、アジアにとっても
イスラム教は必用です。
ハラルや礼拝について、
もっと理解を深めるべきで
今回の件が障害にならないことを願います。
そのためにも、イスラム教徒の方々も
イスラム国に対して何らかの意思表示を
示すことが必用だと思います。