今日から国会が始まりました。
予想通りの質問と予想通りの回答。
野党も次の選挙に思いがはせて
税金の無駄遣い会議となりそうです。
維新の党が主張する
国会議員、公務員の報酬カット
共産党の主張する
政党助成金の廃止は
早急に導入すべきです。
安倍総理は歴代首相の中でも
私が最も尊敬する人物ではありますが
これらの野党の声を取り入れても
このままでは、残念ながらアベノミクスは
失敗に終わります。
どうして断言できるのかと言うと
「第3の矢」が的に当たらないからです。
というか、的がどこかがわからないのです。
大手企業ですら将来に不安を抱え
設備投資に躊躇する中、2年以内で
隅々までの成長は無理です。
地方創生で石破大臣が言っていることが
よくわからないことに象徴されるように
政府がマクロ単位で遠くの細かいところまで
どうこうはできないのです。
政府がすべきことは、
大きな改革を断行することで、
後は、企業や地方に任せるべきで
「地方創生大臣」自体が誤りの一歩なのです。
以前から私が申しているとおり
まずは、首都圏(東京から私鉄が網羅する範囲)
に所在する法人に対して極端な増税を科し
税収が10兆円になるよう調整する代わりに
その他の法人税を撤廃します。
補助金や税金優遇のような中途半端な措置より
確実に地方に活気がでます。
同様に、首都圏に住む(特に23区内と周辺)人からの
所得税を増税、高額所得者や資産家にはさらに増税し
税収を20兆円にします。
ここから支出する公共事業は
地方に新幹線を引いたりするのではなく
現在のインフラを更新していくことに使います。
インフラだけではなく、空家を整理し、
古い住宅を新しいものに建て替えていきます。
そうすることにより、都市部でも空地ができ
公園や緑地の面積も増えていきます。
今の状況で地方に新幹線を引いても
首都圏に地方が吸い取られる
ストロー現象が生じるだけです。
もちろん農協改革も必用です。
しかし、これらの大胆な政策を行わないと
慢性的な病理に対する特効薬にはなりません。
是非ともご決断をお願いします。