2015年1月18日日曜日

いつから、ヒット曲はなくなったのか。

いつから、ヒット曲はなくなったのか。
いつから、ポピュラーソング(流行歌)は無くなったのか。
これは、難しい問題です。

ラジオからテレビ。
テレビからビデオ。
ビデオからネット。
メディアの変化もあります。

あるミュージシャンは
ネットからのダウンロードや
動画サイトなどの違法アップで
CDが売れないと嘆きますが、
私はメディアの責任だけではないと思います。
カラオケの人気曲から、その傾向が伺えます。





1 レット・イット・ゴー~ありのままで~ 松たか子 2014
2 ひまわりの約束 秦基博 2014
3 ようかい体操第一 Dream5 2014
4 中島みゆき 1998
5 Darling 西野カナ 2014
6 恋するフォーチュンクッキー AKB48 2013
7 Story AI 2005
8 奏(かなで) スキマスイッチ 2004
9 ハナミズキ 一青窈 2004
10 R.Y.U.S.E.I. 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE 2014

2014年12月DAM カラオケ総合ベスト10です。
一番右はその曲がリリースされた年です。

上位2曲は映画の主題歌です。
それを含めて2014年の曲は半分の5曲です。

驚くべきは昨年の売り上げベスト10に入った
「ヒット曲」はこの中に存在しません。
つまり、昨年の「ヒット曲」とは言いましたが
売れた曲がみんなに愛された「ヒット曲」では
ないということです。
聴く人が曲を選んでいたのが
売る側が曲を買わせる時代に
変わっているのです。

オリコン1位を取ることがステータスとなり
発売前日がその曲の最高売上日となることが
慣例となっています。
別に1位になることが「ヒット曲」ではありません。
たとえばサザンオールスターズの「いとしのエリー」
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」など
1位になっていない名曲は数多く存在します。
2014年12月カラオケランキング4位の
中島みゆき「糸」のオリコン最高順位は
1位どころかベスト10にも入らず、12位です。

私の考えでは2007年から2008年にかけて
氷河期に突入したと思っています。
しかし本当に「ヒット曲」たる名曲は
なくなったのでしょうか?

民法テレビは音楽情報番組に消極的です。
NHKにしても、自局のドラマなどの番組関連以外は
いい曲をピックアップしません。
ネットはアマチュアからプロへの発掘の場として
効果を見せていますが
名曲を紹介する場にはなっていません。

動画投稿やコミュニティサイトもいいですが、
みんなで名曲を探して、ヒット曲を生み出す
サイトがあってもよいのではないでしょうか?