久々にアニメについて語ります。
テレビアニメには設定があります。
ギャグアニメ以外だと、結構これが複雑です。
しかし見ている人もわからないのに
わかったような気になって
ついて行ったりします。
「サイコパス2」という深夜アニメが最近ありました。
「踊る大捜査線」シリーズを作った人が
次の企画として時間をかけ作られたもので
2012年から半年間フジテレビで放映後、
来週からの劇場版上映のPRも兼ねて
続編を昨年末3か月間テレビ放映したのです。
未来の鎖国した日本が、犯罪を犯す前に
犯罪を起こす度合の高い人を取り締まる
という世界でのお話です。
刑事モノのようなお話ですが
犯罪は病気のような扱いになっている世界なので
主役は厚生省の管轄の人たちです。
ある政治経済の討論番組で宮崎哲弥氏が
司法問題でこの作品をとりあげ話題にもなりましたが
詳しい話は省略します。
私はよく「東京の一極集中」について、
「思い切った手を打たないと、打開されない。」
と言っていますが、
このアニメでは人口はすべて都市部に集中し
地方は機械がオートマチックに農業生産をしているという
悪夢のような日本が形成されています。
この複雑な設定の世界で
「サイコパス2」は放映されたわけですが、
私が見る限り、話の辻褄が合わなくて、
ファンが集う交流サイトで質問をしたことがあります。
最初のレスは「バカか。」「よく見て見ろ。」とか
罵られるだけで、誰も答えてくれません。
しばらくすると、
「自分もわからない。」というレスも帰って来て
結局は誰もわかっていなかったようです。
つまり、あまりにも独創的な世界で
ストーリーも面白いので、誰も疑問を抱かず
引き込まれているのです。
これからも面白いアニメを期待しますが
魅力的な作品が「新興宗教」で
熱狂的なファンが「信者」のように
ならないことを望みます。